先日ご紹介した『カヨとわたし』
読み終わりました。
読み進めると、最初のイメージとちょっと違う。
たいへん面白いのですよ。
でも、それは心かるく楽しめる面白さではなく
生き物のサガに悩み
自然の力に翻弄され
自分とも戦う作者の姿に
ある時は共感し、ある時は感嘆し
そして一緒に悲しくもなる
カヨへの愛にあふれているからか
読み終わったあとで
少し寂しくなった。
こんなに、誰かを、何かを
愛おしいと思えるわたしが
どこかにいたのだろうかって。
カヨはいないけど
金魚を見て癒されましょう。