ジム・キャリーといえば、映画「マスク」で一躍スターダムにのし上がった俳優です。

最近知ったんですが、彼は非常にスピリチュアルな人間でもあります。

では、ジム・キャリーの素晴らしいエピソードを、いくつかご紹介します。


ジム・キャリーが10代の頃、父親の会社が倒産します。
昼間は高校に通い、夜は工場の管理人の仕事をする毎日。
住む家もなくなり、キャンピングカーで転々とする中、1000万ドルの小切手を自分宛に書きました。
それは「俳優としての報酬」でした。
彼は売れるまで、その小切手をどこに行くときも持ち歩き、ただ大好きなコメディ俳優としての仕事を続けたのです。


1990年、彼はポンコツの車に乗り、カナダからハリウッドに向かいました。
ハリウッドで世界的な成功を収めて、病気の母の看病をするためです。
もちろん、そう簡単にはいきません。
ホームレスとなり、公園のトイレで顔を洗う日々が続きます。
そんな状況でも、ジム・キャリーは希望を捨てませんでした。
毎晩、ハリウッドが見渡せる丘に登り、街を見下ろして、自分に言い聞かせました。

「僕は超一流の役者だ、今に映画の主演依頼が殺到して引っ張りだこになる。」
「これから沢山の主演オファーが来る、楽しみでワクワクするなあ」


~大学の卒業生へ向けてのスピーチより~

「人は何かを判断する際に、愛情もしくは恐怖心を基準にして判断を行う。現実的で、実用的な、無難で安全のように見える道を恐怖心から選択してしまう。当然、本当に欲しいものは手に入れられない。不可能だと決めつけ、求めることもしないのだから。

僕の存在が、欲しい物を追いかけて良いという証明なんだ。君たちの望みがすぐにかなわないのなら、それはきっと宇宙が僕の望みをかなえる為にてんてこまいだからだ。

父には世界一面白いコメディアンになれる可能性があった。しかし彼は求めなかった。安定を欲して、会計士という保守的な仕事についた。

僕が12歳の時、父は解雇された。父からは大事なことを沢山学んだ。その中でも大きな物のひとつは、好きではないことをやったとしても失敗する可能性があるということだ。

どっちにしろ失敗する可能性があるのなら、好きなことに挑戦した方が絶対に良いんだと学んだよ」


彼はその後、意識の拡大とワンネス体験をしています。

2009年の講演でそのことを話しています。
https://www.youtube.com/watch?v=lsQJyKhmqkQ

こちらのブログに訳が載ってましたので、一部紹介します。
http://blog.livedoor.jp/mrmonaka/archives/51610276.html

「エックハート・トールを知ってからいろいろ彼の本を読みました。

そして、ある朝、突然気がついたんです。
思考がすべての苦悩の責任を負っていることを。

そして、思考をもう一つの視点から見られるようになったんです。
それでは、誰が私が考えているということを眺めているのか?

その瞬間、私は自分が拡張していく驚くべき自由の感覚を体験しました。その自由は私自身と私自身が抱えている問題からも自由でした。

私はすすり泣きました。

私は身体よりもやっていることよりも大きいんだ。
私は全てであり、私は全ての人々でした。
私は宇宙の破片ではなく宇宙でありました。

その日から、そこに全力で戻ろうとしました。でもそれは行ったりきたりで、まるで波に乗っているようでした。波にのるときもあれば、波からはずれることもありました。

でも、少なくともどこにいきたいかわかりました。そこに少しでもできる限り多くの人たちを連れて行きたいと思っています。だって、そこにたどり着いたときの気持ちというのは驚くほどすばらしいからです。

意志が全てなのです。それなしにはこの惑星では何も起きません。
意志なしには唯一つのことですら成し遂げられないのです」


「意志が~」からは以下の4分ほどの動画をご覧ください。字幕付きです。
こちらでは、意志ではなく想念と訳しています。「intention」ですから、思いでも意図でもいいでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=U0xR3qLNTbE

これを観ると、

「全てのことが自分の内側で起こっている」

「僕は無限に続く全て」

それらを単なる概念ではなく、リアルに感じていることがわかります。

「友達はスーパーボールに行ったと興奮して話していたけど、僕がスーパーボールなんだ。
僕は観客1人1人でもあり、外でドラッグを売ってる売人でもある。
君もそれをリアルに感じられたらいいね」

そんなようなことを話しています。


ジム・キャリーいいですね。

今度彼の映画「イエスマン」を観てみます。