頸髄損傷の皆様はどんなマットレスを使用していますか?
ほとんどがウレタン系かエアマットでしょう。
選択としては、車いすとベッド間の移乗動作が困難だとエアマットを選択することが多いでしょうね。
もちろん、褥瘡がある方や高齢かつ骨の突出ややせ型の方などもエアマットを使用していると思います。
ウレタン系は対麻痺(手が動く方で足の麻痺のみの方)の方では良く使用しているでしょうね。
さて、ちょっと考えてほしいことがあります。
移乗できるかどうか別として、完全損傷の方も高位の頸髄損傷の方も臀部が動かず感覚がないのは同じです。
対麻痺ウレタン系マットレスでもほとんどの方は夜間の体位交換していません。
なぜ、移乗ができるできないで、エアマットを選択しているのでしょうか?
少しでも褥瘡のリスクを減らすことには役立つのではないかと考えるかもしれませんが、エアマットを使用するには別の選択基準があるのではないかと考えています。
この点において、移乗動作が可能または可能になる可能性があり、かつ褥瘡がないのにエアマットを使用している人はエアマットを選択されてしまったことで被害を受けています。
最近、ある方に言われたのは、
「動けるようになったら、エアマットについて検討します」
私の意見は異なります。これから動くために褥瘡予防をしながらウレタン系に変更するのです。
看護師の理解を得るために、日々のコミュニケーションですね。
といっても、あと半年以内に退職して、名古屋にて脊髄損傷の事業を開始するので、病院のことは先輩後輩にお願いして、ここで実践することにしましょう。
法人ホームページと頸髄損傷.comもよろしくどうぞ。
http://reh-village.minim.ne.jp/
http://頚髄損傷.com/