この4月から大学生になった私
作日はその入学式だった
大正生まれの父の「女に学問は要らん!」という考えの下
進学を諦め社会に出た私
高校でさえも 危うく行けなかったかも知れなかった
男尊女卑も甚だしいが あの時代 同じような境遇の人は他にもいた
それでも 勉強したいとの思いはあったのか
数年の後に 働きながら定時制の専門学校に通い幼稚園教諭の資格を手にした
しかしながら 今回の出願に際し その当時に取った単位は認められず
一年生として入学となった
表装教室に通い出し 水墨画を目にするようになり
「絵は描けない」と遠ざけていた思い込みが
目から鱗のように剥がれ落ち
「書いてみたい!」と思うようになったことから始まった
それでも 一年間逡巡した
あの林先生ではないけれど
「今でしょ!」
「今しかないでしょ!!」
と 自分の背中を押す私がいた
通信制大学なので とても4年間での卒業は難しいと思っている
けれど
目指すは 卒業!
私の最後の挑戦だ