ヘンプオイルはココナッツオイルで抽出したものが一番お勧めだと先日書きましたが、そのココナッツオイル単独でもまた素晴らしいのです。
昨日ラジオで専門家のお医者さんの話を聞きました。

アンチエイジングやダイエット、アトピー、ニキビ、糖尿病やガン、アルツハイマーなどにも効果があるのです。
バターの代わりにもなるし、コーヒーに入れてかき混ぜるとカプチーノのようになるとか。

コーヒー好きの方なら15~30dlのココナッツオイル入りのコーヒーを4時間おきに取れば、ほぼ一日アンチエイジング(ケトン体の働き)効果が持続するらしいです。注文したから紅茶でも試してみようと思います。私は紅茶の方が好きなんで。


動物性の飽和脂肪酸は動脈硬化などの原因になってよくないのですが、ココナッツオイルの植物性飽和脂肪酸は中鎖脂肪酸で体に非常に良いのです。

中鎖脂肪酸は体内でケトン体に変わりますが、体中どこにでも運ばれ、活性酸素を除去します。
肌に塗ってもいいし、口を数分間ゆすげば歯周病予防やホワイトニング効果も期待できます。
ラジオのお医者さんはもう歯磨き粉使ってないとか。


ココナッツオイルがアルツハイマーに効くことがわかったのは二年前だそうです。

アメリカの女医さんの夫が50代で進行の早い若年性アルツハイマーになり、日常生活が困難になりました。

しかし、大さじ2杯をオートミールに混ぜて食べさせたら、4時間後にアルツハイマーの点数(20点満点)が4点も上がったそうです。

そこで毎日飲ませ、3年で旦那さんは日常生活を普通に送れるようになったそうです。


脳はぶどう糖(グルコース)を栄養にしてるのですが、それを取り込めなくなったのが認知症やアルツハイマーの状態です。脳が栄養不足で働けなくなってるんですね。

でも、実は脳はハイブリッドで、ケトン体を栄養にすることもできるそうです。グルコースよりもいいという話さえあります。



ガン細胞もグルコースを栄養にしてるそうですが、ケトン体は取り込めないそうです。
だから糖質を制限(白砂糖や炭水化物)してタンパク質やビタミンを摂り、ココナッツオイルを摂取すればガンも克服できます。



糖尿病患者の血中にはケトン体が大量に含まれるらしく、悪者のように思ってる人もいるかもしれませんが、ココナッツオイルを飲ませると、逆にケトン体が1/10に減るそうです。
なんでも多すぎると悪いですが、そのくらいの量だと体によいのです。


パーム油とは別物ですが、同じように常温で固体になっています。

熱しても酸化しにくい飽和脂肪酸ですので、炒めものにも最適ですし、バター代わりにもなります。また、マーガリンのようなトランス脂肪酸は含まれていません。


抗菌作用のあるラウリン酸も豊富に含まれています。



では、効能をまとめます。

1.アンチエイジング

活性酸素除去機能のケトン体の働きで老化を防ぐ。抗酸化作用の天然のビタミンEも多く含まれています。

2.ダイエット効果

中鎖脂肪酸なので、長鎖脂肪酸と比較すると消化吸収は4倍、代謝は10倍のスピードで分解・燃焼。だから脂肪になりにくい。

3.便秘解消・肌荒れ防止

腸絨毛に浸透し、その汚れや食品添加物や化合物を除去する。結果肌荒れも防ぎます。

4.コレストロール改善

中鎖脂肪酸は善玉コレストロールを増やし、悪玉コレストロールを減らす。

5.糖尿病の改善

精製された植物油の多価不飽和脂肪酸は、細胞の働きに悪影響を与え、糖尿病を促進させますが、中鎖脂肪酸はインスリン抵抗性を改善し、過剰な内臓脂肪の蓄積を抑えます。

6.心疾患のリスク減少

LDLコレステロールの低下やインスリン抵抗性の改善が、心臓血管疾患のリスクを減らします。

7.免疫力を高める

母乳にも含まれるラウリン酸が豊富で、ヘルペス、インフルエンザ、エプスタイン・バーウイルスなどのウィルス、黄色ブドウ球菌、アクネ菌(ニキビの原因)などに効果があります。

8.認知症・アルツハイマーの予防・改善

ブドウ糖を吸収できなくなった脳でもケトン体を栄養とすることができるので脳が回復します。

9.甲状腺機能の回復

一般的な植物油は、甲状腺の機能を低下させる、代謝率を下げますが、ココナッツオイルにに替えると、2週間で75%の改善がみられたケースもあるようです。

10.皮膚疾患の改善

皮膚黄色ブドウ球菌に対する抗菌作用を示し、またアトピー性皮膚炎の皮膚乾燥にも効果的。

11.バターやマーガリンの代わりに

世界中で規制されているトランス脂肪酸は天然の油脂にも含まれますが、一番多く含むマーガリンや、ショートニング、ファットスプレッドは人工のトランス脂肪酸なので、特に避けた方がいいです。植物性油を無理に固体に変えているのです。
またバターは天然ものですが、動物性脂肪なので、多量に摂ると悪玉コレストロールや中性脂肪のもとになってしまいます。
ココナッツオイルはトランス脂肪酸ゼロで、元々常温で固体で、健康にいいです。

12.調理用の油に

オイルは通常熱に弱く、酸化しやすいです。酸化した油は活性酸素の元なので、アスリートは揚げ物は食べない人が多いです。その点、ココナッツオイルは熱に非常に強く、酸化しにくいです。

13.全身のスキンケア、ヘアケアに

分子量の小さい中鎖脂肪酸がたっぷり含まれており、お肌や髪の毛に塗ることでスムーズに浸透します。ベビーマッサージやサンオイルとしても使えます。

14.虫刺されや擦り傷のケアに

ラウリン酸をたっぷり含み、抗酸化力・抗菌力に優れ、その効能は、エイズの治療薬としても期待されており現在研究が進められています。
そのため、虫刺されや擦り傷、打ち身などに塗ると効果が高いです。

15.ガンの予防・治療に

ガンの栄養であるブドウ糖を断つことが条件ですが、代わりにケトン体をとれば、ガンは兵糧攻めとなります。

16.歯磨き粉代わりと歯周病予防に

重曹と同じ使い方がですが、ココナッツオイルにも同様の働きがあります。でも、もったいないので私は重曹を使いますけどね。



いかがでしょうか。

ヘンプオイルは万病に効くと言われていますが、ココナッツオイルも凄いですね。

ただ、一番効くヘンプオイルはカンナビスオイル(花穂や葉から抽出)だそうです。
これはTHCが含まれているので、日本では販売禁止ですが、アメリカでは買えます。
日本で買えるのは、ヘンプシードオイル(種から抽出)です。それでも多目的に使えます。
なんと、純粋なGLA(ガンマリノレン酸)が最大5%ほど含まれていると言われていますが、これは他の植物よりもずっと高い含有量で、あのスピルリナよりも上回るのです。
麻の実(種)を食べると確かに油分を感じますが、あれがヘンプシードオイルなんですね。


植物だけでなく、自然界には微生物・昆虫なども含めて必要なものは全てあるんだと思います。
化学合成や精製は天然ものに比べてたいてい副作用を伴いますからね。不要じゃないでしょうか。もちろん、遺伝子組み換えも。自然な交配はいいと思いますが。

では、参考資料を以下に示します。





がんの中鎖脂肪ケトン食療法
http://www.f-gtc.or.jp/ketogenic-diet.html

10個もの健康効果・効能を持つ凄すぎるココナッツオイル!
http://www.earth-sea.jp/html/page52.html

驚くべきココナッツオイルの6つの効能
http://coconutsfan.com/coconutsmerit-201.html