先日、高速道路を走っていたら、黄色い小さな花をとんがり帽のように咲かせるセイタカアワダチソウと、白い穂を揺らすススキが、道路脇の法面を埋め尽くし、勢力争いしてるかのようでした。
写真は近所の空き地。ススキ越しのセイタカアワダチソウ。S&Sです。

セイタカアワダチソウは西洋から入ってきた雑草ですが、ススキは逆の経路で西洋へ伝播し、猛威をふるってるらしいです。
どちらも繁殖力がハンパ無く、雑草界の東西の横綱と言えるでしょう。
ただ、誰も世話しないのに苛酷な環境を生き抜く雑草の持つエネルギーは、人間の役に立つものなのです。
セイタカアワダチソウについては何度か書いたのでカッツアイ(LIFEの次のシーズンが待ち遠しいです)しますが、ススキってかやぶきの茅なんですね。別の植物かと思ってました。
茅葺き屋根はこのススキと麻の茎が材料となっています。
ススキは秋の七草に入ってますが、実はあれ全部薬草でもあります。
フワフワの穂は干して炒ってお茶にすると香ばしく、解熱剤として利用できるそうです。
そして、なんとススキの未成熟の穂は食用になるそうです。妻は食べたことがあるとか。
雑草で薬草といえば、他にもたくさんありますが、私が今までに近所で見かけたことのあるものを中心にご紹介します。
スギナの胞子茎がツクシです。ツクシは植物の中で一番カルシウムが多く、ゲルマニウムも含まれている、という優れもので、薬草としてのスギナとセットですから素晴らしい雑草です。
スギナは解熱、利尿、鎮咳作用があり、ミネラルが豊富な野菜の代表ほうれんそうと比較するとリン、カリウムは5倍、カルシウムは155倍、マグネシウムは3倍などミネラルの宝庫です。
お茶にすると、上記以外にデトックス・アンチエイジング効果、ガン・糖尿病・高血圧・骨粗鬆症予防、アトピー他アレルギー疾患・便秘改善などの効果があります。
タンポポは子供にはあのフワフワな種を吹く楽しみを与え、花は綺麗で目を楽しませてくれ、葉はC型肺炎ウイルスを抑制する物質が含まれ、根には健胃・利尿・催乳などの効果がある優れた雑草です。お茶やコーヒーとして飲みますね。
ハトムギは種が薏苡仁という生薬で、いぼ取りの効果、利尿作用、抗腫瘍作用があります。
子供の頃は母がこれでお手玉を作ってましたし、お茶も飲んだ気がします。
ドクダミは強烈な匂いがしますが、乾燥させるとそうでもなく食用にもできるそうです。天ぷらとか。食べたことないですが。
十薬という名の生薬で、煎液には利尿作用、動脈硬化の予防作用などがあり、湿疹、かぶれなどには、生葉をすり潰したものを貼り付けるとよいそうです。
幼い頃住んでた家の軒下に生えてましたが、臭いので近寄りませんでした。(笑)
アロエは医者いらずと言われるキダチアロエと、食用に使われるアロエベラの二種類が有名ですが、実はたくさんの種類があり、ベラ以外はワシントン条約で輸出入制限されてるそうです。
ウチのベランダには両方あって、水しかやってないですが、まぁ大きくなって困るほど。
10日以上家を空けて他の多年草がみな枯れてしまってもビクともせず、10年以上生き続けています。雑草魂ですね。
マンションの外庭に植えられ、巨大に成長してるものも見かけます。
さて、ここからは規制されているため、見かけたことはありませんが、薬効最強の二つなのでご紹介します。
カンナビス(大麻)は、捨てるとこがない最強の雑草です。昔は日本中に生えてましたし、今でも東南アジアでは道ばたに生えてるそうです。
「地上で最も素晴らしく有用な植物」という昔書いた記事に、様々な用途を書いてます。
記事を書いた2012年当時はアメリカも規制の厳しい国でしたが、今は日本が唯一最も厳しい国になってしまいましたね。
ちなみに、下の写真はカンナビスの葉の断面です。「世界の裏側ニュース」に紹介されてました。

大麻は人をハッピーにしますが、実際中でも笑顔になっていたんですね。ビックリです。
スマイルの顔は、水を吸い上げる水路だそうです。
ケシについても以前「朝と麻と芥子」に書きましたが、大麻同様、どこにでも勝手に生える雑草でもあるんです。お釈迦様がたとえ話に使ってたように。
そしていろんな薬の原料になっています。アヘンの原料でもありますが、花も綺麗なんですよね。
さて、ここまではご存じの方も多かったと思いますが、スベリヒユって知ってました?
私は昨日の記事のコメントで初めて知りました。
(ちなみに、昨日のコメントでは、インフルエンザの予防接種でインフルエンザにかかった方が二人もいましたが、ミクシイでも二人いました。やめたらかからなくなったそうですし、やっぱ不要でしょう)
でも、名前は知りませんでした。見たことはありましたが。

スベリヒユは生でサラダにしたり、たたいてネバネバにして納豆に混ぜたり、茹でておひたしにしたりして食べられるそうです。そんなにクセはないようです。
実際に食べたことのある方からコメントいただいたので、ご紹介します。
「ワラビに似てしゃきしゃきとした食感とぬめっこい感があり、青臭さやクセも無くて美味しいです」
う~ん、食べてみたい。
で、その効能が凄いです。
抗酸化物質の一つであるグルタチオンを含み、
オメガ3脂肪酸含有量が全植物中最高で、ビタミンB、マグネシウム、鉄分も豊富。
天然の抗生物質とも呼ばれており、解毒作用、コレステロール値、血圧、心臓冠動脈病などの血管系にも優れた効果があるようで、古くから世界中で薬草扱いされているそうです。
生の葉の汁は虫さされに、煎じた汁は利尿剤としても使われてきたとか。
いかがでしょうか。
まだまだ雑草だけど薬効があり栄養価の高いものはたくさんあるはずです。
他にお勧めの雑草があったら教えてくださいね。
雑草は農家には嫌われ、行政は道路脇や空き地で伐採して捨てます。
そんな立ち位置ゆえにタダで手に入りますから医療費がかかりません。
大麻草も昔のように雑草扱いに戻しさえすれば、家庭で簡単にオイル抽出できてガンもてんかんも完治させられます。作り方はそれぞれ違いますが、原材料費はほとんどタダです。
空き地に種蒔けば毎年勝手に生えてくれるんですから。
今日本で合法的に入手できるCBDオイルは高価なわりには効果が弱く、多少症状を緩和させますが完治までは厳しいですし、ビジネスになってるので、中には質の悪いものもあります。
質が良かったとしても特定の成分だけでは弱いのです。
私は植物に規制をかけるのはやめて、他人を害するなど悪用した場合に厳罰に処すということで十分だと思っています。
ただ、教育は必要ですが。
包丁は人を殺せますが、規制されてませんよね。料理に必要ですからね。
同じ扱いがなぜできないんでしょうか。
ブラックマーケットも消滅しますし、医療費も抑制できますよ、間違い無く。
ただ、雑草も農薬蒔いた畑の横のものはやめましょうね。
ていうか、農薬もそろそろやめる時でしょう。リンゴの木村さんのような自然農が広まって、きっとそういう時代になると思っていますが、早くそうなって欲しいものです。
最後に言うことではありませんが、タイトルのトップ10はちょうど10種類だったので付けましたので、ランキングではありません。
でも、雑草最高でしょう?
雑草万歳、雑草に感謝です。
写真は近所の空き地。ススキ越しのセイタカアワダチソウ。S&Sです。

セイタカアワダチソウは西洋から入ってきた雑草ですが、ススキは逆の経路で西洋へ伝播し、猛威をふるってるらしいです。
どちらも繁殖力がハンパ無く、雑草界の東西の横綱と言えるでしょう。
ただ、誰も世話しないのに苛酷な環境を生き抜く雑草の持つエネルギーは、人間の役に立つものなのです。
セイタカアワダチソウについては何度か書いたのでカッツアイ(LIFEの次のシーズンが待ち遠しいです)しますが、ススキってかやぶきの茅なんですね。別の植物かと思ってました。
茅葺き屋根はこのススキと麻の茎が材料となっています。
ススキは秋の七草に入ってますが、実はあれ全部薬草でもあります。
フワフワの穂は干して炒ってお茶にすると香ばしく、解熱剤として利用できるそうです。
そして、なんとススキの未成熟の穂は食用になるそうです。妻は食べたことがあるとか。
雑草で薬草といえば、他にもたくさんありますが、私が今までに近所で見かけたことのあるものを中心にご紹介します。
スギナの胞子茎がツクシです。ツクシは植物の中で一番カルシウムが多く、ゲルマニウムも含まれている、という優れもので、薬草としてのスギナとセットですから素晴らしい雑草です。
スギナは解熱、利尿、鎮咳作用があり、ミネラルが豊富な野菜の代表ほうれんそうと比較するとリン、カリウムは5倍、カルシウムは155倍、マグネシウムは3倍などミネラルの宝庫です。
お茶にすると、上記以外にデトックス・アンチエイジング効果、ガン・糖尿病・高血圧・骨粗鬆症予防、アトピー他アレルギー疾患・便秘改善などの効果があります。
タンポポは子供にはあのフワフワな種を吹く楽しみを与え、花は綺麗で目を楽しませてくれ、葉はC型肺炎ウイルスを抑制する物質が含まれ、根には健胃・利尿・催乳などの効果がある優れた雑草です。お茶やコーヒーとして飲みますね。
ハトムギは種が薏苡仁という生薬で、いぼ取りの効果、利尿作用、抗腫瘍作用があります。
子供の頃は母がこれでお手玉を作ってましたし、お茶も飲んだ気がします。
ドクダミは強烈な匂いがしますが、乾燥させるとそうでもなく食用にもできるそうです。天ぷらとか。食べたことないですが。
十薬という名の生薬で、煎液には利尿作用、動脈硬化の予防作用などがあり、湿疹、かぶれなどには、生葉をすり潰したものを貼り付けるとよいそうです。
幼い頃住んでた家の軒下に生えてましたが、臭いので近寄りませんでした。(笑)
アロエは医者いらずと言われるキダチアロエと、食用に使われるアロエベラの二種類が有名ですが、実はたくさんの種類があり、ベラ以外はワシントン条約で輸出入制限されてるそうです。
ウチのベランダには両方あって、水しかやってないですが、まぁ大きくなって困るほど。
10日以上家を空けて他の多年草がみな枯れてしまってもビクともせず、10年以上生き続けています。雑草魂ですね。
マンションの外庭に植えられ、巨大に成長してるものも見かけます。
さて、ここからは規制されているため、見かけたことはありませんが、薬効最強の二つなのでご紹介します。
カンナビス(大麻)は、捨てるとこがない最強の雑草です。昔は日本中に生えてましたし、今でも東南アジアでは道ばたに生えてるそうです。
「地上で最も素晴らしく有用な植物」という昔書いた記事に、様々な用途を書いてます。
記事を書いた2012年当時はアメリカも規制の厳しい国でしたが、今は日本が唯一最も厳しい国になってしまいましたね。
ちなみに、下の写真はカンナビスの葉の断面です。「世界の裏側ニュース」に紹介されてました。

大麻は人をハッピーにしますが、実際中でも笑顔になっていたんですね。ビックリです。
スマイルの顔は、水を吸い上げる水路だそうです。
ケシについても以前「朝と麻と芥子」に書きましたが、大麻同様、どこにでも勝手に生える雑草でもあるんです。お釈迦様がたとえ話に使ってたように。
そしていろんな薬の原料になっています。アヘンの原料でもありますが、花も綺麗なんですよね。
さて、ここまではご存じの方も多かったと思いますが、スベリヒユって知ってました?
私は昨日の記事のコメントで初めて知りました。
(ちなみに、昨日のコメントでは、インフルエンザの予防接種でインフルエンザにかかった方が二人もいましたが、ミクシイでも二人いました。やめたらかからなくなったそうですし、やっぱ不要でしょう)
でも、名前は知りませんでした。見たことはありましたが。

スベリヒユは生でサラダにしたり、たたいてネバネバにして納豆に混ぜたり、茹でておひたしにしたりして食べられるそうです。そんなにクセはないようです。
実際に食べたことのある方からコメントいただいたので、ご紹介します。
「ワラビに似てしゃきしゃきとした食感とぬめっこい感があり、青臭さやクセも無くて美味しいです」
う~ん、食べてみたい。
で、その効能が凄いです。
抗酸化物質の一つであるグルタチオンを含み、
オメガ3脂肪酸含有量が全植物中最高で、ビタミンB、マグネシウム、鉄分も豊富。
天然の抗生物質とも呼ばれており、解毒作用、コレステロール値、血圧、心臓冠動脈病などの血管系にも優れた効果があるようで、古くから世界中で薬草扱いされているそうです。
生の葉の汁は虫さされに、煎じた汁は利尿剤としても使われてきたとか。
いかがでしょうか。
まだまだ雑草だけど薬効があり栄養価の高いものはたくさんあるはずです。
他にお勧めの雑草があったら教えてくださいね。
雑草は農家には嫌われ、行政は道路脇や空き地で伐採して捨てます。
そんな立ち位置ゆえにタダで手に入りますから医療費がかかりません。
大麻草も昔のように雑草扱いに戻しさえすれば、家庭で簡単にオイル抽出できてガンもてんかんも完治させられます。作り方はそれぞれ違いますが、原材料費はほとんどタダです。
空き地に種蒔けば毎年勝手に生えてくれるんですから。
今日本で合法的に入手できるCBDオイルは高価なわりには効果が弱く、多少症状を緩和させますが完治までは厳しいですし、ビジネスになってるので、中には質の悪いものもあります。
質が良かったとしても特定の成分だけでは弱いのです。
私は植物に規制をかけるのはやめて、他人を害するなど悪用した場合に厳罰に処すということで十分だと思っています。
ただ、教育は必要ですが。
包丁は人を殺せますが、規制されてませんよね。料理に必要ですからね。
同じ扱いがなぜできないんでしょうか。
ブラックマーケットも消滅しますし、医療費も抑制できますよ、間違い無く。
ただ、雑草も農薬蒔いた畑の横のものはやめましょうね。
ていうか、農薬もそろそろやめる時でしょう。リンゴの木村さんのような自然農が広まって、きっとそういう時代になると思っていますが、早くそうなって欲しいものです。
最後に言うことではありませんが、タイトルのトップ10はちょうど10種類だったので付けましたので、ランキングではありません。
でも、雑草最高でしょう?
雑草万歳、雑草に感謝です。