大きな5センチ差でした。
ハープスターとは良いライバル関係を築いて、共に成長して行って欲しいです。
思えば、世代最初の新馬戦を勝ち上がりました。出遅れて、馬込みにも突っ込めず、鞭も使えず騎手がGO！と口で合図して加速させ、前残りの展開を差し切り勝ち。
次戦は函館で行われた札幌2歳S。
豪雨の影響で、田んぼのような極悪馬場を徐々に進出して差し切り勝ち。
初戦は33，3の上がりで次戦は41，3の上がり。
そして、今日は断然人気のハープスターと5センチの接戦。
リヴェールはフランス語で「夢見る人」の意味。
来年も沢山の夢を見させてください。
小柄で、可愛らしい女の子。
でも、前を捕まえ、後ろを抜かせない根性は規格外の強さを感じさせてくれ…女傑の雰囲気を醸し出しています。
無事に導いてくれた陣営に感謝です。
戸崎騎手「しびれくらいに興奮しています。こんなに良い馬に乗せていただいて感謝しています。今日はパドックで入れ込んでいるようでしたが、馬場に出してからはスムーズなキャンター駆けていましたし、止めてからもゆっくり歩いて落ち着いてくれました。ゲートの中も集中していましたし、抜群のスタートを切ってくれました。ペースは想像していたより流れていましたね。その中でもペースを乱さず、まずはリズム良く乗ろうと心がけ、さらにGIなので自分が慌てないように馬の力を信じて乗りました。道中は、スムーズ。直線では追い出すと反応がありましたし、しっかり伸びてくれましたね。蛯名騎手の馬を交わしてやったと思ったところに内から一気にハープスターにこられたので、なかなか気づきませんでした。ゴール後はどちらが勝ったのか全くわからなかったですね。上がってきてボードの数字を見て、自分の数字が先に来ていたのでやったのかなと思っていたのですが、そこでスタッフが『大丈夫』と言ってくれて勝利を確信しました。一気に喜びがこみ上げてきましたね。リヴェールは小柄ですけど、どんなレースもできますし、前の馬を交わそうとする強い気持ちも持っています。この先のクラシックでも良いパフォーマンスを見せてくれると思っています」
須貝調教師（電話取材）
「戸崎騎手には『能力のある馬なので馬を信じて乗って、勝ちを取りにいって欲しい』と伝えてありました。落ち着いてうまく能力を引き出してくれましたね。リヴェールは仕上げに苦労するタイプですが、今回は自分が香港に滞在中にスタッフがよくやってくれました。リヴェールも小さな体でこの強いメンバーを相手に混戦をよく勝ち抜いてくれたと思います。能力の高さを証明できたことを嬉しく思います」