コンコンです。
話題のホラーモキュメンタリー
飯沼一家に謝罪します
を全話視聴しました。
これ流し見だと何が怖いか分からないかもしれません。
気付くから怖いというリアルさの追求が最高でした。
本作はドキュメンタリーにそっくりに作った完全なフィクションです。
なのに分かってても現実の取材に見えてしまうという作り手の技術すげえ作品です。
「影の行列」とか「49日の裁き」とか必殺技のネーミングも素敵ですw
このおっちゃんがパレード・オブ・シャドウ!!とか49デイズ・ジャッジメント!!とか叫ぶシーンを想像して笑えますw
昭和のこういう番組知ってる人ならビックリする解像度の高さ。
飯沼さんが件の番組で賞金100万円をGETするお話ですw
(嘘は言っていない・・・)
とにかく終始不穏で考察が様々な場所でされています。
まずは先入観なく視聴することをお勧めします。
全4話、通して80分くらいなので短めの映画ってサイズです。
最後まで分からなかったのが、これをわざわざTVで放映した意味。
謝罪させたかったという考察が多いですが私の意見はちょっと違って、
受けてしまった呪いを視聴者にちょっとずつ肩代わりさせようと目論んだのではないかと思っています。
だから「必ず放送してね」なのかなと。
メインの身代わりは謝罪してるあの人がするんでしょうが被呪詛者の回復が目的なら筋が通るんですよね。
しかしこれって12月の深夜にテレビで放送されたんですよ。
私みたいにマニアックなホラー好きなら楽しんで観ます。
でもたまたまテレビつけてた人は多分フィクションだって分らず戦慄すると思うんです。
まぁその人が世界一この作品を楽しめるとも思いますが・・・
すっごく悪質な作品だと思いますよ(褒めてる)