6月4日。


ヨナさんを通じて鉄さんから依頼があった「天からの一斉ヒーリング」については、3日にミクシィでお知らせしていた。「鉄さんからのプレゼント」というタイトルで、6月6日に行うことを。


そしてこの日はさらに追加情報として、亡くなった方を通しての天からの癒しはとても強力で強烈だ、という話や、鉄さんがランランさんの指摘などを受け入れて過去の清算が終わっていたので、最速で可能になったんじゃないかという話なども含めて日記を書いた。


その最後に書いた内容はシンクロしまくりだった。


ヨナさんから届いた前回のメッセージは、PCのメールボックスにも通知が来てたのだが、それが


受信箱(22222)


だったのだ。


実は鉄さんが亡くなってから何度か、2並びの数字を見せられていた。


車の走行距離2222km


時刻2:22


ナンバープレート22-22


私はエンジェルナンバーを覚えてないので、調べなきゃなぁ、と思っていたのだが、すぐ忘れていた。でも、さすがに2の5並びを見た時には「わかりました。調べます」って感じですぐ検索した。


22222は


「信じる心をもってください。すべてはうまくいきます。

この状況は関わっているすべての人にとっておのずとみごとに解決していきます。心配はいりません。

あなたの深い確信が、奇跡や、新たな素晴らしい機会を生み出してくれます。

信じる心を持ち続けていてください」


ということだった。222や2222の内容もこの中に含まれてる。


きっと「天からの一斉ヒーリング」はうまくいくということだろう。


そのことを付け足した日記へのコメントもシンクロだらけだった。



ピンキーさんは、


この日記見る直前、車運転してて、見たナンバーが222と2222でした。今日は2222かな? と思ったとこだったので、ビックリしました」


フユさんは、


「この日記を読む前にface bookで鉄さんを見つけました。お顔を初めて拝見しましたが、穏やかな素敵な方ですね。それから222の記事にびっくり。私は2月22日生まれで車のナンバーも222。私の為にもお祈りをしてくれた鉄さんが語りかけてくれているようで、身近に存在を感じています」


他にも「昨晩寝る直前に見た時刻は2:22でした」


とか、


「素晴らしいです。先ほど移動中に前の車の見たら222でした(^-^)」


という方もいたが、極めつけは聖子さんだった。


「以前両親が住んでいたのは鉄さんと同じ市内でした。その住所が2222-22。そして一昨年引っ越しした日が6月6日と、半端じゃないご縁を感じています」


まさかの2の6並びと6月6日のシンクロ。


だが、6月6日のシンクロはもっと凄い話が待っていた。





この日記は朝会社が始まる前にアップして、その後奥さんにメールしていた。


電話でお伝えしたいことがあるので都合のいい時間を教えてくださいと。


午後三時過ぎにメールが来たので、駐車場の車の中から電話した。


内容はもちろん、鉄さんが行う「天からの一斉ヒーリング」についてだ。





「~ということなんですが、奥さんも受けていただければ、と思いまして」





「ぜひ参加させてください。どうすればいいんですか」





「天国の鉄さんから癒しのエネルギーが降りてきて奥さんやお子さんを包みますので、それをイメージしてもいいですし、ただ、受け取ります、と宣言して、ボーッとしてるだけでもいいと思いますよ」





「わかりました。ちなみに、6月6日は結婚記念日なんです」





「えぇっ~! マジですか」





「だから、ちょっとビックリしました」





「鉄さん、計画的ですね。それを隠して、初七日とかって言ってましたけど、初七日が結婚記念日になるように死ぬ日を決めてたのかもしれませんね」





「もしそうなら、主人はあの日に亡くなる運命だったんですね」





「きっと、そうなんでしょうね」





鉄さんは実は誰よりも奥さんへのプレゼントにしたかっただろう。6月6日については、奥様しかわからないメッセージなのだから。





そういえば、霊能者のロージーさんは「鉄さんはこれを生前から計画していたように感じる」と言っていた。間違いないだろう。











6月5日。


翌日に控えた「天からの癒し」についての詳細日記をあげた。


もちろん、奥さんからのサプライズ情報を加えて。


龍騎さんが癒しとヒーリングの違いを詳しく日記に書いていたので、そこからの要約を付け加えさせてもらった。





「~簡単に書くと、


不具合を無くすのが目的なのが『ヒーリング』

今のままで幸せだと気づくのが『癒し』

赦されている、愛されているんだと気づくのが『癒し』

そして、どちらも正しく同等で、しかも両立するもの



で、今回はどっちなんだ、と言われても実はわかりません。

癒される人もヒーリングされる人もいるかもしれないです。

とにかく過度に期待せず、何が起きるかをワクワクしながら楽しむ、というスタンスをお勧めします。

全ての人に最善のことが起こることを願います。





では、詳細です。





     鉄さんプレゼンツ 『天からの癒し~一斉ヒーリング~』



日時



6月6日 お昼12:30~13:00 (0:00~24:00)



※リアルタイムで参加できない方も、この日であれば受け取れます。



参加資格



どなたでもOK



受け方(あくまでも参考です。お好きなように受けてください)



大きく三回深呼吸してリラックスします。

『鉄さんから贈られるエネルギーを受け取ります』と宣言します。(これだけは必須)

ここからはイメージしてください。

天にいる鉄さん(またはフラワーオブライフのシンボルマーク)が光輝いていきます。

光の球体になった鉄さんから、円錐状に愛と感謝のエネルギーが降り注ぎます。

その中の一筋の光に自分(家族・病人・けが人なども)が包まれます。

あとはご自由に。

瞑想してもよし、エネルギーを感じてもよし、イメージングを続けてもよし、寝てもよし、何も感じられなくてもよし。鉄さんとの思い出を振り返ってもよし、祈ってもよし、泣いても笑ってもよし。

とにかく、楽しんでいただき、終わったあと笑顔になってもらえたら嬉しいです。



時間は目安です。アバウトでいいと、鉄さんも言ってますから、これより長くても短くても時間がずれてても『鉄さんから受け取ります』さえ言っていただけば大丈夫です。

でも、できるだけ同じ時間に合わせた方が効果が高い気がしますので、意識はその時間に向けてください。

事前に宣言しておけば時間差で受け取ることも可能。リラックスできる時間に、あらためて時間を遡り、追体験も可能です。



では、明日をお楽しみに。



鉄さん、ありがとう。そしておめでとう」










ヨナさんは前日、私が鉄さんの前で企画書を書いてる夢を見たそうだ。今回と同じ内容かはわからないが。


あと、奥さんに確認したところ、鉄さんが亡くなった時間は企画内容と合致してたのでホッとした。ちょうどお昼休みなので、平日でも参加できる方は多いだろうし・・・・・・まさかそこまで考えて亡くなったのだろうか。もしかしたらそうなのかもしれない。











6月6日。


お昼休み、12:30に会社を抜け出し、駐車場の車の中で一人静かに「天からの癒し」を受けた。


一緒に京都の弟からメールをもらっていた幼児にも癒しの光が届くことをイメージした。48時間の大手術は成功したものの、未だ意識不明ということだったのだ。


最初は目をつぶってはいたが寝ることはなく、一度12:50に目を開けた。あと十分だと再度目を閉じたのだが、なんとなくエネルギーを感じたあと、気づいたら13:40だった。寝てたのだ。ビックリして10分後に会社に戻ったが、何も言われず問題も起きてなくて良かった。





何人かの参加者のコメントや日記を見ると、エメルギーを感じたり、ビジョンを見ていた人など、様々だった。


カイトさんは「強烈なエネルギーを送ってくれ」と頼んだようだが、そこまでの体感はなかったようで、仕事帰りに心の中で言ったそうだ。「鉄さん、こんなものなのか?」


すると、目の前に現れた車のナンバーに目が止まったとのこと。それが、


「10-20」


「? ・・・・・・て(10がテン)・つ(2がツー)・お(0がオー)、てつお!」


鉄さんの本名だ。


エネルギーが強ければいい、というものじゃない、という鉄さんからのメッセージかもしれない。


ヨナさんは体験をメッセージで送ってくれた。





「目を閉じて深呼吸すると、ガイドが迎えに来ていました。

周囲には色んな神様が大集合していました。

どこかの神殿に入ると、四角い顔の神様がいました。

少し私は叱られました。

迷ったり落ち込んだりすると、その度に段取りが狂うそうです。

左横を見ると鉄さんが柔かく笑って立っていました。

(フェイスブックで鉄さんを確認したので、すぐ分かりました)

右横にケンタさんがいます。

目を瞑っています。



私は、鉄さんとケンタさんと私の3人で手を繫いで左回転で歩きはじめました。

回転とともにフラクタル模様ができ、フラワーオブライフの幾何学模様に変化しました。

少しづつ円錐形になり、下に降りていきます。

少しウトウトしながらも、カゴメカゴメのように歩いていました。

急に空腹になり、お腹がギュルギュル鳴ります。

ヒーリングの際エネルギーを持っていかれると、お腹が減ることがあります。

今回は参加者が多いので、空腹も半端なく、ギュルギュル胃液が鳴ります。



しかし宅急便が12時50分に来てしまい、対応しました。

切れてしまうんじゃないかと心配しました。

起き上がると空腹感はさっきほどではありません。

戻ると12時54分でした。

しかしまた別の宅急便が来ました。

対応してから戻ると、12時55分でした。

なんでやねんとカッカしました。

その分集中して戻ることができました。

そしてまた歩き始めました。

お腹の鳴る音がギュルンギュルン派手な音を立てています。

鉄さんが確認してきました。

「貴方のエネルギーを貰いますよ。良いですね?」

「はい。どうぞ存分に使ってください」



そろそろ終わりかな・・・と思った瞬間・・・

急に私たちはラグビーボールのスクラムを組むような姿勢になり、高速左回転をしました。

一瞬で溶け合い、鉄さんのシンボルが真っ白な光を放ちました。

終わったのが分かったので、戻りました。

13時5分でした。



本当に亡くなったのだろうかと思うくらいリアルな鉄さんでした。

柔和な笑顔の下に強い意志を持った堂々たる鉄さんに、生きている内に会ってみたかったです。



明日お通夜なのですね。

色々ありがとうございました」






私が12:50に目を開けた時は、最初の中断だったのだ。私自身は何も見えていなかったが、一緒に活動してたようで嬉しかった。











6月7日。


昨日、京都の意識不明だった子供が目を覚ましたそうだ。この日弟からのメールでそれを知った。


弟には何も言ってなかったが、私は鉄さんの「天からの癒し」が効いたんだと思っている。


また、ヨナさんからのメッセージにも凄い効果が書かれていた。





「朝起きて、びっくりしました。

体の中で大デトックスが起きていました。



天からの癒しの最中に、お腹がギュルギュル鳴っていたのは、その所為だったのです。

肝臓で造血作用が急激に起こったのでしょう。

何か喰え~~~~ってサインだったのですね。



私は肝臓が弱く造血能力が低いので代謝が悪くなってしまい、ホルモンバランスを崩していました。

それが6月6日に調節されて股関節痛が改善されました。

ウォーキングを再開できそうです。



いや~~びっくりしました。

この一年、足の痛みで歩行困難になっていたので、鉄さんのヒーリングがきっかけになって出口が見つかりそうです。

ありがとうございます」





鉄さんの「天からの癒し」は大成功だったようだ。





この日、私は有休をとっていた。夕方6時半からのお通夜に参加するためだ。


会社が終わってからでは間に合わない。


4時半に斎場の最寄り駅で昭和さん、KANさん、テネシーさん、カイトさんと待ち合わせし、喫茶店で積もる話をしたあと、車で会場に向かった。


30分前に駅を出て、5分で着くはずだったが、駐車場へは車の行列ができている。まさかここで渋滞するとは。


少しずつしか進まず、入れなくて間に合わなくなるかと思ったが、なんとか10分前には駐車できた。


かなり大きな斎場の駐車場だったが、まさかこれほど混雑するとは予想外だった。


鉄さんは仕事でも重要なポストに就いていたようだし、政治的な活動もやっていたし、両親の宗教関係者もいるからかもしれない。


斎場には三つの部屋があった。鉄さんの葬儀は一番大きな部屋だったにも関わらず、人が入りきらず、ここでも長い行列が出来ていた。


ランランさんとデンバーさんとサツキさんは、タクシーで来ていて、別室で喪服に着替えてきたらしい。会場まえで合流し一緒に参列した。


この日は、奥さんやご家族と話す時間はなく、焼香時に挨拶しただけで、二階の控え室に上がった。


そこで全員食事しながらしばらく話をすることに。


ランランさんは彼との話を涙ながらに伝えてくれた。





「奥さんから『てっちゃんの呼吸が苦しいんです。遠隔お願いします』と、毎晩のようにお電話を戴き、直ぐに遠隔に入ったのが遠い昔のようでもあり、さっきの事のようでもあるわ。

てっちゃんとわたしが知り合ったのは、ほんの2ヶ月前。三回しか会ったことなかったのに、彼が亡くなる前日は、わたしは入院している彼に付き添って一晩彼と二人きりで過ごしながらヒーリングをしました。

わたしは彼の手足を温めようと、一晩中彼の身体をさすり続けました。

てっちゃんは、そんなわたしを、意識が戻ると優しい目でみていてくれましたよ」





思わず涙がこぼれそうだったが、次の一言に私は思わず噴き出してしまった。





「私ね、生まれて初めて人様の旦那さんと一晩中一緒に過ごしたわ」





ハッハッハッハ





大きな声で笑ってハッとした。「しまった。お通夜なのに」私は口を押さえた。





あまりにもKYだが、ランランさんは言った。「いいのよ。てっちゃんも、ニコニコして聞いてるし、喜んでるわよ」





それで、多少ホッとしたが、他の人達も奥にいたんで、ちょっとばつが悪い。





しばらくすると、親族が上がってくるから、と係の人に言われる。席を空けて、ということだ。十分食事もして話もできたし、ここで解散となった


また明日、と会場内で女性陣と別れ、男性陣を駅まで送り、家路についた。