猫砂として使う木質ペレットのメリット・デメリット | 猫の漫画とケモナーの漫画が見れるブログ

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・木質ペレットとは
「木質ペレット」は、乾燥した木材を粉砕して圧力をかけ、
直径6~8mm、長さ5~40mmの円筒形に圧縮した木質燃料です。

ストーブやボイラーの燃料として使われているものなのですが、
近年では、猫砂として注目されています。


・木質ペレットを猫砂として使うメリット

誤飲しても安全:
自然由来の原料のため、誤飲しても安全です。

紙タイプの猫砂同様、木質ペレットも水を含むと膨張します。
紙タイプの猫砂を誤飲してしまいますとお腹の中で膨らんでしまいます。
また、紙タイプは漂泊のために薬品を使用しているので、大量に誤飲してしまうのは危険です。

一方、木質ペレットの場合、水を含んで膨らんでも、
その後粉々になるので多少の誤飲なら問題ありません。

ただ、中には凝固剤が使われているものもあるので、
できれば添加物を含んでいないものを選びましょう。



消臭効果が高い:
特に尿の嫌なアンモニア臭を、抑える効果が高いです。
これは、原料となる木に含まれるフィトンチッドという天然成分による効果です。

フィトンチッド(phytoncide)とは、木々の根や幹や葉に含まれる成分で、
消臭効果・殺菌効果に優れています。
また、森の中にいるとリラックスするのは、フィトンチッドによる効果だとされています。

中でも、トドマツの木にフィトンチッドは多く含まれ、
消臭効果が高いです。



トイレに流せる:
木質ペレットは、トイレに流せるタイプのものが多いです。
原料である木を細かく砕いて粉状にし、圧縮してペレット状に整えたものなので、
水にぬれると粉々に砕けるからです。

ちなみに、調べてみると木質ペレットなら糞もトイレに流せるとあったのですが、
猫の糞をトイレに流すのは、詰まる原因となるとされています。
流す際は、自己責任で。


粒の大きさは、メーカーによって違いがあります。


※システムトイレと合わせて使うのが良い
木質ペレットは、システムトイレと合わせて使うことで、
尿がかかって粉々になった猫砂はシステムトイレのすのこ状の穴に落ちて、トイレを清潔に保ちます。


・木質ペレットのデメリット

箱型トイレには不向き:
箱型トイレだと、キレイな猫砂と、尿がかかって粉々になった猫砂が混ざってしまい、
取り除くのが難しくなります。



シートの取り換えが必要:
システムトイレのすのこ状の穴に落ちた粉が溜まってくると、
シートを取り替えないといけません。

シートを取り替える際に、粉がこぼれてしまいます。

この場合、トイレ掃除後、掃除機で粉を吸い取る方法があります。


粉が猫の足につく:
粉々になった木質ペレットが、肉球に刺さって、猫が痛い思いをします。

木質ペレットは、断面がとがっているので、
嫌がる猫も多いです。


木質ペレットに変えた途端、
猫砂に足をつかないよう縁に乗って用を足すようになった猫も、多いそうです。

トイレの周りにマットを敷きましょう。


重くて砂かけしづらい:
猫砂に木質ペレットを使うと、砂かけしなくなる猫も多いそうです。
代わりに"エア砂かき"したりすることもあるそうで。

これは、砂の重さと手触りの悪さが関係しているようです。

また、木質ペレットはkg単位で販売されていることがほとんどで、
重くて運ぶのが大変です。



トイレで流せないものもある:
粉状になるので、トイレに流せるのがメリットの木質ペレットですが、
中にはトイレに流してしまうと詰まってしまうものもあるようです。

木質ペレットを選ぶ際は、よく調べて購入する必要があります。



猫がニオイを嫌がる:
木質ペレットは、原料である木のニオイがします。

人からするといいニオイの木質ペレットですが、
嫌なニオイだと感じる猫もいるようです。

※木質ペレットのニオイ対策
まず、システムトイレのすのこの上には、木質ペレットは入れないでおきましょう。
システムトイレ用のシリカゲル、ゼオライト、紙といった撥水タイプの猫砂で、
愛猫が好むものを通常よりやや少なめに、すのこの上に入れておきましょう。

木質ペレットは、下のトレーに入れます。
こうすることで、木質ペレットのニオイを防ぎ、
尿の臭いが上がってくることも防ぎます。


また、猫が木質ペレットをひっかきまわしてあちこちに散らかしたり、
すのこに目詰まりしたりすることも防げます。

ただ、この方法はでは、猫砂が木質ペレットも合わせて2種類必要ということになります。

※下のトレイにラップかペットシーツを
下のトレーに木質ペレットを入れる前に、
ラップ(レギュラーサイズ)か、使い捨て用ペットシートを敷いておきましょう。

ただ、毎日あるいは週2~3回、ラップ・ペットシートを交換しないといけません。

シートにたまった木質ペレットの粉はトイレに流し、
ラップ・ペットシートは燃えるゴミとして出しましょう。



・木質ペレットを選ぶ際の注意点
木質ペレットを選ぶ際に気を付けるべきは、
100%同じ木が使われておらず、いくつかの木が混ざっていたり、
原料の木の種類が書かれていなかったりします。

また、主原料は木で「天然原料だから安心」と謳っていたとしても、
猫砂を作る過程で薬品・化合物を混ぜることもあります。

できるだけ、薬品・添加物・香料を加えていない、
消臭力の高い木を100%使われていて、複数の木を混在させていないものを選ぶ
のが良いかと思われます。


・木質ペレットの交換頻度
木質ペレットの猫砂の交換目安は、

継ぎ足しなしでだいたい1ヶ月ほど(多頭飼いだともっと早く)です。

といってもこれはあくまで目安であり、臭いが気になってきたなら、もう交換したほうが良いでしょう。


※そのほかの猫砂の種類
木質ペレット以外にも、猫砂にはいろんな種類があり、それぞれ特徴があります。
猫砂の種類と特徴について、詳しくはこちらの記事で↓

 


※猫が猫砂を食べてしまうことも
空腹や栄養不足、あるいは病気などが原因で、
猫が猫砂を食べてしまうこともあります。

詳しい解説はこちらの記事に書かれています。
よければご参考ください↓



・まとめ
木質ペレットの猫砂のメリットは、

誤飲しても安全、
消臭効果が高い、
トイレに流せる、
です。

使う場合は、システムトイレで使いましょう。
箱型のトイレには不向きです。

が、トイレに流せないものや、薬品・添加物の混ざった木質ペレットも販売されています。
購入する際は、よく調べてからが良いでしょう。