こんこんです。
お盆中はず~~っと天気が悪いのでアウトドアは控えめでした。
こんな日は読書に限ると辻村深月の
青空と逃げる
を買ってきました。
鏡の孤城以来の辻村作品です。
辻村さんの作品って安心して読めるんですよね。
始まりは胸糞悪いテーマなのに必ず優しいエンドが待っているというか・・・
いい人や優しい人が多い作品なんですよね。
本作も漏れずに母と子の救いを書いた作品です。
ちょっと不満なのは真相をほとんどうやむやにしたままハッピーエンドだったこと。
何故、母と子が執拗に反社みたいな人に追われていたのか最後までぼかしていました。
リドルストーリーというのでしょうか。
読者の想像に委ねるってやつです。
私は不幸の落とし穴はどこにでもある派なので素直に幸せな結末と受け取れないことが不満ではありました。
読み終わってまだ父親の不倫を疑っている汚れた心のキツネなのでした・・・