突然の逮捕〜仕事復帰まで。突然の転落人生。

突然の逮捕〜仕事復帰まで。突然の転落人生。

順風満帆な生活から一転。
突然の逮捕から社会復帰までの経験談を同じ悩みを持つ方や、その周りの方にお伝えしたいと思い、書かせて頂きます。
文章など、拙いところあるかもしれませんが、お許し下さい。

~『高時給高ストレス⑯』から続く〜


初めての人はこちらからご覧下さい♪

 


↓これ個人的にめっちゃ好きです。

  

 




くだらない地獄のトーク。

まだ続く。

今度はあまり取り上げて来なかったジュニア君が

喋りだす。

どうやら24歳。ストレートであれば、

大学卒業して1年半くらい立つ代

のようだ。

ジュニア君が喋りだした。

ジュニア「こないだ、高校のときの友達と

久しぶりに会ったんすよ。

そしたらみんな、普通に就職してて、

ただ聞いて下さいよ。先月の給料自分の方が

多かったんです。

みんななんのために就職したのかなぁと思いました。

ずっと派遣でいいやって」


あーそれヤバいヤバい。
ジュニア君!駄目だよ、それは。
確かに就職仕立てはもしかしたらそうかも
しれない(手取りや毎月の給料は。)

でもそこには色んなものがひっついているんだ。
あと10年した時にめちゃくちゃ後悔することになる。
悪いことは言わない。
このままだとなんのスキルも身につかず
派遣しか出来ないおじさんになっちゃうよ。。
すぐ就職活動をしなさい。

ザビ「そらそうだったぺよ。結局派遣の給料
いいとこのほうが稼げんだよ。」

おい、ザビ。
変な事を教え込むな。
その行く末が君だろうが。
このいい給料でいくら頑張って月に20日働いたとて
手取りで20万そこそこ。
休めばその分給料が出ない。
入院なんかしたらたまったもんじゃないだろう。。

ジュニア「こないだ、嫁の家言って同じ話したら
凄いねー、って言われましたよ」

えっ…?
結婚してるの!?
やばー。。

早く就職活動しなさい。





〜『高時給高ストレス⑱』へと続く〜

~『高時給高ストレス⑮』から続く〜


初めての人はこちらからご覧下さい♪

 


↓これ個人的にめっちゃ好きです。

  

 




地獄のトークタイム。

ほんとにこの時間が嫌だった。

結果的に10回弱はこの現場に行ったが

一切慣れることは無かった。


基本的に出勤が多いであろう人が

会話の中心だ。

通常の会社みたいに出勤日数が全員同じ日数な

訳ではないので、出勤日数が多い人が強い。

そうゆう図式が成り立つのが派遣なのだろう。

入ってくる情報量が違うから、当然っちゃ当然。


そして、この時も髪の毛がお薄い方が

会話を成り立たせていた。

今後はザビさんと呼ぶ。

健康保険の話。


ザビさん「そういえば、ジュニアはちゃんと健康

保険払ってんの?」


ジュニア「いや、払ってないです。必要ないっしょ」


ザビ「はぁ!?払ってねーの?俺お国さんに

払わなきゃいけない金全部払ってっ

けど。偉くねぇ!?ヒヒヒ。」


まあそれが、普通だけど。

自慢する話でも無い。


ザビ「お前どうせ払ってないっしょ?」


なんと私に話が飛び火してきた。
いや、払ってるわ。
と思って愛想も全くない、無の顔で

私「いや、払ってます」

と、一言だけ言っておいた。
少し、面食らった表情を見せるザビさん。
きっと「いやー、払ってますよー!何言ってんす
かー!」
くらいのノリで返してくれると思ったのだろう。
そう思ったからあえて能面返しにしたら
思ったとおり、少しひるんだ。

もうほんとに本能のままの男だな。
そう感じた。





〜『高時給高ストレス⑰』へと続く〜

~『高時給高ストレス⑭』から続く〜


初めての人はこちらからご覧下さい♪

 


↓これ個人的にめっちゃ好きです。

  

 




午後の作業が始まる。


なんとも言えないシチュエーションに出くわした

さっきからの雰囲気は続く。


二人はキャピキャピしながら

コンテナを待つ。


コンテナが着くと次の予定の2人が

コンテナの中でスタンバイ。

コンテナの外の作業は他のメンバーで

行う。


作業の前に一応段取りがあって、

コンテナに乗ってるであろうサイズと

その数量が書かれた紙が社員から渡される。


この紙を見ながら、腕まくりおじさんが

効率よく置けるようにパレットを置いていく。

例えば1番多い数量のサイズを載せるパレットは

広い場所に置いて、フォークリフトが持って

いきやすいようにするのだ。


毎度の事ながら怒声を浴び汗だくになりながら

なんとか運んでいく。

この現場はなかなか人が定着しないで、困っている

らしいです。

そりゃそうだろ。

まずは定番に入ってる何人かに人との接し方の研修を

受けさせてくれ。そう思う。


そこじゃねえ、その向きじゃねえ。

それは場所が変わったんだ。

全部周知してないあんたたちが悪いの分かってる?

それでいて、仲良いメンバーに対しては同じ

事しても怒声浴びせない。

ひどいもんだ。


ようやく、3台目が終わった。

もう、肉体的には辛いのは分かっていたが、

1台1台、こんなネチネチ言われてたら溜まった

もんじゃない。

もうこれは、心のなかで念仏でと唱えながら

作業するしかなかった。


そしてここからもまた地獄。

4台目が来るまで地獄のつまらないトークが

始まるのだ。






〜『高時給高ストレス⑯』へと続く〜

~『高時給高ストレス⑬』から続く〜


初めての人はこちらからご覧下さい♪

 


↓これ個人的にめっちゃ好きです。

  

 




腕まくりおじさんが指差した方向を

見る。

目を疑う。


腕まくりおじさん「おーまた来たがい。

また休憩の時にいいもんあげっから」


女の子「えー!?いいのぉ!?

じゃあお言葉に甘えます!」


その年齢と姿にびっくりした。
まずは年齢。

若い!!
20歳前半。
しかも多分ここの社員だ。
そして姿。
めちゃくちゃ可愛かった。
しかもスタイルも良かった。
性格も見たらすぐ分かるくらいハツラツしていて
モテそうーな感じ。

そこに、この二人は完全に本気の恋をしている。
特に私より歳下の方はまじだ。
まあ、年齢差も実はそこまでない。

そして、私は一目で分かってしまった。
あの子は完全に上手くあしらっている。
当たり障りない事をあたかも好意を抱いているような

トーンで上手く表現している。

まだ、当の2人は話した事に対してキャピキャピし
ている。
あの少し匂いがきつい方の顔は少しイケメンぶっている。
まじかよ。。
本気で狙う顔しないでよ。
そもそも年齢差もギリギリ。
そして相手は相当モテ女。
そして正社員だ。

そのあたりも考えようよ。

とても虚しくなる瞬間に立ち会えたところで
昼の作業が始まった。





〜『高時給高ストレス⑮』へと続く〜

~『高時給高ストレス⑫』から続く〜


初めての人はこちらからご覧下さい♪

 


↓これ個人的にめっちゃ好きです。

  

 




昼をゆっくり休み、元いた場所へと戻る私。


しばらく待っているとキャピキャピしながら

こっちに向かってくる集団。

というか3人くらい。

意外にみんな別々で昼飯を取るらしい。

そして、すんごい気持ち悪い会話。


臭い髪が薄い人「いやー、〇〇ちゃん、絶対

腕まくりおじさんに気があるよー」


腕まくりおじさん「そんな事ねっぺよ。いやぁ

でも〇〇ちゃんはほんとに可愛いなぁ。えっ

臭い髪が薄いはどうなのよ?」


あっ、こいつらやべえ。

ガチの恋愛トークしている。


いいおじさんが。

中学生、高校生のするような恋愛話。

そして気がある、気がないの話。

耳を疑う。

社会人とかがするトーンじゃないのだ。

ほんとにあの昔のノリだった。


相手もきっとそれなりの年齢なのだろう。

だって腕まくりおじさんは60くらいの年齢だ。


ほんとに気持ち悪い。


そんな事を思っていた矢先


「あっ、噂をすれば〇〇ちゃんだよ。」


腕まくりおじさんが言う。


私は目を疑った。





〜『高時給高ストレス⑭』へと続く〜