きようの名台詞
それぞれバラバラに見える点(出会いや経験)は
いずれ線となり、面となる。
ペルシャ絨毯のように、全ての点は彩りとなる。
(お世話になった上司の言葉 )
3月の後半は、五島列島に帰省していました。
桜の季節に帰れてよかったです
江上教会と桜
いい写真が撮れました
そして、春休みの離島あるある
港では、別れの光景が見られます。
進学や就職、転勤で島を離れる若者たちや学校の先生たち。
風に揺れる五色(ごしき)の紙テープが
太陽に照らされてキラキラと輝くんです
感謝の言葉やエールをおくりあうセレモニーが繰り広げられ、
関係ないのに、もらい泣きしてしまいます
私のふるさと奈留島では、
定番の「蛍の光♪」ではなく
ユーミンの「瞳を閉じて♪」がBGM。
(奈留高校の愛唱歌)
そして、曲の終わりとともに、
船の汽笛がボーーーッと鳴ります。
この音がまた、大きく温かく深みのある音で、
「さよならー」と聞こえます。
(心の美しい人にはね)
感動的です
旅立つのは若者や先生たちだけではありません。
一人暮らしが立ち行かなくなった
おじいさんやおばあさんが
都会に住む子どものもとに引っ越すため
島を離れるケースも、離島あるある
今回私たちが乗ったフェリーでも、
車椅子ユーザーのおじいさんが息子さん(たぶん)に付き添われ
船の上から島の人たちに手を振り別れを惜しんでいるようでした。
その光景をそばで見ていた夫が言うには、
船が出て、島がだんだん小さく見えなくなっていっても
ずっとずっと手を振り続けていたそうです。
おそらく、もう二度と帰ることがない島、
もう二度と会うことがない人たち、
そんな覚悟の別れなのではないでしょうか。
またまた、関係ないのに
私も目頭が熱くなってしまいました。
福祉サービスや医療サービスの
都会と島の格差は、広がるばかり。
住み慣れた場所で
最後までその人らしい人生を歩むことができるよう
なんとかならないものでしょうか。
こういうの考え出すと、ホント眠れなくなります。