妊娠初期における深部静脈血栓症の症例6(在宅治療) | つるのブログ

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ウィリアムズ症候群の長男や自閉症の次男の事、それと子ども達にに野菜を食べさせるために始めた家庭菜園について書いていきます。

妊娠初期における深部静脈血栓症の症例1(診断編)


妊娠初期における深部静脈血栓症の症例2(転院まで)


妊娠初期における深部静脈血栓症の症例3(転院して検査結果まで)


妊娠初期における深部静脈血栓症の症例4(退院1回目まで)


妊娠初期における深部静脈血栓症の症例5(閑話の時間)



 妊娠5か月にしてようやく退院できたわけですが、ここでようやく、子どもが生まれる事への準備っと言うものに着手する事が出来ました。



退院中の制約は5つ。


1.1日2回、指定の医療機関でヘパリン注射を受ける事。

2.車を運転しない事。

3.なるべく歩く。

4.弾性ストッキング着用。

5.妊婦健診以外に隔週で健診。


 まぁ、どれもそんなに難しい話ではないです。


 1は、地元の病院が受けてくれたので、片道5キロの1日20キロの移動で済みました。


 2は、今みたいに子どもが居るわけではないので、自分たちの用事だけで済むのなら、別に運転する必要は無し。


 3は、これ以上血栓を増やさないためにもふくらはぎからの血液の環流は必要、いわば予防的要素ですね。


 4は、血栓が出来、血液の流れが悪くなっている深部静脈から表在静脈へ逃げてきた血液を再び深部静脈へ戻す処置、血流が早くなれば血栓は出来にくく、また薬剤の効能も血栓に対して効果的に働くので弾性ストッキングは必要不可欠なのです。


 5は、抗凝固薬を使用していると、不正出血でも命取りになってしまうので、その管理のための通院、エコーで胎児の確認もしてくれるので、心配性の僕にとってはむしろ歓迎すべき事?



 以上の点に気を付けての退院生活でした。



 なので、朝9時に病院に行き、一日の生活をしてから、夜9時に再び注射を打ってもらい帰宅するって生活リズムでした。


 それに追加して、毎週1回か2回、妊婦健診、健診、心臓血管外科の診察のいずれかが入ってくる状態でした。


 

 この生活リズムは、途中、病院周辺で花火大会が有り交通規制で近寄れなかったり、嫁さんの祖母が亡くなって、広島まで葬式に参列するために12時間の時間制限の強行軍で往復したものの、再び入院するまでの140日間、欠く事無く続ける事が出来ました。


 再入院は、いよいよ出産を間近に控えた妊娠32週ごろでした。