先月末、すてきなピアニストさんにお会いしました。
夏ごろ、あるライブを聴いているとき、休憩時間にかかっていた曲に心ひかれて、となりにいたお客さん(よくお顔見るおじいさんで音楽に詳しそう)に、これは誰が演奏しているのですか?と聞きました。
知らないというのでお店に聞くとそのピアニストさん来月来るよというので楽しみにしていました。
髪型はベリーベリーショート、丸いメガネに白いシャツの小柄な女性。
ライブでは「むぎや」をアレンジしたものを演奏していました。むぎやって富山の民謡かと思っていたけど、発祥は能登なんだって。今回は能登バージョンでした。不思議な和声の、優しい音楽。ヴォーカルのひろえさんの声もぴったりでした。初めて聴くのになつかしい感じ。
西洋音楽のなぞりだけでなく、その人の生きてきた風土や景色が見えるような音楽が好き。
CDも購入しました。きれいで可愛くて切ない音楽です。最近繰り返し聴いています。
「光ふる森」というピアノソロの小品集。弾き語りも1曲。
来年末、金沢芸術村でMomoさんのワークショップがあるそうで、年末はけっこう石川にいるだろうし参加したいとお伝えすると、関東で金沢の話ししても反応してくれる人いなかったから嬉しいとおっしゃっていました。
そうそうこの日はライブをしてたお店の入り口で火事があって、古いビルなので非常階段もなく、退路がない状態で店まで煙も入ってきたから、あーここで死ぬんかな、加藤先生の記念演奏会出られてよかったぁ…あれが人生最後のイベントかあなんて思ってたら鎮火して助かりました。
Momoさんと一緒に、消火の水とすすでベショベショになった道を歩いて帰りました。
