「生きがいの創造」は結構有名な本ですよね。
ただ、今まで図書館で見かけてはいましたが、なんとなく読む気になりませんでした。
でも、スピ系の本はたいてい読んじゃったので、一応読んでみるかと借りてみたんです。
すると、これは「決定版」とあるように昔出した本に加筆修正したものでした。
最初に書いた頃はまだわかっていなかった部分もあったから、ということらしいです。
その為か、これはとても素晴らしい内容の本に仕上がっていました。
読みやすいしわかりやすいので、スピリチュアルの入門書としても良さそうですが、いろんなケースの実際例が列記されてるし、書かれてる真理はスピの王道で、とても納得いくものでしたし、予想以上にいい本でしたよ。
前世・胎内・中間世を記憶する子供たち
前世・胎内・中間世をリーディングする人たち
前世・胎内・中間世を退行催眠で思い出す人たち
光の存在からのメッセージを受ける人たち
亡くなった人からのメッセージを受ける人たち
自分の病気や困難な人生の意味を知る人たち
日本を含め、世界各地の研究者が集めた、これらのたくさんの症例が載っているので、どんな人でも自分に参考になる話があると思います。
しかも、著者の飯田教授は、自分も死者との対話をしたり、メッセンジャーになって見知らぬ人を訪れるような方です。そのうえ、臨死体験までしているので、かなり悟りを開いてる感じです。
でも、そんなスピリチュアルな事象を証明する目的ではなく、この人生を生きがいを持って生きるために書いた本なのです。
単なる研究や理論の発表だけではないですし、決して押し付けをしないところがいいです。
私はこの方の「ツインソウル」か「ソウルメイト」を読んだことがありましたが、今度は「生きがいの創造Ⅱ」を借りて読もうと思いました。
著者の体験は普通にはありえない話でしたからね。それがたくさん書かれてるらしいので。
さて、今回初めて知ったものに、「鏡視」というものがありました。
ムーディー博士が5年間の研究で発表したもので、300人以上の方に実験台になってもらい、一回目で半数以上の方が、四回目までにはほぼ全員が愛する故人とのコミュニケーションに成功した、というものです。
どうも昔から存在してた方法らしいです。白雪姫に出てくる「鏡よ鏡~」という話も実際にあったものかもしれません。
では、やり方を簡単に書いてみます。
真っ暗にできる小さな部屋に縦1.2、横1メートルの鏡を床から90センチの位置に最下部がくるよう壁に設置します。
その鏡の90センチ手前に安楽椅子を用意し、背もたれの高さが90センチになるように調整し、鏡には被験者の姿は見えず、背後の暗闇だけが映るように少し後ろに傾いた状態で座ります。
椅子のすぐ後ろに15ワットの薄暗い電球のスタンドを置きます。
一人になりリラックスして座った被験者は、鏡の奥の暗闇をじっとのぞきます。
すると、数分から数十分で鏡の中に景色や故人の姿が見えたり、鏡の外側に故人が現れたりするのです。しかも立体感を伴って。
この被験者の症例もいくつか載ってました。
あと、統計的な話も載っていて、胎児の中に入るのは妊娠三ヶ月後くらいが7割だそうですが、生まれる直前のケースもあります。
生まれ変わりも同じで、いろんなケースがあります。
この本には「生まれ変わりの村」のように無計画になんの人生設計もなく生まれるケースについては書かれていませんでしたが、病気で死ぬことを計画していたり、両親が優しいから選んだり、逆に厳しい環境をあえて選んだり、別離を計画していたりと、それぞれ自分に必要な人生となるように自分で選んでるものばかりでした。
大半がそうなんでしょうね。
とにかく、この本は一般の人も含めて多くの人に幅広く勧められるものだと思います。