下の名前で呼ばれ始めた。
同じ職場に同姓が3人いてややこしいから。
それにしても、必要以上に名前を呼ばれる。
嫌ではないことを感じる。
瞳の奥を覗き込むように見つめられる。
時間がゆったり流れ出す。
ふたりで別次元にいるような
空気感を作り出すのだ。
私がオフィス内を歩いていると
どこからかふっと現れて
私の前を歩き出す
ピタッと同じリズムで
ふたりで行進しているような感覚。
とにかく見つめられる。
遠方から、斜めから、多分後ろからも。
隣の部屋にいる時には用もないのに
チラチラ確認しに来るように。
私の手をじっーとみつめてみたり
自分の好きなものを教えてくれたり
こんなに頑張ってきた話も聞くようになる。
通りすがりに、呼んでいないのに
トンッと、私のデスクに頬杖をついて
こちらをチラッと伺い、声を掛けると
気が済んだのか業務に戻ってみたり。
何かが違う。何が起きているのか。
そのうちにシフトによって
別のSVとも仕事する日が増えだす。
ある日、研修中にお世話になった
社員さんが夕方に隣の席に来て
最近はどう?何か困ってることある?など
聞きに来てくれ、楽しく話していると、
斜め後ろのSV席あたりから
「 バンッ!!!! 」と
すごく大きくラップトップPCを閉じる音が。
そして、振り向くと怒りで顔が歪んだ彼が
隣の部屋へ移動して行った。
私以外は特に気にしていない様子。
でも、エネルギーを受け取ったのか
私にはとても気になった。
それ以降、私が他のSVと話すと明らかに
不機嫌になったり、
私にヤキモチを焼かせるような行動を
取ってみたり、
挨拶しても返事がなかったり
避けられたり、
無視してみたりと
だんだん可愛くなくなっていった。
ともに、違和感が大きく
でも、平常心を保つように心がけた。
そう、自分軸。
どんな状況でも自分で自分の機嫌を取る。
そのうちにツインレイの特徴
ツインレイプログラムを見聞きして
調べれば調べる程に
彼は私のツインレイかも?
と思うようになった。
誰かに確認する必要もない
私がそう感じるから
そう思うようになった。