またひとつ結婚できない女の特徴を見つけてしまった。
知り合って日の浅い男に対し
「お箸の持ち方が気になって…」
とナシ判定を下す女は結婚できない。
なお、相手の食事マナーについて不快な理由をストレートに言い表す女は「お箸の持ち方が気になって」女とは異なる。
クチャクチャ音を立てて食べる(汚い、食欲が失せる)、食器を扱う音がガチャガチャうるさい(周りのことを考えられない人なのかも)、ご飯粒を残す(食べ物を大切にしない人なのかもしれない)、握り箸、クロス箸(見てくれが悪い)など。
「お箸の持ち方が気になって…」という言葉。
出会った男をナシと判定したとき、他の理由(顔、身長、職業、年収、学歴、性格、価値観etc)ではなく、あえて”箸の持ち方が気になる”ことを挙げるのは
「箸もろくに持てないなんてこの男は育ちが悪い」
「育ちの悪い男は私にふさわしくない」
と言っているのと同じなのだ。
本当に男の箸の持ち方が気になったのかもしれない。
だけどそれ以上に、あえて「お箸の持ち方が気になって…」と言うことで品のある自分を演出、アピールしたいのだ。
①食事マナーを大切にする私は育ちが良いんですアピール
箸の持ち方だけでその人の全てを知ることはできない。
だけど彼女たちはなぜか
箸の持ち方がキレイ=育ちがいい
と思っている。
そして決まり文句は
「私の育った家庭は厳しくて〜!」
「私は小さい頃から箸の持ち方を親に厳しく躾けられて〜!」
そう言う彼女たちの食事マナーはというと。。。
別に美しいわけでもない。
②言いにくいことをあえて遠回しに言う私は謙虚でお上品な女性なんですアピール
彼女たちはストレートに「箸の持ち方が変だったからイヤだ!」とは言わない。
「お箸の持ち方が”気になって…”」とぼかした表現を使う。
「全部言わなくても普通わかりますよね…?笑」と”やわらかい表現を使う、実はイイトコ出身の私”を演出したいのだ。
③そんな私にふさわしいのは同じく食事マナーを大切にする(=育ちが良い)男性なんですアピール
彼女たちは決して、箸の持ち方がキレイなだけの男は選ばない。
A:箸の持ち方が綺麗。不細工、低収入、低身長、実家は裕福ではない。
B:箸の持ち方が微妙。イケメン、高収入、高学歴、実家が裕福。
この2人の男がいたとすれば間違いなくBを選ぶだろう。
彼女たちが箸の持ち方のキレイさから連想しているのは
・箸の持ち方がキレイな男=育ちがいい=両親がきちんとしている=家庭がしっかりしている=家が裕福=自動的に子供(男性)も高学歴・高収入になる
・箸の持ち方がキレイな私(と自分では思っている)=育ちがいい
つまり
私に釣り合う男=実家が裕福なハイスペック男性
と(自覚はなくとも)言いたいのだ。
④決して他の条件が気に食わなかったからじゃないんですアピール
彼女たちは、箸の持ち方うんぬん以前に相手の男を「なんかこいつビミョーだな…」と思っている。
それは前述の顔、身長、職業、年収、学歴などかもしれない。
だけどそれを正直に言うと周囲の人間から「高望みだよ」とか「人のことどうこう言える立場なの?」と批判される。
だったら自分が傷つくことなく努力する必要もなく、手っ取り早く相手の男を非難できる材料を探したい。
それが
「お箸の持ち方が気になって…」
なのだ。
自分の内面や外見を磨こうとせず
相手に関心を持とうとせず
楽しい雰囲気を作るために歩み寄りもせず
それでも自分自身を省みない。
「あくまで私がジャッジする側なのよ。だって私は”育ちが良い”んだから」
彼女たちは生まれも育ちもごくごく普通の中流家庭。
そしてなぜか、10代、20代の頃にモテた経験のない女が多い。