2012年8月2日に読んだ二冊の本の感想日記です。 




ちなみに、「メッセンジャー」という素晴らしい本の続編ですが、ダスカロスさんは事実と違うところがあるとして、続編の「太陽の秘技」「永遠の炎」については認めていません。



続編には、ダスカロスが後継者を指名して、エレブナという組織が出来たと書かれてましたが、それが違うそうです。


後継者など指名していないし、組織も承認していないとのこと。マスターに依存してはいけないということでした。



ということで、それ以外の話はほとんど事実のようですので、お勧めです。驚くようなエピソードや真理にあふれています。






まずは「メッセンジャー」の目次だけ参考までに書きます。感想は前書いたので省略。



1. ストロヴォロスの賢者

2. ナチスの悪霊払い

3. エレメンタル

4. 経験の信頼性

5. カルマ

6. 思い出

7. 死と輪廻

8. ロゴスとの出合い

9. コズモロジー

10. 惑星・地球を守る者たち

11. 取り憑いた霊

12. ヒーリング

13. 物質化と非物質化

14. 振り返って





続いて二巻の「太陽の秘技」の目次です。



1.ザ・ヒーラー

2.狂気の構造と神秘家

3.人間の三つの体

4.チャクラの性質と機能

5.古代エジプト物語

6.体外離脱の旅

7.宇宙からの訪問者

8.守護天使の創造

9.神秘家のイニシエーション

10.正しい思考への道

11.夢と空想の世界





ダスカロスさんはカルマが許すなら、数分の間に傷や病気を治しますが、そのメカニズムを詳しく説明しています。

彼はレントゲンのように他人の体を見ることができ、それは誰にでも潜在している能力だそうです。ただ、一回の転生でそれを発展させるのは難しいそうですが。



人間は物質界(三次元)、サイキック界(四次元:空間を超越)、ノエティック界(五次元:時間と空間を超越)の世界に対応する三つの体を持っていて、全てコントロールできるようになれば、遠い場所に移動して肉体を物質化して人を助けたり、体外離脱して波動を落として物質界の人間に見えるようにすることもできるそうです。



痛みを感じるのは肉体を包むエーテルの感覚機能なので、それを取り除くと針を刺しても痛くありません。そんな実験も書かれていますし、その感覚機能をマスターするためのエクササイズも書かれています。



彼の転落した時の過去世(聖人と言われたが実は黒魔術師だった)や、逆に黒魔術で封印された過去世の話なども驚異的でした。



チャクラを開くといろんな能力が開花するが、同時に人格を成長させないと危険。日常生活に影響が出たり、精神病のようになったり、転落したりするそうです。

自己分析と瞑想の練習を合わせるのが大事で、その練習方法も載ってます。



寝ている間に無意識の体外離脱してる場合(全員そうです)は危険はないが、意識的に体外離脱する場合はアファメーションで自分を守るようにしないと危険。

彼はそれをせずに戦場で人々を助けている時、黒魔術師に彼の肉体を傷つけられたそうです。



また火星人とのエピソードや五芒星六芒星、守護天使を作る話、四大元素と大天使の話など他では聞けないような話が盛りだくさんです。







次は三巻目の「永遠の炎」です。



1.エレヴナ

2.地獄と極楽

3.錯覚、幻想、迷い

4.神の現実とそれが理解可能な世界

5.心の芸術家

6.宇宙の記憶

7.ある師の覚醒

8.発見

9.宇宙とマインド

10.サイコノエティック体の形成

11.ヴィジョンと理想





この本ではダスカロスさんの話以外に著者がまとめた彼の説く話や弟子の話などが書かれています。

リトリーバルの話や、黒魔術、ヒーリング、異次元の話、具体的な瞑想の方法、未来予知の話、ダスカロスさんの描く絵の話、霊能力の危険性と正しい使い方、宇宙の話、カルマの話、一体状態、三つの体の色、透視、体外離脱など。



で、最近興味のある体外離脱ですが、サイコ・ノエティック体というものを発達させないと、現実世界や、行ったことのない場所には行けず、夢や潜在意識の領域までしか行けないそうです。もちろん、そこは出発点だということでした。



サイコ・ノエティック体の形と輝きを見れば霊性の進化状態がわかるそうで、これは過去の転生で獲得したものはそのまま生かされるそうです。つまり過去に80%まで発達したら、その状態で生まれ変わるというわけです。



その体が未熟な人間はハートの前に塊や袋がある状態で、完成すると体全体を覆う状態になります。完成すると、自由自在に物質界や高次元や宇宙に行けるし、全て記憶できるそうです。



そうなるということは、もうカルマもなく、時空や輪廻からも解放された状態です。



そのためには真の知識を吸収し、自己分析と瞑想で霊性を高めて行く必要があるそうです。



しかし、知識だけでは役に立たず、学んだ知識を瞑想の実践により吸収することで真の知識を自分のものにできるとのこと。



もちろん、ダスカロスさんは体脱以外に意識の拡大やバイロケーション的なこともできましたが、それでもまださらに上のマスターレベルがあると言ってました。





まずは真の知識を有して「幼子のような清く葛藤のない心」になることが目標ですね、きっと。



私的には、プライドを捨てるのが大事な気がします。



武士道や騎士道精神のような良いプライドもありますが、大概のプライドは、自分を良く見せたい、自分は優れている、自分は正しいという思いから、人との比較で優越感や自己卑下、いじめが生まれます。

そして、人の意見を否定したり、カチンときたりします。

また、持ち上げられると、信用したり依存したりしがちです。



もちろん、私もまだまだそうなので、時々問題を起こします。



でも、宇宙的視点を持てば、人類なんて誰も五十歩百歩ですからね。だから、宇宙飛行士は悟りを開いたりするのかもしれません。





ちなみに、黒魔術師は凄い霊能力を持っているようですが、サイコ・ノエティック体が未発達なので、限界があり、実際には自らを傷つけているそうです。



1巻に書かれていましたが、人の思いや言葉は実際に目には見えないエレメンタルという物質を創り、消えることはないそうです。(弱めることはできるそうですが)



そしてやがて創った本人に返ってくるし、自分の波動にあったエレメンタルを引き寄せます。



だから、良い思いや言葉を出すのが大事なのです。





さて、よく霊能力より霊性が大事と言いますが、この「メッセンジャー」シリーズを読むと、具体的で、しかも実際例と他では聞けないユニークな解説があるので、なるほど、と思います。



ただ、ダスカロスさん自ら書き下ろした本は、このシリーズではなく、「エソテリック・ティーチング」「エソテリック・プラクティス」「キリストのたとえ話」です。



もし、メッセンジャーシリーズが良かったら、ご本人の本も読んでみてください。



このうち「キリストのたとえ話」は読みました。これは読みやすいうえに、難解なたとえ話の真相がわかって凄いです。聖書読むよりこれ読む方がいいかも。



「エソテリック・ティーチング」はちょっと難解で、途中までしか読んでません。「エソテリック・プラクティス」は瞑想方法が書かれてるそうですが、まだ読んでません。どっちも読んだら感想書きますね。







最後に一言。



「メッセンジャー」を初めて読むと、最初は慣れない用語がたくさん出てきて難しいと思うかもしれません。

でも最初だけです。わからなくてもそのまま読み進めるとエピソード中心になってきますので、とても面白く興味深く勉強になります。

そうすると、逆に少しずつ難解だったこともわかってきます。



そして、全部読むと、「人間ってここまでなれるんだ。イエスや魔術師がやってたことは本当だったんだ」って思えるようになります。



それ以外に、ちょっと普通のスピ系に飽きた方にもお勧めです。



ただひとえに、人間意識の浄化のために一生涯過ごした聖者の話をぜひお読み下さい。(ただし、エレヴナ関連の話はダスカロスさんは無関係ですので、スルーして下さい)