猫の避妊・去勢手術後の食事の注意点 | 猫の漫画とケモナーの漫画が見れるブログ

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  猫の避妊・去勢後は「肥満」に注意

避妊・去勢手術することで、
生殖器官に使われるエネルギーが消費されなくなるため、
肥満になりやすいと言われています。

エネルギーが消費されずに食欲が増すので、太りやすいというわけです。

さらに下部尿路疾患という、
膀胱から尿道に起こる病気にも気を付ける必要があります。
 

 

  基本は獣医師さんの指示で

避妊・去勢手術を行った当日は、麻酔の影響を考えて食事を控えるように指示されることが多いです。
手術した時間・状況で食事開始のタイミングが異なるそうなので、
退院の際に獣医師さんに確認しましょう。

水を飲ませるのも、舐める程度から始め、
むせたり吐いたりする様子がなければ、少しずつ自由に飲水させるようにしていきます。

食事も、少量を1日に何回かに分けて与えましょう。
食欲が戻って、1日の量を食べられるようになったら、通常の食事量に戻しましょう。

ストレスにより食欲がないこともあるので、
食欲がない、元気がない状態が続くようなら、獣医師さんに相談を。


※避妊・去勢手術後に吐く原因
術前、術後は絶食が必要で、空腹時間が長くなります。
そのようなときに食事を再開して、いきなり多くのフードを食べてしまうと、
胃を刺激して吐いてしまう恐れがあります。

術後の食事は上記にあるように、1日に何回かに分けて少しずつ与えましょう。

また、手術の時の麻酔や使用した薬の影響で、食道や胃腸の動きを悪くして、
食道炎や胃腸炎が起こってしまうことが、まれにあるそうです。
この場合、吐き気と食欲低下を起こすので、続くようなら早めに動物病院へ。

ほかにも、いろんな原因により吐くこともあるので、
一概に手術が原因とは言えないこともあります。
様子を見て、獣医師さんに相談するのが良いでしょう。



※避妊・去勢手術後に下痢する原因
手術や入院によるストレスによる腸炎で、下痢することがあります。
退院して、落ち着いてくれば治まると言われています。

また、処方された抗生剤が合わなかったことで、
腸内細菌のバランスが乱れて下痢を起こすこともあります。
その場合は、薬を飲ませるのを中止し、
続くようなら獣医師さんに相談し、整腸剤で腸を整えるなどします。


下痢が長引いてしまうと脱水を引き起こすので、
早めに動物病院を受診しましょう。


また、元気なようにみえても、
長期間下痢や軟便を繰り返しているようなら、
ホルモンバランスの一時的な崩れが原因であることも考えられます。
この場合、ホルモンバランスの崩れ以外の原因がないか獣医師さんに調べてもらったうえで、
消化の良いフードについて相談することが必要かもしれません。

 

 

  高タンパク質でカロリー・脂質は抑えられたフードを

肉食動物である猫にとって、タンパク質は必要な栄養素です。
カロリーは抑えるけれど栄養をしっかりとれる、
高タンパク質でカロリー・脂質の抑えられたフードが良いです。

DHAやEPAが豊富に含まれる魚の使用されたフードは、
カロリー・脂質を抑えているので、良いかと思われます。

さらに食物繊維が配合されていると、
代謝を促し、健康な体型をキープできます。


また「去勢後から7歳までの猫用」や「避妊・去勢した猫のダイエットフード」といった、
避妊・去勢後専用のフードもあります。

こういったフード選びも、
獣医師さんに相談するのが良いかと思われます。


※穀物の多いフードは避ける
猫は、穀物を消化することができません。
比較的安価なフードは、トウモロコシ、小麦粉、米などの穀物が、

大量に含まれている恐れがあります。
添加物と同様に、穀物の多く含まれたフードは避けましょう。
 

 

  無理にフードを変えない

中には、フードを切り替えたことで、食べなくなってしまう猫もいます。
その場合は、無理にフードを切り替えずに、
それまで食べていたフードでカロリーを減らしてあげましょう。


手術後、体重を維持するには、
3割ほどカロリーを減らすのが理想なのだそうです。


1日のフード量は少なくなってしまって満足してくれない場合、
ドライフードであれば、お湯でふやかすとウェット状になって、満足度が上がる
そうです。

 

 

  下部尿路疾患に注意

下部尿路疾患は、膀胱や尿道に起こる病気の総称で、
早い時期に避妊・去勢手術することで尿路の成長が止まってしまい、
尿道が細いままで、詰まりやすくなってしまいます。

肥満の猫に発症しやすいともされています。

ミネラルバランスの調整されたフードを選ぶことで、
尿道に結晶をできにくくさせ、詰まらせないようにさせます。

さらに、オメガ3脂肪酸の含まれたフードを摂取することで、
尿路の炎症を沈めてくれます。


尿路結石を防ぐためにも、
猫には塩分の高い人の食べ物は与えず、オヤツもあげすぎたりせず、
新鮮な水を十分に与え、排尿回数を増やしましょう。



猫の発情期と避妊・去勢手術を受けられる年齢、費用については、
こちらの記事にかかれています。
よければ、ご参考ください↓

 

 

 まとめ

ここに書かれていることは参考程度にとどめ、
やはり、避妊・去勢手術についてや、術後について詳しいことは、
専門的な知識をもったかかりつけの獣医師さんに、相談するのが良いでしょう。