猫がお尻ポンポン好きな理由とする際の注意点 | 猫の漫画とケモナーの漫画が見れるブログ

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・猫がお尻をポンポンされるの好きな理由

気持ちがいい:
猫のしっぽの付け根には「仙骨」という骨があり、
その骨のなかにたくさんの神経が密集していて、その中に「ツボ」もあり、
また、生殖器に通じる神経もあります。
なので、お尻の付け根をポンポンされると、気持ちよくなります。

お尻ポンポンを要求する際の、お尻を上に突き出すポーズは、
猫の発情期に見られる交尾のときの雌のポーズと同じです。


飼い主さんへの愛情表現:
外敵に背中を見せるということは、命取りになります。
お尻を向けてくるということは、それだけ信頼されているということです。

お尻ポンポンを要求してくるのは、気持ちがいいというだけでなく、
安心しているという心理からともいえます。


安心する:
上記と近い意味あいですが、
信頼している飼い主さんが後ろにいることで、安心できるようです。

※信頼できない相手にお尻ポンポンされたくない
信頼しているからこそ背中を見せられるのであって、
馴染みのない人相手に、お尻ポンポンをねだることはあまりないようです(人懐っこい猫も中にはいますが)。
初対面の猫に、いきなりお尻ポンポンしようとすると嫌われてしまうことも多いようです。
猫の方から催促してきたら、優しくやってあげましょう。



・お尻ポンポンの効果
上記にあるように仙骨には、たくさんの神経が密集する中にツボもあります。
坐骨神経痛や神経錯乱に効果のある「百会(ひゃくえ)」や、
便秘や下痢に効果のある「尾根(びね)」や、
腰痛や腎臓に効果のある「命門(めいもん)」などです。

ただ、ツボといっても強く押してはいけません。
しっぽの付け根を優しくポンポンと叩いてあげましょう。



・お尻ポンポンは雌猫の方が喜ぶ
雌猫は、お尻ポンポンされると交尾をしているのに近い感覚に陥ると言われています。

ただ、あんまりお尻ポンポンしすぎると、交尾できないことがストレスとなってしまうことがあるそうで、
特に不妊手術前だと大きなストレスとなってしまう恐れがあるので、ポンポンしすぎないよう注意しましょう。


・お尻ポンポンを好むのも個体差あり
俗に避妊手術していない発情期の雌猫が喜びやすいと言われていますが、
もちろん、お尻ポンポンを好む雄猫もいます。

逆に、雌猫でも雄猫でも、お尻ポンポンされたくない猫もいます。
信頼関係を築いていない相手だからということもありますが、
お尻ポンポン自体されたくないという猫も、やはりいるようです。

また、発情期を経験する前に避妊・去勢手術した猫や、
発情期を経験していない子猫には、お尻ポンポンしてもあまり気持ちいいと感じないと言われています。

それに、初めのうちは気持ちよさそうにしていても、
あんまり長いことしてしまうと嫌になってしまう恐れもあります。

お尻ポンポンする際は、猫の耳やしっぽなどの動きをよく観察して様子を見ながらしましょう。


・お尻ポンポンする際の注意点

優しく叩く:
あまり強く叩いてはいけません。強く叩いてしまうと、お尻を叩かれることを嫌がってしまいます。
しっぽの付け根の神経には排泄に関係する神経もあり、「バンバン」と音を発するほど強く叩くと痛めてしまう恐れもあります。

指を使って優しく、トントンと撫でるような感じで叩いてあげましょう。
しっぽを真っすぐに立てていれば、気持ちよくなっている状態です。



長時間やりすぎない:
もう十分叩いてもらったら立ち去る猫なら、わかりやすいですが、
中には嫌なのを我慢して受け続ける猫もいます。
あるいは、噛みつこうとしたり、激しく抵抗したりすることもあることでしょう。

猫の様子をよく確認しながらお尻ポンポンしてあげて、ほどよいところでやめてあげましょう。
だいたい猫の感情は耳としっぽに現れ、
機嫌が悪くなってくると、イカ耳となり、しっぽを大きく振ったり、しっぽを地面に叩きつけたりしだすかと思われます。



催促されたときにする:
催促してもいないとき、そんな気分じゃないときにお尻ポンポンされたくはないかもしれません。
こちらにお尻を向けて催促してきたときに、してあげましょう。


体調が悪いときにはしない:
しっぽの付け根は神経が集中しているデリケートな場所なので、
体調の悪いときにポンポンしない方が良いでしょう。

もしポンポンして、激しく抵抗したり、痛がるような様子が見られたら、
神経の病気、骨折の恐れがありますので病院で診てもらいましょう。



※エフララージ
お尻ポンポンの他にも、こちょこちょくすぐるように撫でる方法もあります。
毛並みに沿って優しくこちょこちょ触ってあげましょう。
背中から、お尻にかけて順番にしていくと良いそうです。