かなりのボリュームがありましたが
面白くて一気に読んでしまいました。
沖縄からブラジルへ渡った日本人たち
敗戦を受け入れられず、
日本は勝ったと信じ続ける戦勝派(勝ち組)と
敗戦を認める認識派(負け組)
翻弄され、敵対する親友同士という
スリリングな展開です。面白かった。
今の我々には俄に信じがたいけれど
77年前までの日本国民は
日本は神の国
鬼畜米英に負けるわけがないと
教育され、刷り込まれてきた。
純粋だからこそ騙されるのか
そして当時の凄まじい同調圧力
ブラジルでなくても
どこにも逃げる場所なんてなかったはず。
自分の考えを自由に発言できたり
情報統制されない社会に生きることが
どれだけ幸せなことか
ウクライナのニュースを見て思う。