あんでるせんツアーは長崎空港集合ですが、そこでまず万座温泉で年に2回ほどjazz演奏しているという方に会いました。

実はこの方、ただの演奏家ではなくて、凄い方だったんですが、この時は、来月万座温泉ツアーで行くので、単に繋がりを感じるだけでした。

今回のあんでるせんツアーは貸切じゃなかったんで、空港ロビーで簡単に自己紹介してからレンタカー二台に分乗して出発し、あんでるせんでは一緒に座った人達と話したり、高度な知恵の輪にチャレンジしたりしました。

でも、自己紹介タイムがなかったおかげで、先ほどのjazzマンが、只者ではないことを知り、その実力を目の当たりにしたのですが、それについては後日書きます。

貸切じゃなかったんですが、せつこさんがそれをあんでるせんに連絡するのが遅れたために、ツアー以外の客は二人だけ。

本来33名のところ20名しかいない状態でしたので、皆さん食事以外に飲み物かデザートを頼みました。マスターの収入源はそれだけですからね。

男5人が固まったテーブルでは全員ハンバーグ定食とパフェを頼みましたが、今までのあんでるせんの料理で一番美味しかったです。

人数が少ないおかげでゆったりとショーを楽しめましたし、ついに私もショーに参加できましたよ。

しかも3回も。

あらかじめ観客には番号が付けられていて、その番号が書かれた棒をカウンターの客が引くんですが、
1度目は当たらず、2度目は当たって「ジョージ・クルーニー」と言われましたが、何も参加させてもらえず、3度目は当たって「キアヌ・リーブス」と呼ばれたのに女性専用のネタでスルーされたのです。

私はジョージにもキアヌにも全然似ていませんが、マスターはどの方も気持ち良くさせる美男美女の名前で呼ぶので、私に会って「全然似てない」とか言わないでくださいね。
たぶんちょっと彫りが深いだけでそう言ってるだけだと思いますから。

ちなみに今回はまたジョージでした。

番号呼ばれる以外の参加方法には、小銭出したり指輪出したり、携帯や財布出すことでも可能ですが、過去3回は全く準備してなかったのです。


さて、一度目の参加は新ネタ。

小さなジュラルミンケースに財布を入れて南京錠で鍵をします。

そこに私の財布も提供しました。

鍵は同じ形のものが他に10本くらいあって、それをごちゃまぜにして参加者に選んでもらい、
ケースに空いた貯金箱の穴のようなところから1本ずつ鍵を入れていき、残った鍵で南京錠が開くか、というもの。

当然開きましたので、無事財布は戻ってきましたが、マスターが念を送って当たりの鍵を選ばせないようにしてるんでしょう。

なぜそう思うかというと、定番の電卓ネタでそれを行ってると思われるからです。

ついにそのネタで私が使われました。

私は10番でしたが、その10番が引かれたのです。

おみくじのような筒から竹の棒を別の観客が引くので、マスターは誰が当たるかの操作はできません。

10番の人は、紙に生年月日と名前と質問を書くように言われたのですが、当たるとは思ってなかったので、質問を用意していませんでした。

どうしよう?

とりあえず「今後の仕事は?」とだけ書きました。

その仕事が会社を指すのか、k&Kを指すのか、それとも小説家を指すのか、自分でも今後どうなるかわからないので、そんなあいまいな書き方しかできなかったのです。

それを細かく折って、マスターからは見えず、観客からは見える人形の口に入れます。

そのあと6人の観客に電卓で好きな数字を順番に押させるのですが、

「3桁押して最後に+」
「4桁押して最後に-」

とか指示を出してから押させます。

電卓についてはあらかじめちゃんと押したとおりに表示されるかを確認してもらったあと、実際に押してもらうんですが、液晶に表示される数字が見れるのは最初の方の時だけ。

次の人からは液晶が目隠しされるので、今どんな数字か全くわかりません。

そして最後の人が押したあと「=」を押し、目隠しを外すと、私の生年月日が西暦で表示されているのです。

全部他人にやらせてピタリ当てるんだからありえないでしょ?

マスターはリーディング能力があるので、生年月日は最初からわかっているのです。そのあとどうしてるのかは、これは2つ考えられます。

最終的な数字が生年月日になるように計算して、一人ずつ押す数字を念で誘導しているか、

適当に押させて、液晶表示を念で変えているか。

私は前者だと思うんですが。

そして私の名前を漢字まで正確に当てます。

『「今後の仕事は?」でしょ、質問は』

これまた正確に当てられました。

質問についてはすぐに答えず、定番のいい話をしたあとふいに言いました。

「~すること。目標を数字にしたらだめ」

肝心なところを聞き逃しました。

でも、最後に一人ずつ電気をビリッと流してもらう時に確認してわかりました。

「人を喜ばせることを目標にすればいい。数字を目標にするのではなく」

ということで、私だけでなく全ての人に当てはまる答えでしたが、そうしていれば何をしようが問題ないですから、人を喜ばせることだけを考えて仕事していきます。

そのあとマスターがいいました。

「後ろ向いて腰を軽くするから」

後ろ向いた途端に腰に触れられ、かなりの静電気がビリッときて痛かったほどでした。

実際私の弱点は腰ですが、腰が悪いとか一言も言ってないし、他の誰もそんなことされてないので驚きました。そしてありがたかったです。

3時間立ちっぱなしですから疲れがたまっていたのは間違いなく、ちょっと楽になった気はしました。


マスターはマジックや記憶術も使ってますので、失敗してやり直すこともあります。めったにないですが、今回初めてそういう場面に遭遇しました。

それでも凄いショーです。これ以上のエンターテインメントショーはないんじゃないかと思います。

でも、超能力ももちろん使っています。さっきのリーディング能力だけでなく、予知能力もあります。

観客が引いた番号の観客に絵と名前を描かせるんですが、その間マスターは何もせず、目の前に置かれた財布のファスナーを開き、そこから封筒を取りだし、そこから紙を取り出して見せます。
そのあと観客が書いた紙を見せるのです。
それがこちら。形はもちろん、大きさまでそっくり。もちろん名前もピッタリ漢字まで合っています。


また、念力もあります。

3度目の参加はコインでした。

私が出した百円玉にペンで穴を空けますが、空け方は二とおりあります。

ペンを抜くと元に戻るケースと、抜いたら穴が裂けたように開いてるケース。

私のコインは穴が空いた状態でカウンターの観客がそれを手で触って確認し、私に返す前に元通りにされたので、もしかしたらマジックですり替えたのかも、と言うことはできますが、
これは無理です。
お客さんが出した100円玉にサインしたあと、手の平でさすって曲げて、そのまま返したのです。
今までは全部元に戻してたので貴重なコインです。
それがこれ。


観客が出したお札が、マスターの指示どおり自由自在に飛び回ったり、
一瞬で卵の中に入ったお札が、事前に控えた番号のお札だったりするものや、
ビンの中にどうやっても入らないはずのものが入ったり、すぐに出したり、といったマジック的なものさえ、何度見てもどうやってるのかわかりませんが、念力やリーディングなどもこれだけではないですからね。

一度も観たことない人は生きてる間に観るべきショーだと思います。
話術も面白いですし、ためになる話も聴けますし、モノマネやダンスもあって3時間があっという間です。

前にも書いたと思いますが、マスターの話でなるほどと思ったのは男と女の違い。

会社の上司が「ホッチキスを買ってきてくれ」と部下に頼みます。

それを買って上司に渡すとこう聞かれます。

「これ、どこで買った?」

男性は単純なので、「隣のコンビニで買いました」と答えますが、

女性は責められたと感じるので、「何かまずいとこがあったなら交換してきます」とか「それじゃダメでしたか。返品して別のとこで買ってきます」と答える。

という話。

女性と男性は違う生き物だという話をいろいろする中の1つです。

別れたあとの未練の残り方の違いは有名ですよね。
女性は一切未練が残らないし、嫌になったらもうどうしようもない、とかって話。

それは知ってましたが、質問についてはマスターの話で初めて知りました。

なんで私が質問しただけで妻や長女が不機嫌になるのか昔はわからなかったですからね。

だから、女性に質問する時は慎重によく考えてしないといけませんね。いつも何も考えていないタイプなので私には難しいことですが。


では次回、そのショーの前と後に驚愕のパフォーマンスをされた人物の話をしますね。
スピ的にも素晴らしく、私が弟子入りしたいと思った方です。
お楽しみに。