2012年8月に「ゼロの物語」の作者高羽そらさん夫妻にお会いしました。
その時、以前ブログに書いていた話を詳しく聞きました。夫妻の体験談について。
まず、お二人が付き合いしていた頃に起きた驚異の出来事をちょっと小説風に書いてみました。
ではどうぞ。
ある日の夜、彼女はどうしても彼に会いたくなった。でも会える状況ではなかった。
ベッドに横になりながら、「会いたい、会いたい・・・・・・」と願い続けていた彼女。
気がつくと、どこか見知らぬ街の通りに立っていた。夜ではなく朝だ。
目の前に同じような形の家が二軒並んでいる。見覚えはない。
どこだろう?
彼女がそう思った時、学生服の男の子が片方の家から出てきた。
「行ってきます」
彼だ。
彼女には一瞬でわかった。
いや、正確には中学生の頃の彼だ。
彼のその頃の写真など見たことなかったが、学ラン姿と体格から中学生だろうと思った。
とにかく彼だというのは間違いない。
思わず声をかけたくなったが、思いとどまった。
声をかけてどうする。「あなたの二十年後の彼女です」とでも自己紹介するの? 頭おかしいと思われるだけじゃない。
彼女は電柱の影に隠れると、そのまましゃがみこんだ。
しかし、気づかれた。近寄ってきて立ち止まった彼は言った。
「大丈夫ですか?」
どうしよう。まさか声をかけられるとは思わなかった。彼女は、動揺しながら答えた。
「大丈夫です。心配いりませんから。ちょっと休んでるだけです」
顔は伏せたまま、ちらっと上目使いに彼を見る。やっぱり彼だわ。なんて若いのかしら。小さい頃から優しかったのね。
彼女は30代以降の彼しか知らなかったので、内心とても喜んでいたが、ポーカーフェースを装った。
「そうですか」彼は少し安心したような声で返事をすると、そのまま歩き去った。
そのあとのことはよく覚えていない。気づいたら朝だった。
次の日、彼女は彼にこの話をしたあと、「とってもリアルだったけど夢だよね」と恥ずかしげにうつむいた。
彼は一瞬考え込む表情をしたが、あっ、と声をあげ、目を丸くした。
「それ、覚えている。中学の時確かそんなことがあった」
「えっ」彼女は驚いたように顔をあげた。「じゃぁ、あれは本当に起こったことなの?」
「うん、それなんだけど」彼は首をひねった。「君はその頃の僕の実家の様子は知らないよね。君を実家に連れていったことはないし、昔のアルバムとか写真も見せていない。だから、君は当時の実家の環境を知るはずはない。話をしたこともないよね」
彼女は首を縦にふる。
「今、実家とお隣さんの家は同じ形じゃないし、電柱もない」
彼女は肩を落とした。「じゃぁ、やっぱり私の妄想だったんだ」
「いや、その逆さ。あまりにも正確なんだ」
彼の言葉に彼女はうつむいていた顔をあげた。「どういうこと?」
「実家とお隣さんの家は、お互いに改装を重ねて今ではかなり違う形の家になっているんだけど、僕が中学の頃は全く同じ形だった。電柱も今はもう撤去されているけど、当時は確かにあった」
「じゃぁ、私は本当に中学生の頃のあなたに会ったのね」彼女は顔を輝かせた。
「間違いないと思う」彼はそう答えると首を左右に振った。「しかし、ビックリだな。まさかあの時の女性が君だったなんて」
以上ですが、いかがでしたでしょうか。まさに「タイムスリップ」もしくは「時空を超えたテレポーテーション」ですよね。
実は最後彼女がどうやって過去から戻ったかは聞きそびれましたので、ちょっと創りました。あと台詞回しも創ってます。実際は会話形式では聞いてませんし、会話なら京都弁でしょう。でも内容はほとんどそのままのはずです。
このケースでもう一つ考えられるのが、体外離脱です。ちなみに、体脱で現実世界に行き、霊体を物質化させるのは相当なマスターでないとできないと言われています。夢の世界や潜在意識の世界に行く人は多いですが、現実世界へ行くのは難しいとされています。さらにそこで自分の姿を認識させるのはもっと困難だそうです。
ゲりーさんやモンローさんも現実世界には行ってますが、物質化して現れてはいませんよね。ダスカロスさんやインドの聖者はやってますが。
ちなみに、テレポーテーションは「時空を超えて生きる」のKan.さんや、「麻ことのはなし」の中山さんも体験してますが、意図して行ったわけではないですし、過去に遡ったわけではありません。
しかし、このケースでは二十年以上過去に現れてますから、時間も空間も超えています。めったにない、いやありえないレベルの話だと思います。
しかも、それを目撃した彼が覚えていたのですから、夢とかではないでしょう。
タイムスリップかテレポーテーションか体外離脱か、どの現象なのかはよくわかりませんが、もう完全にSFの世界ですよね。でも、現実に起きた事なんです。凄い話ですね。
この頃の奥様は他にもいろんな体験をしています。
落ち込んでる時に、何度か部屋に小人の楽団が現れ演奏してくれたこともあるそうです。
残念ながら耳障りな音楽だったそうですが。
また、妖精がある場所にいつもいるので、話しかけてみたら、
「クリスマスはまだ?」
と言うので、一ヶ月先だと伝えると、
「間違った」
と言って消えたこともあったそうです。
天川神社でこの夫妻は、川から金色の魚が近づいてきて目の前で消えるのを見たり、曇り空で星は全く見えないはずなのに、満天の星空を見たりしています。
そらさん自体も学生の頃、ビデオもないのに、テレビを点けると、終わったはずの見たかった番組を何度か見たりしてましたね。
奥様はどこの星から来たかも知ってたそうですが、そんな星があることさえそらさんは知らなかったそうです。星というか星雲でしたかね。
専門書で調べたら、実際に存在してたのでビックリしたそうです。
確か二人は一緒にそこから地球に来たんじゃなかったかな。
それが宇宙人としてUFOで来たのか、魂として転生してきたのかはしりませんが、たぶん後者だと思います。
そういう記憶を持ってる、または思い出したマイミクさんは何人かいますので。
まぁ凄い話ばかりの夫婦ですね。 ただ、奥さんがそういう能力を持ってたのは結婚する前までだったそうです。
たぶん、そらさんと一緒になるために必要な能力だったんじゃないでしょうか。
そらさんは、鞍馬が苦手だそうですが、理由を聞いたら、昔仕事で屋根裏まで入ったりしてたそうですが、いろいろと気味悪いことがあったそうです。
ルシアさんは鞍馬は六茫星のあるとこ以外は大したことないと言ってましたね。
いみみさんによると、昔、京都の悪しき存在を鞍馬に封印したとか。陰陽師かな。
そらさんにそれを話したら、鞍馬や比叡山は京の都の鬼門に当たる場所で、京に対する結界のようなとこだということでした。
※そんなそらさんの書いた「ゼロの物語」も彼の体験談を元にしたものです。いわゆる非物質体験ですが、パラレルワールド体験とも言えます。
スピリチュアル的にも凄い話ですよ。
この時はまだ出版社が決まってなくて、エージェントに動いてもらってると聞いていました。結局一年後に発売されたんです。
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