「花嫁修業?w」とか茶化される事もあるんですが
今時嫁に行くために花習う人なんかほとんどいないし嫁になって花が役に立つとは思わんし
あたしは単純に好きなものを、美しく見せる手法が身に付けばいいなと思って
折角日本にいるんだし、伝統芸能(?)と呼ばれるものを一つでもちゃんと習いたいなぁと。
そして自然とお花の教室に通う事になりました。
まだまだ基礎中の基礎をやっているひよっこですが
お花の生け方以外でも学ぶところが多いなぁ、と日々思う次第でございます。
さてさてそんな私、もう2年実は休み休み通っているのですが
これまで様々開催されてきた花展にどうも予定が合わず行けておりませんでした。
ほんで今回はいけばな協会展なるものが催されていて、ちょうど時間があったので
行って参りました
が
普段インプットする事の少ないものを一度にインプットしようとして
完全に頭がパンクしてしまいました。
まず会場入って、「こんなに流派があるのか」と・・・
不勉強の私は、恥ずかしながら三大流派(池坊、草月流、そして私が通っている小原流)しか
知りませんでした。
ですが今日展示されていたものでも
龍生派
大和花道
日本古流
一葉式いけ花
桂古流
嵯峨御流
松風花道会
たんまたんま
まじかよこんなにあんのかよ
もう覚えらんないよ・・・
調べたら300以上もあるって
まじかよ・・・
こんなに沢山の人の気合い入った作品(しかもいつも見る自分の流派以外の方の作品も)
見れる事なんて滅多にないし、目を皿にして見るぞー!と思ったところ
最初の10作品くらいは驚きと興味アンテナびんびんで楽しさマックス。
30作品くらい見た時点で思考が鈍化し始める
40作品くらいでもう何も情報として受け止められなくなる
その先にまだまだ作品があるのを見て絶望する(130作品くらいあった)
というとんでもないパンク状態に陥りました。
もうね、ぴたっと
お腹空いたー!から
もう食べられないっしょ・・・無理だしょ・・・ってとこまで
プロセスが完全に同じだったw
途中からうろうろ、目が泳いで集中力欠いた子供みたいになってました。
でも本当に綺麗だったし、かき立てられたなぁ。
季節柄多かった花材が、もちろん桜。
あたしの大好きなボケ(木瓜)や、椿、レンギョウ、雪柳、都忘れなんかも少しあって
こんな美しい花たちを、こんなに美しく躍動感溢れる生けられるのってすごいなぁって。
もうね、音が聞こえてきそうなのよ。
背景なんかも見えそうなの。
静かに白い台座の上に佇んでるだけなんだけど、
水を吸い上げて葉脈が鼓動して息してるのが聞こえてきそうなの。
もうドキドキしちゃうよね。
日本て素晴らしい遺産を持っているもんだ。
少し写真撮ってきたので・・・
こちらは我がお師匠・石井穂豊(すいほう)の作品。
中央にアマリリスが鎮座してそれを守るようにモクレンと雪柳、足元にはポリポジウム。

画質悪いしサイズの関係で壷が置いてある台カットしてるけど・・・
ため息出ちゃうね。
教室でも、生徒さんの花を「風が通ってないじゃない、この花!」ってぴしゃりと言って
先生が手直しすると、本当に風が通るんだよね。
背景に色がついて、その花が自然界ではどんな風景で咲いてるかが見える。
筆舌には尽くしがたいけど、迫力があって説得力があるんだ。
今回他の流派の花も見て、思ったのは、どこの流派も本当に「足元」を重視してる事。
小原流でも、剣山を隠す事とか、「根締まり」という、足元を揃える事とかをすごく大事にしてる。
見えないところに美学があるのね。
人間も、どんなに服が素敵で髪が決まってても、写真撮る時にガニ股だとかっこわるいもんね。
それをすごく感じたのが例えばこんな作品。ハランのみ。

足元が一直線ー!!
しかも枝だけで固定してるー!なにこれー!

こちらはさつきかな?ちょっと時期が早いけど。

これも足元がぴったり。

印象的だったのは、草月流のこちら。
香ってみたけど恐らくヒノキを薄く削いだ材と松、サンシュユかな?

これも草月流。ボケと、椿の葉かな?

今日生け替えがあったみたいだから、残念ながら写真載せた花は見られないけど
いけばな協会展、月曜日まで新宿高島屋11階催事場でやってます!
ご興味のある方は是非足を運んでみて下さい!
詳細はこちら
生活に花を、そしてもちろん音楽を~



