猫トイレの買替えの注意点とトイレ交換の仕方 | 猫の漫画とケモナーの漫画が見れるブログ

猫の漫画とケモナーの漫画が見れるブログ

猫あるあるを主に描いた猫の日常4コマ漫画と猫に関する豆知識を掲載。他にも無料での似顔絵の請負や獣人漫画も見れます。

猫トイレも、
使っているうちに傷が増えていったり、壊れたり、
子猫が成長してサイズが合わなくなったりしたとき、
あるいは、猫が急にトイレを使わなくなったときなど、
買い替える時期が訪れます。

ただ、猫は環境の変化を嫌うので、
急にトイレを替えると使ってくれないこともあります。

猫トイレの買い替え時期はどんなときか、
猫が新しいトイレを使ってくれるためには、
どういった替え方がいいでしょう?

 

 

  猫トイレを買い替える前にできること

これまでトイレを使ってくれていたのに、急に使ってくれなくなった場合
トイレの買い替えを考えることもありますが、その前に、
ちょっとした工夫で使ってくれることもあるようです。

以下のようなことを試してみましょう。

トイレの場所を変えてみる
トイレのある場所が気に入らなくて、使ってくれないということもあるかもしれません。
風通しが悪かったり、人通りがあったり、騒音があったり、
以前使っていたトイレ場所と今のトイレ場所が違うためだったり、などなど。



フードをつけてみる(外してみる)
以前使っていたトイレがフード付きのものだったため、
今、使っているフードなしのトイレに馴染めないということもあるようです。

その逆に、フードなしのトイレに慣れていて、
フード付きのトイレに馴染んでいないということも。

トイレの好みも、やはり個体差があります。


砂の量を変える
砂の量や、大きさがしっくりきていないということもあるようです。

砂の量を増やしてみたり、砂の粒の大きさを変えてみたりすることで、
使ってくれるかもしれません



スロープをつけて段差をなくす
猫が高齢になって足腰が弱ってくると、
猫トイレにも入りづらくなってくることもあります。

スロープをつけることで、入りやすくしてあげましょう。


ストレスによる健康上の問題
ストレスをためていることで、健康上に問題があってトイレを使わないことも考えられます。
愛猫の様子におかしなところが見られるようなら、動物病院を受診しましょう。
 

 

  猫トイレの買い替え時期の判断ポイント

 

子猫が成長したとき
子猫を迎え、子猫が使える用の入り口の低い猫トイレを購入するかと思います。
けれど、生後6ヶ月を越えてくると子猫は体が大きくなって、トイレが小さくなることでしょう。
なので、成猫用のトイレに買い替える必要があります。

特にメインクーンなどの大型種や、ミックスは、生後2~3年は成長し続けるそうです。
それを考えると、猫トイレは大きめのサイズを見積もったほうがいいかもしれません。


目視で、猫がトイレを狭く感じていると判断するポイントは、以下のものです。

猫がトイレの外側から砂を掻くようになった
立ち座りを繰り返す
猫が転回するスペースがない
、など。

肥満によってトイレのサイズが合わなくなることも
特に、避妊・去勢手術後は、ホルモンバランスが崩れて肥満になりやすいとされています。
術後のフード量は、注意が必要です。

肥満にさせないためにも、一日に必要なカロリー摂取量を把握し、
オヤツを与えた際は、オヤツを摂取したカロリー分を食事量から減らしたり、
甘やかしてフードを与えすぎないようにしたり、と、食事量に注意しましょう。


一日に必要なカロリー摂取量の計算法については、こちらの記事に書かれています↓

 

 

壊れたとき
尿がかかったまま猫トイレを放置すると、
トイレのケースが化学変化を起こしたり、腐食したりします。

また、ひび割れがあると、
割れたプラスチック部分で猫がケガする恐れもあります。

猫トイレは月一回、丸洗いが必要です。
その際に、ひびや変形、腐食がないか、その都度確認しながら洗いましょう。



経年劣化
猫砂を掻いていることで、猫トイレに傷がついてくることでしょう。
トイレの傷から、細かな汚れがたまって、洗浄してもなかなか汚れが落ちなくなり、
臭いが発生してきます。

臭いが残っているということは、トイレに雑菌が繁殖しているということなので、
毎月洗っても臭いが残るようになってきたら、買い替え時期と言えるでしょう。



日中飼い主さんが留守にする場合
買い替えというよりは、猫飼いさんの間でよく推奨されているトイレ数は、
飼っている猫の頭数+1個」とされているので、最低でも2台の猫トイレが必要です。

トイレ2台を置くスペースがないという場合、
トイレ使用後、排泄物を自動クリーニングする「全自動タイプ」のトイレを検討しましょう。

飼い主さんが家にいるのであれば、トイレを小まめに掃除できますが、
不在の場合、トイレが汚れてもそのままとなってしまいます。
が、猫はキレイ好きゆえに、トイレが汚れていると使ってくれずに粗相したり、
我慢して病気を起こす恐れもあります。

予備のトイレを用意することで、少なくとも2回はキレイなトイレを使うことができます。



多頭飼いの場合
上記にあるように推奨される猫トイレの数は、
飼っている猫の頭数+1」です。猫が増えればトイレも増えます。
 

 

  猫トイレの種類

 

オープンタイプ:
猫砂を敷き詰めて使うタイプです。最も一般的な猫トイレとされています。
掃除がしやすいですが、完全にオープンなので、猫砂が飛び散りやすくて臭いも気になりやすいです。


ハーフカバータイプ:
オープンタイプに近いですが、オーブンタイプより壁が少し高いです。
やはり猫砂が飛び散りやすくて臭いが気になります。


ドームタイプ:
さまざまな形状があり、デザイン性にこだわって購入できます。
砂の飛び散りや臭いが上記2タイプより軽減されますが、
トイレが密閉空間ゆえに排泄物の状態を確認しにくいので、健康状態の確認がとりづらいです。
それに、掃除に手間がかかります。


システムトイレ:
二重構造によりトイレの底面に、トイレシートをセットできます。
猫砂の敷き詰められたトレーの下に、トイレシートの敷かれたトレーがあって、
猫砂は水を吸収しないチップで、尿は猫砂を通って下のトイレシートに吸収されます。
なので、猫の排泄物をしっかり吸収してくれます。

掃除は、トイレシートを一週間に一度交換し、
あとは糞を取り除くだけなので、管理が楽です。


全自動タイプ:
上記「日中飼い主さんが留守にする場合」にあげたように、
自動でトイレを掃除してくれます。

猫の排泄物を検知して、汚れた猫砂と糞を取り除いてくれるので、
底面に排出された猫砂と糞を片付けるだけで、掃除できます。

ただ、ハイテクなだけに高価であることと、
電源コードを使うので設置場所が限定されてしまいます。

 

  猫トイレを買い替えるときの注意点

 

同じタイプのトイレを選ぶか、別のタイプに変更するか
以前使っていたトイレと同じタイプ・同じ砂なら、受け入れやすいと言えます。
以前のトイレに問題がなければ、現状タイプで買い替えするのがいいでしょう。

今使っている消耗品も、そのまま使えるのも利点です。

もし、以前のトイレをあまり使ってくれなくて買い替えを考えている場合、
上記にあるように、健康上に問題がないか獣医師さんに診てもらい、
問題がないようなら、トイレ場所を変えて様子を見てみましょう。


場所を変えてトイレを使う頻度が増えたなら、同じタイプのトイレに買い替え、
場所を変えても使う頻度が少ないようなら、タイプを変更して買い替えてみましょう。



標準規格の消耗品が使えるものを選ぶ
「猫トイレは大きめのサイズを見積もったほうがいい」ということが上記にありますが、
大きめの規格外製品は、その製品用に開発された猫砂しか使えないこともあります。
中には、猫トイレメーカーが販売しているものしか使えない猫トイレもあります。

その専用の砂が、一般的猫砂より値が張るのであれば、維持費もかかってきてしまいます。

大型の猫トイレで、大型サイズに合わせるようにすのこの穴が大きい猫トイレの場合、
一般的な小粒のペレット猫砂が使用できないこともあります。

猫トイレを買い替える場合は、標準規格の消耗品が使える猫トイレなのか確認してから、
購入しましょう。
そのほうが猫砂の選択肢も増え、もし使用中の猫砂が気に入らないようでも、
別のブランドの猫砂に変更することができます。

同じように、システムトイレの場合は吸収シートの交換が必要なので、
市販されている吸収シートが使える猫トイレを選びましょう。



出入りのしやすさ
大きめの猫トイレは、入れる砂の量も多い分、砂の飛び散りガードが高く作られています。
特にシステムトイレは、二層式のすのこを収納するため、より入り口が高いです。

砂の飛び散りを防ぐことも重要なポイントです。
しかし、入り口が高くなってしまうと猫トイレに、入りづらくなります。
高齢猫だと足腰が弱くなっているので、なおのこと入るのが億劫になり、
トイレを我慢してしまうかもしれません。

なので飛び散りをガードしたうえで、
入り口が低く、出入りしやすいということもポイントとなります。

ただ、入り口が高くて入りづらい場合、
スロープをつけるなどの対処法もあります。



臭い抑制
猫の尿の臭いは、犬に比べてキツいです。
来客の多い家庭だと、なおのこと臭いが気になるところでしょう。

なので、猫砂や猫シートは消臭効果に優れています。

構造上、臭いを外に漏れにくく、
機能性素材を用いて消臭効果を高めているということも、トイレを選ぶポイントでしょう。



お手入れのしやすさ
今の猫トイレは、どのモデルもお手入れのしやすさを考慮して作られているそうなので、
今の生活スタイルに合ったお手入れができるかが判断ポイントとなるようです。

オープンタイプは、単純な構造なので洗いやすいですが、
頻繁に砂の入れ替えが必要です。

システムトイレは、シート交換は引き出し式で簡単ですが、
砂の飛び散り防止壁が高く、砂の交換はたいへんです。
また、複雑な構造ゆえに丸洗いに手間がかかります。

猫飼いさんの中には、丸洗いよりパーツごとに洗えるほうが便利に思う方もいるようです。

購入する前に、お手入れ方法や分解掃除についても、
ネットや店舗に問い合わせるなどしてよく調べましょう。



デザイン
部屋においても雰囲気を壊さず、インテリアとして見えるようなデザインが理想と言えます。

また、猫トイレが目立たないように猫家具に収納する飼い主さんも増えているそうで、
猫家具の種類も多様化しています。
一方で、収納できるコンパクトなトイレも増えました。

ただ、デザイン・収納を意識しすぎて、トイレが窮屈にならないよう、注意しましょう。
同様に、コンパクトすぎる家具を購入したため、トイレが収納できないということがないよう、
猫家具購入時は内寸も意識しましょう。



優先順位を考える
上記に紹介してきたポイントや、コスパ、猫の性格の問題など、
猫トイレを選ぶ際にどれを優先すべきか、よく考えて購入を決めましょう。

 

 

  新しい猫トイレの交換方法

 

1.交換手順
新しいトイレは、まず古いトイレと並べて、
同じ場所にトイレがあることを認識させましょう。


それで、新しいトイレを使うようなら、そのまま移行しましょう。


2.猫砂は少しずつ新しいトイレに古い砂を混ぜる
新しい猫トイレを使わせる対策法の前に、
猫砂の切り替え方について、少しふれます。

猫は急に環境が変化すると、ストレスを抱えてしまいます。
猫砂はいきなり全部交換してしまわずに、古い猫砂に少しずつ新しい猫砂を混ぜていき、
日に日に古い猫砂を減らして新しい猫砂を多くして、徐々に切り替えていきましょう。


詳しい猫砂の交換の仕方は、こちらの記事で↓

 

では、新しい猫トイレを使わせる方法ですが、
猫は排泄物のニオイでトイレを認識するので、隣に並べた新しいトイレを使おうとしないのであれば、
尿の臭いのついた猫砂を新しいトイレにすこし混ぜてみましょう


3.古いトイレを別の場所に移動
新しいトイレと古いトイレを並べて置いておきましたが、
新しい猫トイレのほうはそのまま以前トイレがあったところに置いておき、
古いトイレのほうは、別の場所に移動させましょう。


ただ、猫の性格によって、従来のトイレが見つからなくて不安になってしまうことがあります。

不安にならないように、しばらくの間はまず別の場所(別の部屋、廊下なら端から端に移し)で、
古いトイレを片付けずに様子をみましょう。


そして、その場合は新しいトイレの近くに、蹴りぐるみなどのおもちゃを置いたりして、
新しいトイレに近づいてくれる仕掛けを考慮しましょう。



4.古いトイレを撤去
新しいトイレを何度か使った様子があるようなら、
古いトイレは撤去しましょう(ただ、まだ処分はせず)。

新しいトイレを同じ場所に置いておくことで、
そのまま使ってくれるようなら古いほうの処分を考えてもいいかと思います。

が、神経質な猫だと、それでも古いトイレにこだわってしまうこともあるかもしれません。
時間をかけて慣らしていきましょう。

 

 

 まとめ

猫トイレの買い替えのポイントは、

以前のものと同じタイプのトイレを選ぶ

もし、以前のトイレをあまり使わなくなって健康上に問題もなく、
トイレ場所を変えてもあまり使わないようなら、別のタイプのトイレに変更を

専用の猫砂やシートしか使えないものでなく、
一般的な猫砂・シートが使えるトイレを選ぶ

入り口のガードがあまり高くなくて入りやすく、
かつ猫砂が飛び散りにくいもの

消臭効果に優れたもの
お手入れしやすいもの
インテリアに馴染むデザインのもの
猫家具に収納できるもの
猫が窮屈にならないように広さのあるもの
選ぶ際に何を優先すべきかよく考えること

といったこととなります。