新型ウイルスで暗躍した悪者列伝(というほどでもないが)を紹介しましょう。

 こんな危機にもかかわらず、厚生労働省の役人は、感染者の国籍を明らかにしていません。当初の感染源はほとんど中国人だったはずです。国家として、中国に責任があるということに明確にしておく必要があります。中国は、アメリカがウイルスを撒いたと、平気でプロパガンダする国ですからね。また、観光庁は武漢ウイルスの拡大を知りながら、日本は医療体制もしっかりしているから、「安心していらっしゃい」と言わんばかりのメッセージを送り続けていたのです。無責任極まりない人たちです。

 

 さらに、今回の特別措置法に反対した議員がいたことには、あきれてものが言えません(書けますがね)。ネットで議員名はわかりますので、軽蔑あるいは憐みの心をもって、名前を覚えてください。この人たちは、国民の命を守ることより、自分たちのイデオロギーが大事だということですから、国政に関わってはいけない人間です。

 とくに、れいわ新選組の参議院議員は、多くの人に助けられて、議員活動をしているというのに、「人の命を救わない」選択をしたことに憤りさえ覚えます。

 

 安倍首相の決断が遅い、中国に遠慮し過ぎだ、指示が不明確だ、やることがケチだ、そんな批判を首相に浴びせるのは、すべて皮相な見方です。

 安倍首相に限らず、日本の首相は、強い意見は言えても、一人で決められることなど、ほとんどありません。愚かな野党の声を聞き、さらに愚かな官僚の声を聞き、官僚に同調する与党議員の声も聞き、中国に頭をなでなでされている与野党議員の声も聞き、あまりに多くの意見を聞きすぎるため、自制が効きすぎてしまうのです。

 安倍政権の判断は、「欧米や中国と違って、日本人は強制しなくても、節度を守ってくれるはずだ」という国民への信頼から出ているものだろうと思います。

 諸外国は、日本の規制の緩さを批判的に見ているようですが、日本独自の信頼メソッドが成功したとき、日本は東北大震災以来、再び世界の絶賛を浴びるでしょう。

 

 そのためには、ガマンあるのみです。国民をガマンさせるな、という特別措置法に反対の議員たちの言動は、武漢ウイルスをさらに広め、日本をパニックに陥れ、政権の責任を追及しようとすること以外、考えられません。要するに「国家は敵だ」という妄想から抜け出ることができない哀しい人生を送っている人たちなのです。

 人命より、自由や人権のほうが、大切だという説得力のある理由があるなら、聞きたいものです。

 

 こんな非常時には、大儲けができると、卑しい根性丸出しの人間が出てくるものです。

 孫正義の検査キットを100万人分提供するという「受け狙い」は猛批判をくらい失敗。今度はマスク100万枚を提供して、絶賛。世界中でマスクが不足しているのに、中国がマスクの価格をベラボウに吊り上げているのに、そんな簡単に手に入るものでしょうか。働かないで金儲けする方法しか考えない彼の性格からして、裏があるに違いありません。手放しでほめるほどのことではないと思います。追記:裏どころか、完全に金儲けでした。さっそく、頭の弱い愛知県知事と大阪府知事が乗ってきました。混乱に付け込んで、またまた大儲け。

 孫くらいの資産を持っているなら、今こそ最低100億円まるまる寄付ですよ。それで、少しでもそんけいされれば、ソンしないでしょう。

 

 東北大震災のときの彼の行動を覚えていますか。原発事故が起きるやいなや、菅直人史上最低(鳩山由紀夫と同率最下位)首相を言いくるめ、二人だけで、太陽光発電の売電価格を基本40円に決め、いかにボロ儲けしたのか。今、参入すると13~14円ですよ。そのしわ寄せは消費者にきていたのです。効率の悪い太陽光発電に将来性がないことは確かです。習近平中国でさえ、太陽光パネルをダンピング輸出して、ひと儲けしたあとは、原子力に切り替えています。パニックに乗じた売電合戦は、孫の一人勝ち。

 また、大震災の際には、100億円寄付すると宣言しましたね。ところが、『週刊現代』に寄付していないと暴かれ、あわてて弁明すると言う有様。たぶん、寄付はしていないでしょう。何か見返りがない限り、そんなことするわけがありません。実に信用ならない人物です。

 

 医療関係では、腹の立つことばかりです。そもそも、こんな時期に、のんびりテレビ出演しているだけで、ヒマ人ということでしょ。

 とくに上昌弘、久住英二、濱木珠恵というナビタスクリニック関係の「3馬鹿トリオ」は最悪。濱木などはコメントする資格さえないレベルなのに、なぜテレビ局が呼んだのか。しかも、実績もなにもないナビスタクリニック関係者を3人も登場させるなどとは、メディアの見識を疑います。当然、裏があるはずです。裏がなきゃ、こんなでたらめコメントを連発する人間が度々テレビに出るはずはないと思います。

 上昌弘は盛んに全員検査を叫び、おかしいと思ったら、検査キットに絡んでいた。孫とも絡んでいた。久住英二は抗体検査をすれば、安心できる人が増えると言いながら、自ら抗体検査キットを中国から輸入する手はずを整えていた。

 何たる、荒廃か! 

 と、怒りを抑えきれないでいたら、慶応大学の大馬鹿研修医の実態が文春オンラインに出てきました。これこそ、本当の医療崩壊です。

 今、現場で、一人でも多くの命を救おうと、人手不足に悩みながら、悪戦苦闘している医療関係者がいるというのに、いいかげんなコメントを垂れ流すナビタスといい、慶應といい、どんな神経が体内に通っているのでしょうか。

 こういう人間は自宅待機ではなく、口先ナビタスともども現場に放り込んで、しっかり現実を見させることが必要だと思います。

 

 「人の世に処するには局処の利害得失に掩(おお)はれて其所見を誤るもの甚だ多し(『文明論之概略』福沢諭吉著)

 要するに、自分の周りの利害、損得ばかり目がいって、誤った見解を述べる人間がいかに多いかということです。これは、黒船来航により、人心が騒然として、いまだ落ち着かない明治初期に書かれたものです。人心騒乱の今こそ心すべき言葉です。、

 

 そして、最後に、テレビで、知らないことを素直に「知りません、わかりません」と言わず、知ったかぶりのコメントを流し続けた医師たちには、医学の祖・ヒポクラテスの言葉を贈りましょう。

<謙虚であることに努め、自分の限界を知り、何よりも害をなすなかれ>

 

 さらに追記:忘れていました。医師の資格もない、薬剤師の資格もない、まともな論文もない、三ない丸山遺跡のような岡田晴恵を使い続けたテレビの罪は大きい。でたらめ発言連発の中でも、異常だったのは「PCR検査を民間に出さないのは、国立感染研がデータを独占したいからだ」という発言です。私がテレビ関係者だったら、この時点で彼女を下ろしますね。

 常にスタジオ生出演で、一人ファッションショーというか田舎芝居を演じて、うっとりしている姿は、哀れでもあります。いずれにせよ、テレビでコメントした医療関係者の発言は、雑誌メデイアで、時系列を追いながら徹底的に検証すべきです。今後のために!