片っ端からベトナム語 làmの使い方(その1) | ベトナムから世界へ!目指せPolyglot!多言語話者への終わりなき道

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18年間ずっとベトナム語一筋!
ベトナム人ネイティブと間違えられることも頻繁になってきたので、今後は多言語を話すことにチャレンジ中。(会話重視)
日本語(母語)、ベトナム語(上級)、英語(中級)
当面のターゲット言語→インドネシア語、中国語マンダリン

今日お客様のところに行ったら、
入口守衛の女性は僕の顔を見て少し悩んだ様子。

少し間をおいて、出された裏紙の紙切れに
フルネームを書けとのこと。

言われた通りにしたら、
あー、やっぱりベトナム人じゃなかったのかーひらめき電球

といって、正式な?記名簿を差し出してきた・・・

なんだこれはてなマーク

聞けば、通常は外国人客には記名簿があり、
間違いや失礼が無いように事を進める決まり。

ベトナム人客の場合は、口頭で名前を聞いて、
事務所に伝え、記名無しで通すのだという。

今回の僕の場合は、お互い顔を見て、
挨拶して、「〇〇さんに会うよ」、
と伝えた時点で、

あれ?この人、
外国人っぽいけど、
ベトナム語喋ってるし・・・

どっち?!?!?!

とちょっと悩んでくれたそうだ。

で、試しに紙切れに氏名を書かせてみたと・・・

嬉しいじゃないですか!この守衛さん!

と、言うわけで、今日の本題行きましょうか!

★〇▲□◆☆●△■◇★〇▲□◆☆●△■◇

今日は気分を変えて、

làm

という単語の使い方を少し掘り下げてみたいと思います。

これ、日本語で言えば

~やる、~する

英語なら

do~

ということなのですが、
実際にはどうやって使うのでしょうか?

一番よくある使い方は、

làm+名詞 = ~する、やる

読んで字のごとく、後ろに続く単語を
やる、する。

仕事する=làm việc
これをする=làm cái này
あれをする=làm cái kia


これ、簡単ですね。

では、名詞ではなくて、
形容詞と組み合わせたらどうなる?

少し(だけ)する=làm ít
早くやる=làm nhanh
ゆっくりやる=làm từ từ


これは、話す人の基準より
もっと少なく、もっと早く、もっとゆっくりに、
というような意味合いで使います。

気持ち早めにやってほしいなーと言う時、
làm nhanh=早めにやって

人に何か作ったりやってもらう時、
あまり多くつくられても困るなー、
と思ったら、
làm ít=ちょっとだけ作って

ここで、するやるではなくて、作る
という意味が出てきちゃいましたが、
何かを作るという言い方にも使えるんです。

例えば、

làm cơm=ご飯を作る

これ、教科書で習う

nấu cơm=ご飯を作る(調理する)

と同義なので、

日本語も

ご飯を作る” と ”料理する

で、意味は一緒だけど使う単語が違うのと
同じようなニュアンスですね。

もう少しやりましょうビックリマーク

ちなみに動詞とくっつく例外パターンもあります。

làm ăn=仕事、ビジネスで暮らしの糧を得る事、食い扶持を得ること

これはあくまで特殊ケースということで、
熟語として組み合わせて覚えるしかありません。

例えば久しぶりにあった友人知人に、

làm ăn như thế nào ?=最近どう?(特にビジネスや仕事でのお金稼ぎの調子は?)

のようによく使われている言葉ですので、
覚えておいてソンはありません。

続く