昨晩は雪がしんしんと降り続き

稲妻まで走った関東。


さあ、これから仕事か。


交通事情を加味して

いつも以上に早めに家を出て

万が一に備えて非常食的なスナックを

何種類か購入。


もう、楽しむしかないでしょと

逆に諦めて出勤すると

まだツインレイが残業していました。


私は他の夜勤メンバーが揃うまで

休憩室で軽食を食べたり、歯を磨いたり

映画を見て過ごしていました。


彼は、明日の朝に早番メンバーが揃うのを

確認してから帰ると、会社にお泊りを

決めていたようで、

夜勤の新人についてしばらく

教えてから夜中には

休憩室に消えて行きました。


天気が荒れると忙しくなるため、

私はというと、対応に追われて

3時半の休憩入までノンストップで

働いていました。


朝5時半にアラームをセットして

眠りにつき、起きたら

休憩室で休んでいるツインと話したい。

出張に行く前に。

辞めるかどうかはそれで判断する。


そう突き動かされた私は、

飲まず食わずで朝から働いている

ツインに、私の万が一のための

非常食を持って、やる気満々で


〇〇さん、起きてますか?

とズンズン休んでいる

スペースに歩いて行くと、

スヤスヤ寝ているツインが。


しょうがない。タイミングが悪い。

非常食の黒糖くるみと甘栗を

スマホとIDが置かれたテーブルの

上に置いて立ち去ろうとすると


うん?と上体を起こして

こちらを見る。


····差し入れ置いといた。


あ、ありがとうございます···。


そんなやり取りをして

結局何も話せずに終わりましたが

なんだか心は平穏で。


無防備な寝顔は

年下のあどけない男子でしかない。


そこに向けるはずだった戦意はどこかへ

行ってしまった。


これでいいと思えた。

そんな大雪の日の出勤でした。