Falling Fast

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自分の言葉に溢れたい

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海開きに「ギャー」と喜び
はしゃぐ子供たちのニュースを見て
涙を流す自分の感性を愛せる人なんて
自分しかいないことを知る

新聞の朝晴れエッセイ
母親になった同世代の女性が綴った
子供との「長い一日」
なんの覚悟もなく読んでいると
心臓と頬に あたたかいものが伝う
人知れずドギマギしてしまうわたしは誰だ

少し冷えた洗濯物を取り込みながら
これからの寒さに浮き立つ心や
ふとした金木犀の香りと
散るときよりも切ない
咲く前の桜に涙を流すことを思うと
儚いかは分からないけれど
脆い自分が完成する

関西だし醤油色の夕焼けを眺め
「まさか まさか」と
誰にも聞こえない声で呟きながら
自転車を漕ぐ
まさか空がこんな色を映し出すなんて
生まれたときのわたしも
昨日のわたしでさえも知らなかった




その音楽や出来事が
わたしの全てとか
わたしの青春そのものとか
言ってしまえる頭の中
たかが感情を揺さぶるやつらであって
全てでも 青春でもない
自分の感情なんて
自分で守るしかないのである

わたしはただ
青春の中へも 全てとやらの中へも
置いて行かないでほしい
「そのうち家庭なんか持って」
なんて言葉に何度揺さぶられてきたのか

いやに甲高い声がわたしを悩ませる
このままじゃいけないことも分かっている
でも置いて行かないでと
遠くを駆けるトラックの
甲高いブレーキ音が そう言う

灯りを消したリビングで
おそらくこの辺にあるだろうグラスに
おそらく八割くらいの水を注いで
0:54 一気に飲み干す

寝る前キッチンに立って
欠かさず飲むサプリメントが
胃の手前で立ち往生していたので
それらを暗闇の中で救ったのである

わたしはただ
深く深く愛し合いたい
少し脆い自分と
少しの勇気を持った自分と
それと それと

1:36 おやすみなさい