いよいよ9時40分になり、看護師さんが迎えに来ました。

上下の下着はつけたまま

パジャマ、着圧ソックス姿で手術室へ向かいます。

 

息子が手術室前まで来てくれて、

エレベーターや廊下でも三人で談笑しながらの移動

 

この数分でとてもリラックスできました。

 

息子と別れていよいよ手術室へ

なんとなく握手なんかしちゃったりして

 

とても広い手術室

 

事前に。手術室でかける音楽やアロマの香りを選ばせてもらいました。

 

すごい!こんなことになってるの?!

 

すぐ寝てしまう私より、

頑張ってくださる先生の好みの音楽をかけた方がいいんじゃ・・・

と思ったんだけど、患者さんファーストということらしいです。

 

音楽は<50代の青春時代の歌謡曲>みたいなチャンネルで

アロマはラベンダーにしました。

 

↓すごいラインナップ!宝塚はなかった

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タオルで隠してもらいながら上を脱いで手術台に横になります。

胸元をタオルで隠してもらえるのがありがたい

 

横向きに寝て体を丸めて

背中から硬膜外麻酔を入れました。

 

これは全身麻酔を入れる前にするもので、痛み止めの麻酔だそうです。

外来で麻酔科の先生と面談して、丁寧な説明と不安を払拭してもらえていたので

安心して受けることができました。

 

最初のチクッはあったけど、あとはあまり痛みを感じなかったです。

背中を圧迫されている感じはしました。

 

体感としては5〜6分くらいに感じました。

 

処置中に聞こえてくる音楽が

西城秀樹さんの「ギャランドゥー」で

(いや、もちろん知ってるけど、微妙に時代ずれてんなー)

と。「ギャランドゥー」に意識がいって良かったかも。

 

それから仰向けになり、口元に酸素マスクをかけられて

ギャランドゥーをバックに

「少しずつ眠くなりますよ」

の声を聞いたのを最後に、その後のことは覚えていません。

 

次の記憶は

肩をトントンされて「終わりましたよ」

と聞いたことです。

 

夢を見ていたようで

「ありがとうございます。京都の夢を見ていました」

といったのを覚えています。

 

起きた時に聞こえた音楽は

浅香唯さんの「セシル」

好きな歌なので嬉しかったです。

 

手術台から、横付けされた病室のベッドにスライドで移動させてもらって

病室に戻りました。

 

この時も先生に

「息子さん背高いですね〜。スポーツしてるんですか?」

ときかれ

「ゴルフしてるんですよ」

としっかり会話しました。

 

意識はかなりはっきりしていたようです。

 

病室に戻ったら、息子もすぐに来ました。

「大丈夫だよ」っていったら

すごくホッとした顔をしていました。

 

9時40分に手術室に行き

戻ったのは11時50分

 

もっとかかると思っていたので

かなり早くて驚きました。

 

硬膜外麻酔が背中に入ったままなので、全くといっていいほど痛くありません。

 

20年前の帝王切開の痛みがトラウマになっていたので、

この痛みのなさは本当にありがたかったです。

 

術後から次の日まで、痛みを感じることはありませんでした。

 

少し落ち着いた頃先生が来てくれて

予定通り無事に手術が終わったこと

帝王切開の縦の傷にならって切るけど、もっと大きく切るはずが

そこまで切らなくても済んだこと

術後も順調であることを話してくれました。

 

とはいえ、明日の朝までは起き上がることも横向くになることも厳禁なので

痛くもなく意識もはっきりしたまま

20時間以上このままというのもしんどい。

 

と思っていたら、看護師さんが頻繁に来てくれて

体が痛くならないように向きを変えてくれるので

痺れることもなく快適でした。

 

喉も乾くし口の中が気持ち悪かったけど、

これも頻繁に

うがいをさせてくれるのでかなり気が紛れました。

 

朝までうとうと寝たり起きたりしているうちに

外が明るくなりました。

 

無事に手術が終わった!

嬉しかったし、心の底からホッとしました。