車いすでの旅行 | 頚髄損傷.comのブログ

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頚髄損傷、脊髄損傷の方々やご家族さん、ご友人が役に立つ情報をお伝えします。

車いすでの旅行についてです。



旅行には


①移動手段(車、電車、バス、新幹線、飛行機、フェリー、車いす走行)

 

新幹線:多目的室を利用(大きな車いすだと狭く感じます)。いすの質が悪い。

 

飛行機:ハードルが高いように思えますが、現在は車いすユーザーの利用が多く、日本の大手航空会

社であれば問題はあまりないでしょう。

      車いすは航空会社の車いすへ変更する必要があります。移動以外の介助は基本的にしませ

ん。



②移乗手段

  リフターを置いてある場所は滅多にありません。

  ベッドはふかふかベッドで柵もありません。移乗しくいです。

  持ち運びできるリフターがあると聞いたことがありますが、調べても探せませんでした。



③宿泊環境

 1.居室

 もちろん褥瘡予防マットレスはありません。多くの方は薄い褥瘡用マットを臀部に敷く、クッションを坐骨 

 と尾骨を避けて臀部に敷く、アウトドアの空気のマットレスを敷くなどをしています。

 対応は、お尻とかかとが中心です。

 多くの人は夜間の体位交換はしていないようです。


 2.トイレ:自立排便の方は手すりや便座の高さの配慮が必要。

  板敷での自立の方は環境を工夫する必要があります。

  ユニットバスは段差があり、スペースが狭いため使用できません。


 3.お風呂:シャワーキャリーや天井走行リフトが準備されている場所もあります。

   対麻痺の方は自作の移動手段(車の修理で車の下に上向きでもぐりこむものに座る)で露天風呂に

   入る方もいます。

   入浴介助の方は洗髪、洗顔のみが多い印象です。


 4.玄関

   和タイプの宿泊先は上り框を確認しましょう。



④介護

 1.家族介護

 2.有償介護:最近はヘルパーや看護師が有料でサポートしてくれるものもあります。

 3.無償介護:バリアフリーツアーセンターは移動介助が無料(要確認)


⑤観光環境:階段、段差、坂道、スペース、混雑度

 古都は段差や坂道、不整地が多い。また、店にも古い家であり入りにくい。


 



ある程度、知ってしまえば頚損の方も海外旅行も可能な時代です!!


海外旅行では、電動車いすの電源(アンペアの違い)と盗難に注意が必要ですが・・・




旅行で最も重要なことはネガティブなイレギュラーも含めて楽しめるかということです。




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