またまたフィリップ・K・ディックの本を読みました。

図書館で借りたんですが、一度絶版してたものの復刻版でした。

しかし、やはり、ディックのSFは面白いです。

途中まではSFって感じじゃなく、ミステリーサスペンスみたいな感じでしたが。

映画「トゥルーマンショー」と「エンダーのゲーム」の要素がありますので、ぜひ映画化して欲しい、と思いました。

なんとこの長編を2週間で書いたそうです。見直しは二回しただけ。天才ですね。

このあとどうなるのか、と思うと読むのを途中でやめられなくなりましたよ。

途中、現実の世界が崩壊していく場面とかあって、ディックはやはり、この世界が幻だってことを密かに盛り込んでいます。

ちなみに、一部実体験が入ってたりするようです。


とりあえず、アマゾンの内容紹介を載せます。

男の名はレイグル・ガム。独身、46歳。
アメリカの一地方都市で、この男のことを知らぬものはいない。新聞の懸賞クイズ「小さな緑の男は次にどこへ行くか?」に毎日毎日勝ちつづけている男なのだ。
時は、1959年。
だが、時々、レイグルは自分が、なじみのない他人に思えることがある。
そして同居している弟夫婦も。
たとえばある時、洗面所であると思ったスイッチがないという弟の体験、
子供が近くの廃墟から拾ってきた雑誌の記事、
鉱石ラジオから傍受した奇妙な通信、
ついに町を出ようとしたレイグルは、なぜか警察に追われ、一軒の家にたどりつく。
そこで見た新聞の日付は1997年5月10日、なんと彼レイグルに関する記事が載っていたのだ。
卓抜なアイデアと巧妙なトリックで構成されたストーリーは、やがて壮大な宇宙ドラマへと突入する。
米国SF界の巨匠が放つスリリングな世界。


復刻版では、

この町でその男の名を知らぬものはいなかった。
レイグル・ガム。
新聞の懸賞クイズ“火星人はどこへ?”に、2年間ずっと勝ち続けてきた全国チャンピオンだ。
だが彼には時折、自分が他人に思えることがあった。
ほんとうの自分はいったい誰なのか?
ある日、同居する弟夫婦の子供が、近所の廃墟からひろってきた一冊の古雑誌が引き金となって、彼を驚くべき真実へと誘ってゆく…鬼才ディックの名作、ファン待望の復刊!


ちょっとクイズの題名が復刻版では違ってますが、内容は一緒です。面白そうでしょ?


やっぱディックはいいです。また他の本を図書館に予約しようっと。