この刀ではない別個体のオハナ
シ。
昔、ある人からひと口(ふり)の
刀を譲ってもらおうとしていた。
すると、私の後輩がその刀を欲
しいと申し出た。
私は譲渡優先順位をその後輩に
渡して、ある人は後輩にその刀
を超絶廉価で譲った。
私は同作者の別個体でかなり過
去に試し切りをした経験があり、
よく切れる切れ物だった作者の
刀だ。実は桜の太目の枝も切断
した。
後輩は喜んでその作者の刀を譲
ってもらっていた。

世の中の奇縁というものは恐ろ
しいもので、今その時の私の所
に来なかった個体は、わが康宏
刀友会MC8Cの東京のメンバーが
所有している。
一般に売りに出されていた物を
購入したそうだ。
後輩くん、売却しちゃってたの
ね・・・。

だが、こういう奇縁は刀には多い。
そして、そうした数奇な縁という
ものは私の場合異様に多い。
いわゆる渓流アルアルと友人たち
は気持ち悪がりながら言う。
その妙な縁というか接点は数えき
れない。

数十以上あったら、やはり異常
かと思う。