勢力図が変わってしまい、自分の過去の経験が活かせないという状況に陥ってしまい僕は絶望に打ちひしがれていた。

 

オタク文化なんて興味ないし今から勉強するのは面倒臭いな、と思っていた僕だったが、ある日仕事をしている時にこの状況が自分にとってかなりプラスになるのではないか?という考えに変わってきた。

 

 

僕が社畜として会社から与えられている仕事はマーケティングという職種だ。

 

一言で言うと"売れる仕組みを作る"事が仕事になる。

 

どういった商品を作れば売れるか、または既にある商品をどのような売り方で売れば売れるか、といった事を考える仕事だ。

 

これを考える上で大事な事の1つが「誰をターゲットにするか」という事だ。

 

主婦なのか、サラリーマンなのか、何歳くらいなのか?といった具合にセグメントしていく。

 

"適切な相手に適切なものを売る"これがマーケティングの極意である。

 

しかし、極意であるのは確かだが、実は狙った方が良いターゲットというのが存在する。

 

それは若者だ。

 

サラリーマンだろうが、主婦だろうが、その中でも若い世代を狙った方がマーケッターとしては良い。

 

理由はいくつかあるが、

 

1.若者は声が大きい

これは拡散力。今若者の中で何が流行っているかというのは常にニュースになるし彼ら自身もSNSなどを多様に使いこなし拡散してくれる。

 

2 .未来の売れる商品の開発に繋がる

彼らこそ次の主役であり、今後のデフォルトになっていく可能性が高い。

 

という2点が大きいだろう。

 

 

つまり若者から支持を得られるマーケッターはより優秀なマーケッターと言える。

 

 

ターゲットから支持を得る為にはターゲットの事を詳しく知る必要がある。最も詳しく知る方法は自分自身がターゲットになる事だ。

 

もちろん年齢的に若返る事などは不可能だが、彼らと過ごし、関われば感性的に若者になる事は可能だろう。

 

だから僕は"彼女たち"がアクセスしている世界にアクセスし、彼女たちと同じ血肉で自身を構成し直そうと決めた。

 

 

婚活はもちろん、仕事にも役立つとなれば、やらない理由は見当たらない。

 

 

 

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