還暦から始めた旅10話フィンランド編➃ | ケイゾーのブログ

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87/28, 9時15分~21時 95Km  Ouluキャンプ場 23€×2+カラオケ代10€=56€(2泊分)

 

朝Ouluまで70Kmの所で、またスポークが折れる

スポークのスペアが全くなくなってしまう

 

残り70Km折れずに走ってくれ!

と祈りながら走る

Ouluでスポーク全て張替えしなければと思うも、

果たして可能だろうか!

 

9時58分

左側に鉄橋がかかっていた

 

スポーク先をバーナーで熱して曲げるが、テンションをかけるとスポークが外れる

もう少しフックをかける必要があるのだろう!

 

7/28、午後1時31分 Kuivaniemi のカフェで寛ぐ

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北極側のバレンツ海からボスニア湾へやって来た!

ボスニア湾を眺めて感慨深くなる

 

午後4時19分 村のカフェでノンビル寛ぐ

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アメリカ西部かどこかの田舎カフェに来た感じだ

このおじさんと少し会話する

許可を得て写真を撮る

 

ミュージックボックスがあった

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今時ミュージックボックスは日本にないだろう?

 

7時24分

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親子だろう

ぬくもりが感じられる風景

 

キャンプ場までもうすぐ

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Oulu市街手前を右に入る

 

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午後10時33分、テントを張る場所を探してここにする

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テントを張る場所を聞いたら、「Anywhere!」と言われる

私は木のそばに張る

 

土曜日カラオケ大会があるので、10€追加請求される

自分はカラオケをしないと言っても、参加不参加関係なく請求されると言っていた

 

パスポートを出した時、日本人と判り「very good !」と言われた

もちろん悪い気持ちはしなかったが、少し違和感を感じた

 

その昔20代の頃、ブラジルで日本人だと判ると良くしてもらった事があったけど!

 

7/29   15Km走行    Oulu市街を散策と自転車屋に行く

 

キャンプ場近くの港
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7/29、午後1時39分 キャンプ場にキッチンがあるので自炊

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午後4時25分、oulu景観

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町自体は小さいが、タイレストランやMacなどある

 

 

午後4時40分、自転車屋発見

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「Pyorakorjaamo」木製自転車が並んでいるようだ

 

何故かこの日に自転車修理ができなかったか?

たぶん日曜日なので休店日だったようだ(日記に記載なし)

 

 

 

 

午後4時58分、Ouluシティーセンター

日曜日なので閑散としている

フィンランドは日本と違って日曜日は出歩かないのだろう

 

7/30  同キャンプ場泊 10Km Oulu市街に行く

 

 

Macに行く

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ダブルベーコンMacが3€

今見ると北欧としては、そんなに高くない

 

ダブルチーズバーガーとコーヒー

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ノルウェーよりずいぶん安い!

 

 

新しいホイールに代えるまで時間があったので木製自転車を試乗

なかなか乗りやすい

 

 

新しいホイールになる

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頑丈なホイールになった!

なんでもダウンヒル用ホイール

重くなったようだが、スポーク折れなさそうだ

 

 

本来ならスポークを張り替えて欲しいが、

運よくリムブレーキ用26インチホイール(エトルト規格559)があった

この時すでに、リムブレーキの時代は終わったと言われていた

ディスクブレーキがメイン

になっていたので、

果たして私の自転車スポークサイズがあるのか? 心配だった

人件費や時間の事を考えると、新しいホイールに変えるのが一択だと思ったが、

 

 

明細書

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255.30€である

この時の為替レートでは36000円になるだろう

貧乏自転車旅の私にとって相当な出費だ

 

しかし自転車旅が続けられる喜びが、すべてを帳消しにしても余りある!!

 

ここの自転車屋さんでは、木製自転車を売っていた

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特殊加工木で作った自転車

 

 

結構木製自転車が並んでいる

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乗り心地はいい

値段は安くないが、さすが林業国フィンランド

 

 

 

ハブシャフト(元々クイックリリースだったが)が変わったのでレンチを無料で頂く

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モンキーレンチ(17㎜)

を持っているので一枚でいいと言っても

「2枚持って行け」と言う

下の写真はスペアスポーク

 

その自転車屋さんウィンドウを撮る

 

少し高くついたが、不安が払しょくされた

 

Ouluのフリーマーケット

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夜8時、キャンプ場に帰って来て、夕食の用意をしていたら

 

キャンプ場の若い男性スタッフがやって来た

 

私を探していたと言う

 

今張っているテントの場所を移動してくれと言う

 

???

 

なんで3日目になって言うんだ?

 

最初に受け付けてくれた女性スタッフに、「何処に張っていいのか?」

と訊いたら、

「Anywhere」と言ったので今の場所に張ったんだ!

 

 

それにナンバープレートをテントに掛けていたので私がどこでテントを張っているか一目同然

だろう?

 

なんで今頃言うんだ?

 

若いスタッフ、「誰とは言えないが、苦情が来ているんだ!」

 

「テント内の荷物は多いんだ、いざ移動となったら大変な労働になるのがわかるだろう? 明日朝一番で出発するので勘弁してくれ! 君は手伝ってくれるのか?」

 

若いスタッフ、「No!」

 

???

 

若いスタッフ、「移動してくれないと、警察を呼ぶぞ!」

 

「警察呼べよ、俺は何もルール違反していないし、お金も前払いしている」、

「警察に聞いてもらおう!」

 

そしたら、ちょっと待ってくれと言って若いスタッフが出て行った

 

これでこの話は終わりかな?

と思っていたら、

 

若いスタッフが大きなノートに何かを書いた奴を私に見せる

 

「I ask you ~~~」

 

少し丁寧な文章に変わっただけの同じ内容だった

 

私、「NO~!」とはっきり答える

 

私、「ボスを呼んでくれ!」

 

若いスタッフ、「あなた自身が事務所に行ってくれ、ボスがいるから」

 

私、「君らが無理な依頼をしているのだろう、ここに来て説明をするのが義務だろう!」

 

若いスタッフは焦れて出て行った

 

女性ボスらしき人が来た

 

さすがに若いスタッフのような失礼な物言いはしないが、移動してくれという

 

女性ボスは、「7メートルルールというのがあるんだ テントやキャンピングカーから他のキャンパーまで7メートル空けなければならない規則があるんだ!」

 

私、「そんなこと初めて聞くルールだ、最初対応してくれた女性スタッフは全くそんなことを言ってなかった 

彼女はただ"Anywhere"とだけしか言わなかったよ」

(本当ならその規則を書いた物を見せてくれ! と言いたいが我慢した)

 

私、「ホスピタリティーという言葉を知っているか?

私は今まで何十年と世界を旅してきた こんな扱いを先進国で受けるとは思ってもいなかった!

旅人にとって思い出は大事なんだよ ノルウェーからここまで嫌な思いをしたことがなかったが、

今日のこの出来事は忘れることがないだろう

判ったよ、移動するよ!」

 

若いスタッフ、「手伝おう!」と手のひら返しに言う

 

私、「手伝ってくれと言ったら、嫌だと言っただろう! おまけに警察を呼ぶとも言ったよな!」

 

若いスタッフはつ立っている

 

私、「Boy, keep smiling」 「少年、笑顔を絶やさないように」

 

 

その若いスタッフは笑顔を作っていた

 

 

 

そして一人でテント移動し始める

 

今のテントの10メートルも離れたところに張ることにした

 

もちろん女性ボスに場所を確認してもらってからだ

 

1人で荷物を持って動いていると、

 

私のテントのお隣さん、距離にして6メートル半くらいのお隣さん中年女性がコーヒーをお盆に載せて満面の笑顔で

「コーヒーはいかが?」 

 

私、「No thank you !」

 

その女性のお盆を持った手がぶるぶる震えているのを、私は見逃さなかった

 

2日間会釈も声もかけられたことがないのに、なんでこのタイミングで?

 

この時確信した誰が要望したか?

 

翌朝中年女性夫婦キャンピングカー横で朝食をいつも取っていたが、そこには夫婦の姿見えなかった

 

よく見ると離れた仲間のキャンピングカー横で友人夫婦と一緒に朝食を取っていた


 バツが悪いのだろう!

 

よく考えると布石があった

 

私が着いた初日、ランドリーがあったので洗濯していた そのドアは半開き状態だったので半開きのまま出てきたら、

中年女性が何か私に言ってから強くそのドアを閉めて行った

 

たぶんその中年女性がお隣の中年女性だろう?

 

その中年女性は、自分らのキャンピングカー近くでテントを張った私が目障りだったのだろう

 

キャンプ場としては、東洋人ソロキャンパーより仲間で来ている白人キャンピングカーのお客様の要望を聞いたのだろう

(北部のフィンランド人はシャイであると思うが、南部のフィンランド人は開放的な人が多い)

 

その時意地になったのは、もし私が白人だったら対応が違っていただろうと思ったから

 

また日本人は面倒なことを嫌う、事なかれ主義と思われているようだから!!!

 

「はい、判りました」とさっさとスタッフの要望を聞けば、もっと楽しいキャンプになったのに!

と思う方もいると思うが、

 

これで良かったと今でも思っている

 

 

7/30 朝 テント畳んで出発準備完了

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つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故紙に書いて見せたのか?