この本は亡くなった友人に最初見せてもらいました。夜ガストで一緒に小食の食事をした時でした。


1年ちょっと前、ちょうど二人が一日一食をやっていた時期です。


そして、去年の暮れ、奥様から欲しい本があったら持ってってと言われていただきました。



青汁とサプリだけしか摂っていない鍼灸師の森美智代さんと、「感謝念仏」と断食を指導している宗教学者の町田宗鳳さんの共著です。


森さんは、養護教諭として小学校勤務をしていた1984年に難病の脊髄小脳変性症を罹患。以来、西式・甲田療法に専念し、難病をみごと克服。その後、鍼灸師の資格を取得し、大阪府八尾市で鍼灸院を開業。現在、森鍼灸院院長。本格的な断食・生菜食療法を実施してからすでに30年、1日青汁1杯のみの生活になってからは丸18年を超えているそうです。


彼女を主人公にした「不食の時代」といいうドキュメンタリー映画もあります。このDVDもいただいたんですが、そちらはまだ観ていません。


町田宗鳳さんは、14歳の時に出家し、大徳寺にて修行に励む。34歳の時に大徳寺を離れ渡米し、ハーバード大学新学部で神学修士号、ペンシルバニア大学東洋学部で博士号をそれぞれ取得。シンガポール国立大学助教授、プリンストン大学准教授、東京外語大学教授を経て、広島大学院総合科学研究科教授だそうです。


二人別々の記事のあと最後に対談となっています。



この本読む前から「ありがとう」という言霊は素晴らしい力があると思ってましたが、それを裏付けする話がいっぱいでした。

また、それ以外にもいい話がたくさん載ってました。


森さんは脳波は普段からα波が優位で、自動書記の時はθ波です。体が寝てる時と同じ脳波状態で書いてるのです。


脳にはブドウ糖が必要だと言われていますが、摂らなければ体脂肪を分解してできるケトン体でまかなえるそうです。


コップ一杯の青汁しか摂ってなくても、一旦減った体重は増えて適正値に戻るそうですし、体は上手くできてるんですね。



さて、この本読むと断食がやりたくなります。


しかも、通常イメージする断食は辛いものですが、二泊三日の断食合宿参加者のレポートなどを読むとそんなことないんです。

実際ありがとう体操やったり、声を出したり、自然の中を散策したりして楽しそうです。

柿の葉茶はいくらでも飲んでいいらしいですし、酵素ジュースとか結構美味しくてお腹いっぱいになるようです。

最終日はみんな宿便がどんどん出て肌もつやつやになるそうですが、オーラも違ってくるそうです。


ヨガナンダさんの本にも断食の勧めがありましたし、一日一食は合わなかったですが、果物だけの一日断食とかはたまにやってみようと思いました。でも、それについても大事な話がありましたよ。

一日以外では指導者なしにやるのは危険なので、やるなら町田先生の合宿に行きたいです。


ちなみに、ありがとうですが、感謝すべき対象に言うのはもちろん、嫌な相手にもいうのが大事とありました。

これは「神の使者」にもありましたし、スピ系ではよく言われてることですが、自分の内面が外界に現れているからです。

他人を通して自分を見せられているのです。

だから他人ごとじゃなく自分の問題なので、それを教えてくれてありがとうと言うのです。


私もこれについては何度か経験がありますが、良かれと思って言ったことを誤解され非難されたことがあります。

ひどい時は絶交されそうなこともありました。

理不尽だとは思いましたが、とにかく、誤解させるような発言や思い込みをした自分に原因があるので、もちろん、表面上も謝りましたが、心の中でその方達を思い浮かべて「ありがとう。ありがとう」と何度も言いました。真剣に必死にです。

その後、なんとかわだかまりも溶けて、今はみなさんと仲良くさせていただいています。

体の健康にもいいですが、心の健康にも「ありがとう」は効きます。


森さんは、自分の欠点にも「ありがとう」というといいと言っています。


欠点を毛嫌いして直そうと戦っても直りませんが、欠点のおかげで成長できる、努力できるんだからと、感謝していると、逆に直っていくそうです。


やはり、戦ってはダメですね。


森さんはひとりさんみたいに天にお任せな方です。なぜなら、今まで自分がやりたいと思ってたことが途中で変更せざるを得ない状況をたびたび経験してきたからです。

だから今では使っていただけるように自分の心を清めることをこころがけてるようですが、亡くなった甲田先生に使われているのを感じるそうです。


町田さんは法然という小説を書いたそうですが、法然が好きなだけで小説なんか書いたことなかったのに、自然に書けたそうで、きっと法然に使われて書いたんだろうと言っています。


ちなみに、小食へのステップを段階的に森さんは書いています。ヨガナンダさんも言ってましたが、急に無理してやるのはよくないです。5段階くらいあったかな。


また、町田さんは断食方法をいくつか書いていて、一番安全なのは寒天断食だそうです。


断食だからって何も食べないわけではないのです。修行ではなく健康のためですから。


寒天は腸の癒着を治す働きがあるらしいです。開腹手術すると腸が癒着する場合があり、そんな人が断食すると危ないらしいですが、この寒天断食なら大丈夫みたいです。空腹感も少なく初心者向けとか。


ただ、宿便を出すにはすまし汁断食の方が腸が活発に動くのでいいとか。

胃腸が強くない方にもお勧めだそうですが、腎機能が弱ってる方にはお勧めできないとか。


子供や胃腸の強い人にはりんご断食がいいそうです。


それぞれ詳しいレシピが書いてましたが、これ読んでいて良かったです。

私は腹膜炎の半年後腸閉塞になって二度目の救急車で再入院しましたが、腸が癒着してましたから。

でも、それをレントゲンにとりながら鼻から管を入れられましたが、胃から腸になかなか進まず、三回ほど吐き出して、最後は部長先生が入れて腸までたどり着きました。最終的に二時間くらいかかったと思います。被爆しまくりです。


やるならまず寒天断食ですね。危なくまた腸閉塞を起こすところでした。

まだ腸が癒着してるのかはしりませんが、腸閉塞は苦しかったです。

腹膜炎の時はお腹が破裂したかのような激痛であんな痛みは経験したくないです。盲腸の痛みがかわいいくらいでした。でも、腸閉塞の苦しみも嫌です。痛み止め切れても看護婦さんは薬出してくれなくて、次の日医者が出てきて処置するまで地獄でしたね。


あと、トイレ掃除はトラウマ掃除とか、他にもいい話はたくさんありましたよ。


そういえば、私は誕生日にコンビニのトイレに入ったんですが、トイレが凄く汚かったのです。私は小でしたが、思わず、置いてあったブラシで付着物を落とし、最後はトイレットペーパー使ってゴシゴシして綺麗にしました。


あんまりそこまでしたことなかったんですが、なんかそのままにしたくなかったんです。


きっとそれも自分の内面の表れなんでしょうね。今思ったんですけど。だから綺麗にしたくなったのかも。

まぁ、自分が汚したと思われたくないという気持ちもあったかもしれませんが。


昨日も自分の部屋をそろそろかたづけて掃除しようと思ったんですが、次男を遊びに連れてったんで疲れてやれませんでした。

まず自分の部屋からやれよって話ですよね。今日帰ったらやろうっと。