私が結婚物語。に入会したのは、
三年半前。
38歳の時でした。
ちなみに私は堂々の
男性との交際歴なし!
男友達なし!
社交性なし!
ずっと実家暮らし!!
アラフォーで婚活を始めた方がそうであるように、
それまで私は、「いつかは結婚したい」「でもまだ自分の時間は100%自分に使いたいから、一人でいいや」「35歳くらいまでには」(←この想定自体が既に遅い)と思っていました。
この時、33から婚活を始めた妹が既に婚活二年目に突入していたので、自分は更に難航することは予想していました。
妹の相談所は仲人さんがかなりスパルタだったので、違うところにしようと3つの相談所に話を聞きにいきました。遠さがネックでしたが、所長さんと面談して、ここだと思い結婚物語。に入会しました。
人付き合いは少ないけど、上司とか数少ない女友だちとか、凄く気に入ってもらえたり、うまが合う人は稀にいる。なら、適齢独身男性にもいないわけはなかろう!
但し、ただでさえ少ない婚活男性の中からそういう人を見つけ出すのは自分の年齢では大変そうだ。100人くらいお見合いしないと見つからないかも!と漠然と思っていました。
結局、本当にジャスト100人とお見合いしました!!
そのうち、自分から交際希望を出さなかったのは68件。出したけどお断りされたのは9件。仮交際が成立したのは23件でした。
新着会員をチェックし、週末にはバンバン検索をかけて何十件もお見合い申込をすれば、数件くらいはお見合い成立しました。(若干、お見合いを組むことが目的になってしまっていたきらいはある!)
その数件の中から、
0〜2件くらいは仮交際が成立する。
私はお見合いもたくさん組めていたので、スタッフさんたちはさくっと成婚するだろうと思っていたようです。
しかし、
仮交際から先になかなか進展しない!!
5,6回会った男性も何人かいたし、真剣交際まで進んだことも一度あった(ちょうどお見合い50人目だった)。
しかし、進展しない!!
5回以上会っても、テンションが2〜3回目の「楽しく遊んで美味しい食事を食べました」から全然動かない。私の方から真剣交際に入りたいと切り出したこともあったけど、結局!相手に!結婚をすぐ決めるつもりが無ければ!!
暖簾に腕押し!エア相撲!!
※一人相撲のことです
一方その頃。
35の妹は、何度もやさぐれて「疲れた。休会したい」とぼやいていました。
ところがある日「今日こそ相談所に休会したいと言おう。あ、でもその前に念の為、一週間ぶりのログインしておこう」とマイページを見に行ったところ、「あれ?なんで今までこの人に申し込まなかったんだろう」と思うくらい条件の良い男性から申込が入っていたそうです。
「このお見合いがダメだったら休会しよう」とリラックス(?)してお見合いに臨んだ妹でしたが、
なんとその男性と成婚退会!!
その話を聞いた私は、結婚物語と並行して、妹がお世話になっていた相談所にも入会しました!
そこの仲人さん(スパルタなのでSさんとします)には
「普通誰かと5回会ったら皆結婚してる」
と言われ、何人もと五回以上会っていた私は
「お、おう…」となりました。
40歳になる直前、30代のうちに!!と条件良さめな男性にばかり申し込みをしていたら
「ダメもと案件にばかり申し込み過ぎ💢もっと自分に釣り合った人に申し込んで!」
とSさんにダメ出しされ、
またしても「お、おう…」となりました。
この相談所のスパルタ式に比べたら、結婚物語。は「ええんかいな……」と思うほど「優しく見守るモード」でした。
アメとムチのような状態で、婚活は続きました。
妹の相談所では「この人に申し込んだら、また高望みと思われるかも」「ダメもと1件申し込んだら、微妙な人にも申し込んでバランスをとらないと」などと気にして、積極的に申し込めなくなりました。
その分、結婚物語。では、優しく見守られながら?、バンバン申し込みました。
お見合い→仮交際を繰り返すうちに、
あることが分かってきました。
「格上にばかり申し込むから運良くお見合いや仮交際に進んでも、他のライバルが強くて、そこから進展しないのだ!」
スパルタSさんが私に口を酸っぱくして「自分と釣り合う人に申し込みなさい」と指摘していたのは、こういうことだったのか。
これに気付いてからは、少しずつ軌道修正ができるようになりました!!
◆辛かったこと
好きになれる男性がいなかったこと。
私は付き合ったことが一度もないので元彼と比べてしまうということはありませんでしたが、とにかく好きになれる人がいなかった。
要は自分の性格的な欠点。
Sさんや妹から何度も「なんでそんなに減点法? そして上から目線?」と言われました。自分の性格に問題があるのは以前から分かっていたけど、自覚があっても直すことができず…!!最終的に「自覚があるだけマシでは?」と開き直っていた。
♦︎疲弊したこと
「知らない人と笑顔で1時間お話をするだけ❤️」いやその1時間でめちゃくちゃエネルギーを消費するって!
お見合いはとにかく疲れる!山ほどお見合いを組んでようやく仮交際が一つ成立したと思ったら、溜まった疲れから体調を崩してデートに行けず、仮交際が終了してしまったこともあった。
Tさんのおすすめの本でHSPを知り、
自分たぶんこれや!と思った。
◆酷かったお相手シリーズ
※一部フェイクあり
①16歳上の超高学歴高年収
どんな本を読むか聞かれたので、浅田次郎と返事した。
その後「どんな男性が希望ですか」と聞かれたので、相手を持ち上げようと「知的な方が好きです」と返事したら「そうですよね〜高卒じゃ浅田太郎はわからないですもんね〜」と返された。
太郎ちゃう!次郎や!!
お前もわかっとらんやんけ!
②7歳上の国家公務員
ひたすら仕事の愚痴。どんなに明るい話題に変えてもずっと愚痴のターン。「自分には仕事の能力がない」「高卒で就職した同級生に出世で負けた」「職場は俺にやめて欲しいと思っている」お、おう。
何も言えなくて…夏。
③同じ年の自営業の人
「料理はどのくらいできますか」と聞かれたので「実家暮らしで甘えていた部分があるので、今修行中です。まだまだ母みたいに速いスピードでカカカカカ……と包丁で切ったりはできないです。」と答えたら、
「じゃあどのくらいの速さですか」と包丁のスピードを手で実演させられた。
周りの目が痛かった。
④4歳上のサラリーマン
モテないとか、仮交際まで進んだことが滅多にないとしょっちゅう口にしていた。「婚活がうまくいかない」「ふられてばかり」とか言われると、「本人に何か致命的な欠点があるのでは」と思ってしまうからヤメテ。
普通に引くし、そんな誰からも相手にされない人と交際している私は何なん?と思うよ!
さて、そうこうしているうちに、
42歳の誕生日が迫って来ました。
彼は11歳上で、隣の県に住んでいました。前から彼の存在は知っていましたが、すぐ申し込まなかったのはなぜかというと「顔がおっさん臭いな、福本豊さん似や」と思っていたから。
でも「もーー顔がおっさんとかで躊躇している場合じゃない!!」と思って申し込みました。
お見合いはスムーズに進み、ちょうどお腹が空いてくる頃に終わりました。ランチ誘ってくれたらついて行ってもいいな、と思っていたら、本当に誘って下さいました。お見合い場所と同じ建物にあるハンバーグのお店でハンバーグを食べました。牛肉100%のハンバーグはカスッカスだということを初めて知りました(合挽バンザイ)。
でも、ランチに誘って貰えたことが嬉しかったので、ハンバーグがカスッカスなのも気になりませんでした。
最初のデートは仕事上がりに晩ごはんデートになりました。しかし、私が直前にお腹をこわしてしまいました。彼はレストランでコースを予約してくれていたのですが、一品だけでも頼めそうなお店に変更してもらいました。
彼が体調を気遣ってくれて、デートは晩ごはんを食べただけで一瞬で終わりました。でも逆に時間が短かったので、また会ってこの人をよく知りたいなと思いました。
まだまだ顔がおっさんなのが気になっており
「どう見ても福本豊さんだ……でも中身は意外に繊細で優しい……このギャップを可愛いと思えるかどうかにかかっている……」
などと思ってました。
でも、
私はいつも減点方式で交際相手を切ってしまうんだけど、不思議なことに彼に関しては減点カウント機能が停止していた。
いつもは、婚活相手のことを家族によく話すのに、彼の話はなぜかする気にならなかった。大事に自分の胸にしまっていたかったのかも。
2回目のデートは、なんばのピアノ生演奏があるカフェでした。お店のサイトを見ると、予約料500円かかると書いてありましたが、彼はちゃんと予約してくれていました。
この日、彼にちょっとした手土産をプレゼントしたんですが、彼も偶然にもめっちゃくちゃ私好みのクッキーの缶を用意してくれていて、さながらプレゼント交換のようになりました。
この時、「来月お誕生日ですよね? 何日ですか?」と聞かれました。(IBJでは誕生月が分かる)
「おお、プレゼントくれるのかな?まだデート回数少ないから選ぶの大変だろうな。クッキーはドンピシャ好みやったし、どんなプレゼント来るのか楽しみ〜」と思いました。
その後、ガンダムが好きだと聞いて一緒にガンダムカフェに行きました。カフェでは、私の分も「ハロ鈴」を買ってくれました。
ちなみに、私は初回デートからお財布出しアピールする派でしたが(勿論「じゃあ○○円」と言われたら素直に払う。「本当に払わせた!」とか文句は言わない)
彼は全部出してくれて、何度目かのお会計の時に「デートの時は僕が出しますので」と優しく言ってくれたのです!
以後、私はお財布出しアピールはやめ、代わりに映画のチケットをクレジットカードで予約したりと、自分で払える機会に二人分払うようにしております。
3回目のデートはランチドライブでした。美味しいピザのお店に連れていってもらいました。この時、なんとなく、もう少し長い時間一緒にいてもいたいなぁと思いました。
初めてのドライブで、彼が気を遣ってくれて早めに解散してくれたんですが、
今までの仮交際のループ感が思い出されて
またずっとこのまま、今日のように、美味しいもの食べて関係は進まず終わり……が続くのではと不安になり、
違う人にお見合い申込ボタンを押してしまいました。
男性として見れるかも心配でした。
この日、母に「優しいお兄ちゃん(きょうだいは妹しかいないので妄想の産物)て感じで見てしまうんだよね」と言うと、
「お兄ちゃんなら、ええやん!」と言われ、
「そうだな、お父さんじゃなく、お兄ちゃんだもんな。それはアリかもしれない」と思いました。
4回目のデートは、
映画館で『風の谷のナウシカ』を観たいと私から希望を出しました。
憶えるくらい観ている作品ですが、映画館での音響が凄い!と評判だったのでどうしても見たくて。
幸い、彼はほぼ初見状態でした。
当日は、
私も迫力の音響に感動していましたが、
彼もめちゃくちゃ感動していました。
その感動っぷりがあまりにも素直で、
「いい人だ!!!」と好感度が天高く飛翔するメーヴェのように跳ね上がりました。
その日は、
私の42歳の誕生日の2日前でした。
映画を見終えて、
なんばパークスでランチを食べ終わった後、
彼は4℃の小箱を取り出しました。
中身は、
誕生石(ルビー)のネックレスでした。
ルビーは小さな粒でしたが、まるでタリア川の石(ナウシカの耳飾りになっている高価な赤い石)に私には思えました。
後にこの時のことを彼は「模擬プロポーズ」と呼んでいましたが、
まさにそんな感じで、
彼の本気度が伝わって来ました。
彼は「会って5回目だし、こんな高価な物は貰えない」と受け取ってもらえないのでは、と心配していたそうですが、
私は、
めちゃめちゃ喜んで受け取りました。
彼に
「これからも前向きに会っていきたいです、僕は口下手でうまく言えないけど……(いや、言えてるって!)」
と言われ、
「キターーー!これが前人未到の待ってた奴や!真剣交際の申込みや!」とテンション爆上がりした私は、即座に「私も同じ気持ちです!」と返しました。
帰宅してから急いで結婚物語。に「真剣交際を申し込まれた。私も望むところです」とあわあわしながら電話しました!!
しかしなぜか、
先方の相談所からの動きは全くありませんでした。
その次のデートで、彼がシステムで仲人さんに連絡しても返事が帰ってこないと言っていたので結婚物語。に確認してもらうと、なんと
「彼の相談所は、仲人さんが高齢で入院してしまったので今月で廃業します」
という内容の返事が来ました。
「なんじゃそりゃあ〜!」と思いましたが、結婚物語。からは「きっちり最後までサポートしますよ!」と言ってもらえたので良かったです。
「これからは具体的な話もしていきたい」と彼に言うと、すぐ次のデートからそういう話題が出てくるようになりました。
チャペルを見学した時の写真
大好きなミュージカルを2人で一緒に見に行った時、劇中にプロポーズの場面が出て来ました。男性がひざまずいてのプロポーズでした。
私は内心「暗にこれをやってくれ、と言うてるわけではないよ〜」と思いましたが、
次の週、彼は本当にそれをしてくれました。
初めて行くフレンチのお店でディナー。
彼が御手洗に席を立った後、私はお店の人に導かれて別棟のチャペル(!)へ!
チャペルの中では彼が待っていて……。
↓プロポーズ直後の写真
翌日、彼と一緒に、
結婚物語。へ成婚報告に伺いました。
皆様、今までありがとうございました。
出会ってからプロポーズまで、
三か月という順調さでした。
お互い「うまくいく時はとんとん拍子にいく、とよく聞くけど、まさか自分にそんなことが起こるとは」とよく言っています。3年半の苦戦は何だったのか。狐につままれたようです。
えー、彼に決めたポイント、
えーと、今から挙げる点を全部兼ね備えていたから?
・私をものすごく大事にしてくれる
・ものすごく優しくて人柄がよい
・それでいながら要所要所は自力でしっかりキメられる力がある
・ものの感じ方?考え方?がものすごく合う
こんな彼と一緒だと、やはり私の性格の悪いところは発動しないようです。発動しても、彼と一緒なら根気強く戦えるでしょう。
最後に、婚活に対する私の思いにぴったりなので、唐突ですが林原めぐみさんのこの曲の歌詞を引用させていただきます。
希望をこめて言うよ
ぬけだせる日は来るよ
立ち止まらずに歩いていればね
問題はいつもある
胸をうず巻いている
それでも生きている
同じ空の下で
あなたも生きている
本当におめでとうございます!!
末永くお幸せにーーーーーーー!!!
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