猫が腕にしがみつく理由とさらに噛みつく理由 | 猫の漫画とケモナーの漫画が見れるブログ

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・猫が腕にしがみついてくる理由
いつもそっけない態度を見せているかと思えば、甘えてくることもある猫。
また、パソコンをしていたり、新聞を読んでいたりすると邪魔しにきたり、なんてこともあったりします。

あるいは、腕や足にしがみついて離さないなんてことも。
腕にしがみつくのには、どういった理由があるのでしょう。

甘えている:
飼い主さんのことが大好きで、腕や足にしがみついて離さないこともあります。
子猫の場合、母親に甘える気持ちがあるかと思われますが、
成猫でも、飼い猫の場合、子猫気分が抜けずに飼い主さんのことを母親のように慕って甘えていることもあるでしょう。
しがみつくことで、飼い主さんのぬくもりを感じて安心しているのかもしれません。


不安:
寂しがりな性格だったり、子猫の場合、不安を感じてくっついていることもあります。
人が言い知れぬ不安を感じたとき、誰かに寄り添ってもらうと安心できるように、
猫も飼い主さんに寄り添うことで、安心できます。


怖い:
恐怖を感じてしがみついてくることもあるようです。
病院などに連れていったり、お風呂に入れている最中にしがみついてきたりするかもしれません。


寂しい:
寂しい気持ちがあって、しがみついてくることもやはりあるようです。
飼い主さんが家を留守にしていて、帰ってくるとしがみついてくることもあるかもしれません。


ニオイをつけている:
猫は縄張り意識が強いため、外に出てほかのニオイをつけてきた飼い主さんに、
すり寄って抱き着くことで、ほかのニオイを消して自分のニオイを付け、飼い主さんが自分のものであることを主張します。
お風呂上りのときなども、ニオイが消えてしまっているので、すり寄ってニオイを付けたりします。

猫は、自分の知らないニオイがすると不安を感じるので、
自分のニオイをつけることで安心感を得ます。


寒い:
単に温まりたいために、しがみついてくることもあります。
多頭飼いでないのなら、ほかにくっつく猫もいないので尚のこと寒いがためにひっついてくることもあることでしょう。

あんまりひっつかれて困る場合は、ほかに暖をとれる場所を確保しましょう。


構ってほしい:
構ってほしくて鳴いたりすることもありますが、
それでも構ってもらえないと、しがみついてくることもあるようです。

それだけ好かれているのは飼い主冥利につきますが、
抱き着いてくることからさらに、噛みついたり引っ掻いたり、といったことに発展する恐れも。


・猫が腕にしがみついてきて噛む理由
上記は、しがみついてくるときの理由でしたが、
そこからさらに噛みついてきたり、引っ掻いてきたりと、攻撃してくることもあるようです。
どういった理由で攻撃してくるのでしょう。

遊びたい:
子猫に多い行動で、飼い主さんの腕や足にじゃれついて遊ぶことがあります。
生後6ヶ月未満の子猫に対して、母猫は狩りの訓練のため自分のしっぽにじゃれさせて遊ばせます。
これにより、子猫は獲物を捕らえる行動として、噛みつく、蹴るといったことを学びます。
また、母猫や兄弟猫とのじゃれ合いを通して、力の加減を学びます。
この子猫の経験を積む時期を「社会化期」と言います。

この社会化期を経験せずに母猫・兄弟猫と離してしまうと、
噛みつき、蹴りの力加減がわからないままとなってしまいます。

また、子猫のうちに飼い主さんが手や足で遊ばせることを習慣化してしまうと、
いつまでも飼い主さんの手足をおもちゃ代わりにじゃれついてしまって、怪我の原因となってしまいます。


歯がかゆい:
まだ永久歯の生えそろわない子猫の場合、歯が生え変わる時期となると歯がかゆくて、
何かに噛みつきたくなることがあります。
この場合、猫用のおもちゃやタオルといった噛んでも良いものを与えて、腕は噛まれないようにしましょう。

このケースであれば、歯が生え揃えば噛むこともなくなります。


狩猟本能:
遊びたい気持ちで腕や足にじゃれつくのよりも、エスカレートして狩猟本能で本気で噛んでくることも。
痛みが伴うような噛みつきがあった場合、「痛い!」「ダメ!」と短くはっきりと言いましょう。


体を動かしたい:
運動不足のために、腕を蹴りぐるみ代わりに蹴ったり噛んだり、などということも。
運動不足の場合、足や背中に飛びついてくることもあります。

飼い主さんがおもちゃで遊んであげて運動させたり、運動させる環境づくりが必要です。


興奮している:
遊んでいてテンションが上がると、部屋中を走り回ったり、爪とぎしたり、
もしくは、飼い主さんの腕にしがみついて蹴ってきたりすることもあります。

また、苛立ちを飼い主さんでうっぷんを晴らしている、ということもあるようです。
多頭飼いの場合、ほかの猫にしつこく追いかけられて苛立ち、飼い主さんに八つ当たりといったこともあるそうです。


・腕にしがみつく際の対応法

猫の好きなようにさせてあげる:
出来るがぎり、愛猫ちゃんの気が済むまでしがみつかせてあげましょう。
多頭飼いでない場合だと、飼い主さんの留守の時間は寂しい思いをしていることでしょうから。
このとき、優しく声をかけると、さらに安心するでしょう。


飼い主さんのニオイのついたもので代用:
猫に留守番させる際に、飼い主さんのニオイのついたタオルや服などを猫に渡してあげましょう。
ただ、留守番させるまえに一度渡して、様子を見てから留守番のときに渡しましょう。
もしかすると、激しく吸い付いたり食べようとする「ウールサッキング」という問題行動を起こす恐れもあります。


そっと手を離して移動:
もし、時間が無い場合は、そっと手を離して、別の部屋へと移動しましょう。
その場に留まってしまうと「突き放された」と思われてしまい、不安にさせてしまいます。

手を離す際に猫が鳴いてくるかもしれませんが、
それで再び手を戻してしまうと「鳴けば言うことを聞いてくれると」覚えてしまいますので、
速やかに別の部屋に移動しましょう。


腕にしがみつくのをやめさせるには、これを徹底して繰り返す必要があります。
ときにしがみつくのを許してしまうと、なかなかやめさせることができなくなってしまいます。


遊んであげる:
構ってほしい猫の場合は、撫でてあげたり、おもちゃで遊んであげましょう。


・猫が腕にしがみついて噛んでくるときの対処法

すぐ腕を離す:
腕にしがみついて噛んでくる場合、すぐに腕を離しましょう。
遊んでいるつもりで噛んできた猫は、腕を離されることで「噛んだら遊んでもらえない」と覚えて、
噛まなくなってきます。
ただ、それを覚えるまでに、やはり時間はかかってくるかと思います。
根気よく続けていきましょう。


手・足で遊ばせない:
上記にあるように、飼い主さんの手・足で遊ばせることが習慣付くと、
おもちゃに見立てて手・足に跳びつき、噛まれてしまうようになることもあります。
猫と遊ぶときは、ちゃんと、猫じゃらしや蹴りぐるみなど、おもちゃを使用しましょう。


攻撃されたら短く叱る:
もし痛みを伴うほど噛まれたり、蹴られたりしたら、
「痛い!」「ダメ!」と短くはっきりと言いましょう。

あまり長くくどくどと叱っても、猫は理解できません。
攻撃された際に短く「痛い!」ということを言い続けることで、
痛みを伴っているから攻撃しない方が良いことを理解していきます。

猫の噛み癖改善については、こちらの記事に詳しく書かれています↓

 



多頭飼いを検討:
腕にしがみついて噛んでくる猫は、1匹で飼われているケースが多いです。
ほかの猫とじゃれ合って遊ぶことで、力加減を学んでいきます。

また、飼い主さんが留守のとき、
遊び相手となる同居猫がいることで、寂しさを感じなくなります。

が、多頭飼育をする場合、やはり慎重に検討する必要があります。
猫同士の相性が悪いと、お互いストレスを抱えて生活することになってしまいます。


猫の多頭飼いについて、詳しくはこちらの記事で↓

 



・分離不安症について
あまりに猫が、腕・足に執着してしがみついてくる場合、
「分離不安症」という飼い主さんと少しでも離れると不安になる症状があるかもしれません。

分離不安症については、こちらの記事で↓