エコノミークラス症候群 | つるのブログ

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ウィリアムズ症候群の長男や自閉症の次男の事、それと子ども達にに野菜を食べさせるために始めた家庭菜園について書いていきます。

 熊本に向かったTEBA家さん。

 

 今朝、熊本到着の連絡と、ルートの相談の電話をいただきました。

 

 で、その数時間後に「任務完了」の連絡もいただきました。

 

 2日間は回らないと無くならないだろっと思った物資は、見る見る間に融けるように無くなっていき、「物資は余っているっと言う報道は、どこの話なん?」っと思うほどの状況だったようです。

 

 まぁ、何はともあれ、残りは帰り道の運転なので、無事に帰ってきてほしいと思います。

 

 

 

 

 さて、震災関連死っとして、よく見かける「エコノミークラス症候群」

 

 誤解を招くとして改名するっといいつつも、10年以上改名されず、挙句の果てには「エコノミー症候群」っとかの略称まで作って報道されてますます誤解が広まりつつあります。

 

 病名としては、「深部静脈血栓症」っと言うものがあるのだから、屈曲性深部静脈血栓症とか、急性深部静脈血栓症っとかの名前で呼べば少しは誤解も減るだろうにね。

 

 この血栓症は、狭いところで体を折り曲げることで血管が折り曲げられ、血の流れが滞ります、血は流れが遅くなると固まろうとする性質があるので、そういった血液の流れが遅くなる場所で固まろうとします。

 

 そういった体内が固まろうとする状況を解消する酵素の働きもあるのですが、まぁ、今回はそれは置いといて、物の2,3時間で、結構なサイズの血栓ができることもあるようです。

 

 そして、出来たばかりの血栓は非常に柔らかく、ちょっとした衝撃で流れていきます、座った状態で折り曲げられた足の血管が立ち上がることによって流れが解消されて流れるっとイメージしてください。

 

 しかし、流れて行った血栓は、すぐに消えるわけでもなく、血管内を流れていきます、そして、やがて血管が細くなる場所で再び詰まってしまうのですが、深部静脈で詰まった場合そのたどり着く先は肺になるので、そのまま肺に血液が回らなくなってしまい「肺梗塞」っとなってしまうのです。

 

 なので、飛行機で長時間座ったままになり、現地に到着して飛行機から降りようと立ち上がって肺梗塞を起こすパターンから、「エコノミークラス症候群」っと呼ばれるようになったようですが、飛行機で無くても、同じような行動なら、飛行機以外でも同然同じ事が起こります。

 

 

 で、この血栓症ですが、飛行機や車の座席が男女でサイズが変わる訳でもなく、窮屈な姿勢になりやすい男性の方が起こりやすいはずなのですが、ある条件を満たすと女性の比率が一気に上がってきます。

 

 その条件が、「トイレ」です。

 

 飛行機のパターンで例えると、飛行機に乗って、あまりトイレに行きたくないがために、水分摂取をあまりしない話は女性ではよく聞きます。

 

 実は航空機内は空気が非常に乾燥しており、ただ座っているだけでも体の水分を消耗します、体の水分が減ってくると血液内の水分が減り一時的にでもドロドロな血液になってしまうのですが、この血液の状況が血栓が非常に出来やすい状態になってしまうのです。

 

 加えて、トイレに行くって行動は、定期的に立ち上がるっと言うイベントを起こします、この行動が出来てしまう血栓を大きくしない秘訣になっています。

 

 以上の事は、震災時でも同じで、非常時で不完全なトイレ環境や女性用のトイレは個室を使かうために混みやすく、そういった環境が心理的についつい水分摂取を控えてしまう事に繋がってしまうようです。

 

 

 分かっていても震災時にすぐにトイレ環境が回復するわけでもなく、やはり水分を控えたいと思う人も居ると思うので、そういった時は、水分管理は自身で行う物として脱水症状が出無いぐらいでも、水分が足りていないことを自覚して、まず窮屈な姿勢を作らない、無意識のうちに窮屈な姿勢になっていると思った時は、立ち上がって少し体を動かす、そして、座った姿勢を維持している時は定期的に足を伸ばして、足首を動かしてふくろはぎの筋肉を動かすといくらかは予防の効果があるそうです。

 

 

 

 

 そして、肺梗塞は呼吸は出来ても、肺で血液に酸素が取り込めない状況になります。

 

 全梗塞の場合、呼吸困難で医療機関での対応が必須になるのですが、流れた血栓のサイズによっては、肺の一部だけ梗塞してしまう「部分梗塞」になる場合があるそうです。

 

 この場合は、自力で呼吸ができるので、緊急性が少なく地震による心労で息苦しく思っているだけなど、気のせいだと思う場合も多い様です。

 

 診断には、CTや肺血流シンチなどの検査が必要になるのですが、パルスオキシメーターで簡易的にですが判断できます。

 

 まぁ、血中酸素飽和度を計る機械ですから、当然肺が酸素が取り込めなければ低い数値を示すので、不安に思う人は、一度計ってみると良いでしょう。

 

 

 

 

 


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