プログラミング・投資・システムトレードが好きな皆さん、こんにちは!私はシステムトレードエンジニアとして、米国株のリアルタイム行情データを使った取引システムを日々開発しています。

 

今回は、NASDAQ と NYSE の複数市場の株価データを、低遅延・安定的に取得する方法を実践ベースでまとめました。HTTP ポーリングの限界を感じている方、データが遅れて困っている方に、ぜひ読んでいただきたい内容です✨


実践で困った!HTTP では限界がある

最初は少しの銘柄だけ監視するため、HTTP で定期的にデータを取得していました。でも、NASDAQ と NYSE を同時に監視するようになると、一気に問題が表面化しました。

  • 遅延が大きく、リアルタイム性が足りない
  • 頻繁なリクエストでネットワークが詰まる
  • 複数市場のデータが干渉して処理しにくい
  • 高頻度 tick データでメモリが溢れる
  • 取引時間外の無駄なデータが多い

システムトレードではデータの遅れ=致命的なので、根本的な改善が必要でした。


解決策はコレ!WebSocket+専用 API

私が試行錯誤した結果、最も安定したのがWebSocket 長接続+専用株式 APIの組み合わせです。今回はAllTick APIを使って、マルチマーケットのリアルタイムデータを一括購読する方法を紹介します。

実践で役立つ最適化コツ

  1. 市場ごとにスレッド / コルーチンを分けて処理
  2. 取引時間に合わせて購読をオンオフ
  3. 高頻度データは Redis などにキャッシュ
  4. タイムスタンプでソートして順序を保持
  5. 切断時の自動再接続を実装

これだけで、システムが劇的に安定します!


すぐ使えるサンプルコード【コピペ OK】

Python で WebSocket を使って、NASDAQ と NYSE のリアルタイムデータを取得するコードです。

 

import websocket, json

def on_message(ws, message):
    data = json.loads(message)
    print(data)

def on_open(ws):
    sub_msg = {
        "type": "subscribe",
        "markets": ["NASDAQ", "NYSE"],
        "symbols": ["AAPL", "GOOGL", "MSFT"]
    }
    ws.send(json.dumps(sub_msg))

ws = websocket.WebSocketApp("wss://api.alltick.co/stock/ws", on_message=on_message, on_open=on_open)
ws.run_forever()

実行するだけで、リアルタイムの行情データが次々と届きます🚀


データを取得した後の実践フロー

データを受け取ったら、私はこのように処理しています。

  1. キャッシュ・データベースに保存
  2. リアルタイムで価格変動や出来高を計算
  3. フロントエンドや戦略にデータを配信
  4. 処理を分割し、WebSocket の詰まりを防止

こうすることで、大規模な銘柄数でも安定稼働し続けます。


実際に使ってみた効果

この方式を導入してから、次のような変化がありました。

  • 遅延が大幅に減り、リアルタイム性が確保できた
  • 複数市場を同時監視してもシステムが落ちない
  • メモリ・ネットワーク負荷が激減
  • データの順序が安定し、戦略の精度が上がった
  • 自動再接続で 24 時間安定稼働

もうデータ取得の基礎部分に悩まされることなく、戦略開発に集中できるようになりました!


最後にまとめ

米国株のマルチマーケットリアルタイムデータを取得するなら、HTTP ポーリングは非推奨です。WebSocket+専用 API を使えば、低コスト・安定・高速にデータを取得できます。

 

システムトレードをこれから始める方、すでに始めている方に、ぜひ参考にしていただきたい手法です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!また次回の記事でお会いしましょう😊