いい年して、私は未だに少年マガジンとサンデーを読んでいます。



とは言ってもサンデーは高橋留美子の「境界のRINNE」、
マガジンはボクシングの「はじめの一歩」を立ち読みするくらい。



あとはモーニングでビジネスマンガの「島耕作」と、行政書士の「カバチ」を読むくらいなので、マンガ三昧ではありません。



でも、今日立ち寄ったコンビニでマガジン手に取ったら「はじめの一歩」がお休みでした。





そこで、「せっかち伯爵と時間どろぼう」を読みました。だいたい「一歩」が無いときはこのパターンです。



これは実は結構スピリチュアルな要素が入ったギャグマンガです。



なんといってもサンジェルマン伯爵という上人類(4次元の人間)が出てきます。

伯爵はタイムトラベラーなのですが、実はこの世ではトータルで1年しか寿命がないので、時間を浪費するニート(主人公)を時間どろぼう呼ばわりします。



まぁ、たまたま初回を読んでいたので、そのくらいの設定は知っています。





そして、今日の話がビックリでした。(これから読む方にはネタバレになります。読んだ方からの、正確じゃない、間違ってるとかの指摘は無用です。記憶とはそういうものです)





では、今日のストーリーダイジェスト。





桃の節句なので、ひな人形を飾りますが、お雛さまが見つかりません。




そこで主人公が、お雛さまをどこからか拾ってきます。


ヒロイン達は気味わるがりますが、とりあえず飾ってその前で「ひなまつり」を歌います。




すると、ワンフレーズごとに大きくなって、人間と同じ大きさになりました。



上人類がこの世界に入るとあっという間に成長するのです。



ちなみに、かぐや姫も上人類で、竹も上次元の植物なのです。



だから、かぐや姫かと思われましたが、



「竹ではない、もっと成長の早い麻だ」



と言います。



ということで、彼女はなんと、



「大麻姫」



だったのです。



しかし、彼女は乾燥に弱く、すぐに燃えていい香りをふりまきます。



その香りをかいだ人達は笑いだし、ハッピーになりますが、そうなると姫は逮捕されてしまいます。



主人公は、なぜそれで捕まるのか、と首をひねりますが、湿度99%のサウナを作り、彼女と一緒にみんなそこに入ります。



そこへ、サウナを見つけたホモの集団がやってきて、「ラブ&ピース」「フリーセック(節句)」と叫び、女性陣を追い出し、主人公を見つめます。狙われているのです。



ホモはカップルの男達には手を出さない、と言われ、主人公は友達の男とキスをします。



しかし、外の窓からそれを目撃した大麻姫は、思わず萌えてしまいます。



3次元の人間が2次元のアニメやマンガに萌えるように、4次元の人間は3次元に萌えるのです。



すると、燃え尽きてしまい、堕センション(次元降下)してこの世の人間になりました。





まぁ、そんな話ですが、大麻についてのかなり正しい知識を持ち合わせていますね。



麻は三ヶ月で成長しますし、実際に高次元の植物と言われていますし。



みんなをハッピーにするだけで害がないどころか、難病治療の薬や食料や服やオイルにもなる夢の植物なんですけどね。




だから、大いなる麻と呼ばれてるんです。





ちなみに、サンジェルマン伯爵も実在の人物で確かマスター(大師)ですよね。まぁ、そう聞いてるだけで本当のところは知りませんが。






ということで、少年漫画の世界もなかなか凄いことになっています。





ちなみに、「境界の
RINNE」は不成仏霊を浄霊する死神の高校生が主人公ですので、輪廻と題されるだけあって、さらにスピ的ですが、恐い話ではなく「うる星やつら」的なギャグマンガです。

この世に執着がある霊を満足させて成仏させる、いわゆるレトリーバルがテーマですね。





どちらも、恐くなったり脅したり説教くさくなったりせずに、ギャグとして楽しませるマンガ、というのがいいところです。





マンガや映画もフィクションだと、真実を伝えても問題にされないのがいいですね。





では、再見