2018年1月5日、いよいよ大学病院へ。


年末に突然、卵巣癌の疑いを告げられ、長い長い年末年始でした。
この間、ネットなどで、色々調べまくり、5年生存率が低い事を知り、落ち込んでいました。

1月5日は、家族と一緒に来る事を勧められていたので、旦那と一緒に行きました。病棟を最近立て直したらしく、新しくて清潔な病院でした。

A大学病院では、年末に行った総合病院で会ったDr.Tが担当です。
総合病院でとったデータを使って細かいことを説明してもらいました。ただ、このA大学病院でももう一度全ての検査をし直すそうです。

卵巣癌は手術をしてみないと最終的な判断はできないこと、だけど画像からは、ほぼ癌だと思われることの説明がありました。

右の卵巣が13.5cmあり、中に大きな充実部がありました。

手術の日程について、早くても30日にしかできないことを説明されました。

えーっっ!! そんなに先まで、手術ができないなんてえーん  その間に進んでしまうのではないか、とても不安になりました。

もっと早くできないのか聞いてみたところ、19日にできるけどその場合は、執刀医は僕じゃなくなるよ、とのことでした。

私としては、別にDr.にこだわりがあるわけでもなく、1日でも早い方がいいと思ったのですが、
“そんなに早く進行するものではないから心配しなくていいよ。初期だと思うし。”
と言われ、30日に手術をすることにしました。

“ただ、手術までに破裂しないように気をつけてね。破裂しちゃうとステージが進んでしまうから”と言われました。かつ、破裂すると、大変痛いそうです。

これには大ビビリ。ガーン

それからは、満員電車の時間を避けて、空いている時間に早めに帰宅するとことにしました。
仕事の予定も詰まっていたし、差し迫って体調が悪いわけでもないので(困っているのは頻尿のみ)、手術ギリギリの26日まで仕事をします。

30日に手術ということに決めたものの、やはり、もっと早くしなくて大丈夫なのか気になり、知人の医者や、画像診断医に相談をしまくりました。

色々調べたのですが、やはりそれ以上早く手術ができそうなところは見つかりませんでした。
知り合いの画像診断医は、詳しいレポートを書いてくれました。”明細胞癌だと思われる”とありました。


翌週月曜に、上司と人事に、事情を報告し、休暇の予定を伝えました。チームにも全てを伝えて、今後の予定を伝えました。

会社は全面的にサポートしてくれ、体を第一優先にするよう、言われました。温かくて、とてもよい会社です。

産業医にも事の顛末を伝えました。秋に相談した際に適切なアドバイスができなかったことを申し訳なく思ったのか、専門外の卵巣癌のことを色々調べて教えてくれました。
専門書も勧めてくれたので、アマゾンで購入して、読みました。
情報に飢えていたので、卵巣癌という言葉が入っている書物は、その他にもたくさんポチって読みました。ネット上の情報は、かなり読み尽くしていたので、もっと他に楽観できるネタはないのか、求めていたのだと思います。

さて、1ヶ月ほど、休暇を取ることにしたので、それまでに、色々仕事を片付けておかねば。


19日と24日に再び通院し、言われていたように、MRIやCTや血液の検査など、全ての検査をA大学病院でやり直しました。
総合病院でとったデータも全てA大学病院に転送されているのですが、やはり自分の病院でとったデータが必要なんでしょうね。
知り合いの医者からは、PETも撮った方が良いと勧められていたので、お願いしてみたのですが、PETは撮ってもらえませんでした。

産業医に、勧められた専門書を持って行って、わからないところをDr.に相談すると、Dr.は喜んで親切に教えてくれました。Dr.自身も執筆した箇所があるらしく、私がそれを読んでいることをとても喜んでくれました。


A大学病院での画像診断のレポートでは、漿液性腺癌とのこと。あれ?私の知人の画像診断医は明細胞腺癌と言ってだけど、食い違ってる。
どっちなんだろう??
Dr.は、”切ってみて実物を病理に出したら分かります”とのこと。

そして、仕事は26日を最後にお休みに入ります。
会社では、病気を発表してから、多くの同僚が私のオフィスを訪れてくれて、温かい言葉をかけてくれました。
癌によいとされる食べ物などを持ってきてくれる人や、手術跡のマッサージによいオイルを持ってきてくれる人もいました。

一番多かったメッセージは”タバコ🚬やめなきゃダメですよー”ということでした。
みんな、私がヘビースモーカーなことを知っているので。

ハイ、キッパリ辞めました!!

取引先の社長が、その会社のたくさんの社員と一緒に写った写真と”ケミさん、頑張って下さい”というメッセージやマヌカハニーなどを送ってくれました。これには、不覚にも涙が出ました。笑い泣き

うちの会社の仲間もみんなで色紙に寄せ書きをして、最後の日に渡してくれました。
みんな、温かくてありがたーい。照れ

私は人に恵まれてるなー、と思います。

こうして会社での最後の日を迎え、いよいよ入院です。