ご両親が当方に相談に来られたのが、半年くらい前になります。

「ここのシステムを教えて下さい。娘の結婚のことを考えているのですが、悩んでいまして・・・」

「うちの娘は28歳で、お付き合いをしていた方がいたので、安心していたのですが、結婚に至らなかったみたいで最近娘もふさぎこんでいまして・・・」

 

ご両親にしてみれば、娘さんが付き合っている方と結婚をしてくれると思っていたのに、急にそれが終わってしまって、ここにきてすごく悩んでいるご様子でした。

当方のことを一通り説明したあと、ご両親は帰られました。

 

次にお母様から、

「娘と一緒にもう一度行きます。」

とお電話があったのが、今から4か月くらい前、夏の暑い頃でした。

娘さんは、

「彼と3年付き合っていました。私はそろそろ結婚したいなーと思って、初めはそれとなくいろいろ話をもっていってたんです。

”友達の結婚式の話”とか”自分の将来の夢”とか・・・。

でも、そのたびになんとなくはぐらかされる感じで・・・

それでこの前、私の誕生日のときに、”私もそろそろ結婚したいなー”って言ったんですね。そしたら彼が

『うん・・・。分かってる。でもね、俺、まだ今結婚したいとか思ってないんだ。
将来はどうなるかわからないけど、そもそもあんまり結婚したいっていう願望がないんだよね。』

って言われたんです。」

と、彼のことを話してくれました。

 

結婚願望のある人と、ない人とのお付き合い。よく私は耳にすることがあります。

友達としてのお付き合いだったらそれでもいいと思いますが、その関係をダラダラと続けていても、お互い心のゴールは見えて来ないですよね・・・。

「あなたは結婚したいのね?」

と、もう一度私は聞き直すと、

「はい。私、早く結婚して子どもも欲しくて・・・。」

とのこと。

「今、彼のことでポカンと穴があいたあなたの心を、急に埋められる男性がいるかはわからないけど、うちで今からご紹介をしていく人は全員”結婚願望のある人”だから、まずは出会ってみたらどうかな?」

「住んでいるところも、学歴、職業、家族構成も、そして収入なんかもわかってから出会うから、あとは自分と性格や考え方が合う人を見つけてほしい。

そして、出会った人の中からあなたが好きになって、彼とのことを上書き保存できる相手を見つけてね。」

と話を進めました。

 

あれから・・・4か月。

季節は秋から冬の足音が聞こえてくるこの頃です。

コロナ禍ではありますが、今現在彼女は、神戸市在住の31歳の大卒、公務員の方とのお付き合いが進んでいます。

彼女、そしてご両親にとって、楽しいクリスマス、お正月になりますよう、応援を続けている毎日です。

 

(関西ブライダル明石店 代表 井本祐子)

 


(この記事は、令和2年11月29日発行の神戸新聞に掲載されたものです)

 

 

 

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