弾痕ケロイド -65ページ目
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別になんでもない日常

家族はみんな買い物に出掛けたのですが、小生行く気になれず。
何もしないと時間が勿体ないので日記を書いております。

電車の中で、小生の隣に女の人が座っていました。
年は…四十代前半位ですか。ちょっと気の弱そうな女性で、白いマフラーが印象的でした。
その女性があたりをきょろきょろしながら、モジモジしているのです。
小生、なんだろうなぁこの人は。もしかしてナマズがご先祖で地震を予知しているんじゃなかろうか。だとしたなら、急いで電車から飛び降りて引かれるか助かるか、地の割れ目に落ちるかしなければならないと思っていました。
けれどその女の人は思いきったように席を立ち上がると、少し離れた所にいるご老人に声をかけていました。
「宜しかったら座りませんか。」
その女の人はとても親切な気持ちで譲ったのでしょうが、ご老人は「いえ、結構です」と、小難しい顔をして断りました。
小生は、その女の人がこのあとどういう行動に出るのかが気になって仕方なかったのです。
また戻って座るのか、それとももっと遠くにいる老人に声をかけるのか。なにもなかったふりをするのか。また地震の予知でも始めるのか…等々。
小生だけでなく、周りの人もチラッと女の人を見ておりました。
女の人は、ご老人に軽く会釈をすると、近くの手すりに掴まってなんだか恥ずかしそうに立つばかりでした。
ああ、この人は善いことをしようとしていた自分を恥じているのか、それとも善いことをしようとしたのに断られたことを恥じているのか、どちらなのだろう。そう思いました。
ただ、その手すりに掴まって下を向く、という動作があまりにも幼かったので、なんだか可愛いなぁ。と心和ませながら見守っていた小生であります。

まぁ、結局の所その小生の隣にぽかりと空いた席は小さなお子様が嬉しそうに笑いながら座ってましたけれど。
ただ靴をせめて脱がせて欲しいなぁと思いました。黒い洋服に泥は目立ちます。

お子様珈琲

只今自分の仕事場でまったりしています。
お隣さんがまたしても来ていました。
事前に連絡してください!(笑)
いや、あのびっくりするからさ…ね?

わたしが飲む珈琲はとてもアマッタルイデス。
今も飲んでるのですが、佐藤大量、(誤字は敢えて直しません)ミルクいっこ。
良く混ぜて飲んでます。
あー太るなぁと思いながら。
前までは普通にブラックで飲めたのですが、最近チョコなど食べるようになってからは、大変な甘党になりました。
まだまだ子どもな私です。

金にイトメをつけないと言うのは只の無駄使いとも言います。

怖くなること

祖母の家に行ってきました。今その帰りの車の中です。
祖父は背骨が潰れて神経を圧迫してしまっているので、今月の五日、三日後に手術を受けます。
祖母は腰が痛いらしく、私も年を取ったねぇ。なんていってました。
今日が祖母の誕生日で、私は気のきいた言葉の一つも言えず、そして大して会話をするでもなく帰ってきてしまった事が、とても大変な事をしたんじゃないかと思いました。
次に会った時には出来るだけ話をしようと思った。

所で、人間は自分が考えた事と全く逆の事も同時にどこかしらで思う生き物だと思った。

初夢の話

そういえば明けましておめでとう御座いました。
今年はまったくと言って良い程、他人と住所交換やら年賀状の話をしませんでした。
だからなのか、年賀状が4枚だけ。まぁ、そういう時もあります。
元々豆な性格ではないので、もう今ではあまり連絡を取らなくなった友人が沢山います。
元気にしてるといいなぁ。

初夢、見ました。
朧気なんですけど、お金大量に持ってました(笑)
うーん。良い夢だったのか。悪い夢だったのか。
わかりませんけど、今年もバイト頑張ろうと思います。

今日はこれから祖母の家へ。
さて、お年玉は入るかな(笑)もしかしたらあげなきゃならないことになりかねないので、そうなった時は巧く逃げようと思います。

思い出した話

昔、小野塚カホリさんの漫画の後書きで書かれていた話を思い出したので書きます。
なんという部族かは忘れてしまいましたけど、狩りの為に女は自分の胸を切り取るんだそうです。
弓を扱うのに、胸があると不都合だからとか。
その、生きることへの直向きさというのですか、ああなんて素敵なんだろう!
私はなれない、というのがもの凄く悔しい気持ちで一杯なんですよ。
そんな勇気私にはないです。
けれど、私にも、その部族にもそれぞれの生き方があって、生きられない人もいて。
考え出すと切りがないんですけどね。



善いことをするのは難しい。人の目を気にしたとたん、それは偽善になる。
花村萬月:猫の息子より
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