猫が足の間を通る理由と足の間で寝る理由 | 猫の漫画とケモナーの漫画が見れるブログ

猫の漫画とケモナーの漫画が見れるブログ

猫あるあるを主に描いた猫の日常4コマ漫画と猫に関する豆知識を掲載。他にも無料での似顔絵の請負や獣人漫画も見れます。

・猫が飼い主さんの足の間を通る理由

甘えたい:
飼い主さんに甘えたいがために、足の間をすり抜けることがあります。
これは、母猫にすり寄るのが、人の場合大きいので足にすり寄る形となっているのです。
つまり、飼い主さんを母猫のように慕っているということでしょう。


遊んでほしい:
遊んでほしくて、猫が足の間を通ることもあります。
特に飼い主さんの目を見ながら足の間を通るのは、遊んでほしいという要求でしょう。

猫に運動させるためにも、飼い主さんが遊んであげる時間を作るのは大切です。
また、遊んであげることでコミュニケーションをとり、信頼関係を築きましょう。


ご飯の要求:
食事の時間になって、キャットフードを運んでいると、
足にすり寄ってついてくることはよくあることでしょう。

食事の時間は、やっぱり楽しみなのでしょうね。


自分のニオイをつけている:
猫の顔の周辺には、ニオイを出す臭腺が複数あり、
それを擦り付けることで飼い主さんにニオイをつけ、自分のものであることを主張します。

また、ニオイつけだけでなく、
すり寄る際に、飼い主さんのニオイを嗅いで安心したいという理由もあるようです。


ニオイを消す:
人の嗅覚では気づきませんが、外にはいろんなニオイが充満しており、
飼い主さんが外から帰ってくると、そのいろんなニオイをつけてきます。

人には気づかなくても、猫は人よりずっと嗅覚が優れているので、
ついたニオイにとても敏感です。

外に出ていろんなニオイをつけてきたことで、猫が飼い主さんにつけた自分のニオイが消えてしまっています。
縄張り意識の強い猫にとって、自分のニオイが消えていることは不安になってしまいます。
なので、すり寄ることで、再びニオイをつけます。

飼い主さんのお風呂上りなども、自分のつけたニオイが消えてしまってシャンプーなどのニオイがついてしまっているので、
すり寄ってニオイをつけにきます。


・愛猫が足の間を通る場合の対応のしかた
飼い主さんが特に嫌だと思っていなければ、足にすり寄ることをやめさせる必要はないでしょう。

ただ、要求ですり寄る場合、すべての要求に応えてしまうと、
「すり寄れば何でも要求をかなえてくれる」と覚えてしまい、
それが叶わなかったときは応えてもらうまで鳴き続けたり、
ストレスを抱えてしまいます。

また、飼い主さんに依存しすぎてしまって、
少しでも離れると不安を感じて、鳴き叫ぶ、粗相をするなどの問題行動を起こす「分離不安症」となってしまいます。

すべての要求に応えようとせず、忙しくて要求に応えられないときは「後でね」と伝えて、
要求を無視することも大切です。

その代わり、埋め合わせとして遊んであげたりなどコミュニケーションをとる時間をつくりましょう。



・猫が足の間で寝る理由

飼い主さんに触れていたい:
猫は、子猫のうちは母猫に寄り添って寝ます。
寝ている間は無防備なので、母猫に寄り添うことで安心します。

早くに親離れさせられてしまった猫は、しっかり母猫に甘えることができなかったことで、
母親代わりである飼い主さんに触れていたいという甘えん坊気質となるそうです。


狭い場所にいたいから:
猫はダンボール箱のような、囲われて狭いところが好きです。
これは、野生のころに外敵から身を隠すため、狭く暗いところに住み着いていた名残があるからです。

飼い主さんの足の間が、ちょうどよいスペースとなっているのかもしれません。


ぬくもりを感じたい:
暖かい場所も、猫は好きです。
寒い時期は、やはり暖かいところで寛ぎたいと思うことでしょう。

飼い主さんの足の間に入ることで、飼い主さんの体温が良い感じに暖かく、
寛ぐのにちょうどよいのかもしれません。


一緒にいたいけれど、触られたくない:
微妙な距離感を保つために、足の間にいることもあります。
猫は寝るときの飼い主さんとの距離感により、飼い主さんに対する気持ちが多少なりとも表れるそうです。

また、別の理由として、本当は飼い主さんの傍で寝たいけれど、
飼い主さんの寝相が悪くて落ち着いて寝ていられないので、足元にいることもあるそうです。

ちなみに、猫が寝るときの飼い主さんとの距離感による心理については、以下の通りです。

●顔の近く
飼い主さんのことを信頼し、甘えている状態です。甘えん坊な性格の猫に多いそうです。
寝ているときはとても無防備です。その無防備な状態で顔の近くまで来るということは、
それだけ信頼されているということです。

●お腹近く
布団の中に入ってお腹近くにくる猫は、飼い主さんに寄り添って寝たがるところから、
寒がりで甘えっこなのかもしれません。
また、視界の悪いところに入ってくるというのは、警戒心の少ない大らかな猫と言えるかもしれません。

●布団の上、足元
警戒心が強くて、飼い主さんの傍にいたいけど触れたくないので、
いつでも離れられる場所として、布団の上や足元にいます。

●布団の外、少し離れた場所
親離れできている猫です。警戒心が強いのかもしれません。
また、もともと野良猫だった場合も、独りで寝ることが多いようです。

ただ、いつもは近くで寝ていたのが、離れたところで香箱座りで、
じっと目をつむっていながらも寝れていないのであれば、具合が悪いのかもしれません。

※猫がお尻や背中を向けている場合
野生では背中を向ける行為は、命を狙われる危険性があるので、
背中を向けられるということは、それだけ信頼されてるということです。

お尻を向けられて座ったり、お尻をくっつけて寝ていたりすると、
一見すると嫌われているかのように思えますが、
実は信頼している証なのです。


・パーソナルスペースについて
「パーソナルスペース」とは、
他者が自分に近づいても不快にならない範囲のことで「心理的な縄張り」のことです。

人同士でも、距離感というものは大切ですね。
あんまり馴れ馴れしく近寄りすぎると、嫌われてしまいます。

上記の、猫が飼い主さんと寝るときの距離感がまさに「パーソナルスペース」であり、
親密度が増せばパーソナルスペースを縮めることができます。

猫のパーソナルスペースを縮めるには?:
やはり、コミュニケーションがかかせないことでしょう。
1日5~15分を2回ほど、遊んであげる時間を作ってあげましょう。
愛猫のお気に入りおもちゃを見つけて、遊んであげることを習慣づけると、距離感は縮まっていきます。

もちろん、遊ぶだけがコミュニケーションではなく、
撫でてあげることも大切です。

愛猫が喜ぶ個所を優しく撫でてあげるのも、距離感を縮めるのに効果的です。
愛猫のほうから、撫でてほしくて近寄ってきたときに撫でてあげましょう。

猫の撫で方について、詳しくはこちらの記事に書かれています↓


ただ、猫のほうから撫でてほしくて寄ってきても、
もう十分撫でてもらったのに、あんまり長いこと撫で続けてしまうと、
不機嫌にさせて攻撃してくる恐れがあります。

不機嫌になると、耳が倒れて「イカ耳」になったり、
しっぽを大きく振ったりするので、耳やしっぽの状態をよく確認しながら撫でましょう。



・まとめ
愛猫の要求に応えすぎることには、注意しましょう。
忙しくて構えないときは「後でね」と伝えて、要求に応えないことも大切です。
が、その分、後で遊んであげるなどして、埋め合わせしてあげましょう。

愛猫との距離感を縮めるために、遊んであげたり、
撫でてあげたりといったコミュニケーションは大切に。

ただ、遊びすぎると猫が疲れてしまいますし、
撫ですぎると不機嫌にさせてしまいますので、注意しましょう。