(抜粋)
米銀行の金利が日本の銀行の金利より高い状態にありさえすれば、他の条件がどうだろうが資金は米国に流れてくるというのだから、政治力で無理矢理日本側に金利を下げることを約束させてしまえばそれで問題解決なのである。( 8 0 年代の日本で、銀行に貯金するのが馬鹿馬鹿しいというほどに金利が下がってしまったというのは、実は一つにはそのしわ寄せがここへ来ていたというわけである。)

金利差以上に現代の為替市場を大きく動かすものが、政府高官のちょっとした発言である。
米国の財務長官などがその筆頭であろうが、投機資金は彼らのちょっとした発言に敏感に反応して、危ないところからどっと逃げ出したり押し寄せたりしたりするのであり、しばしばそれが従来の経済常識とは逆方向の資金の流れを作り出し、普通なら金が寄り付かない条件の揃っている国に大量に資金が流れ込んでくる場合がある。


(コメント)
無理やり日本に下げさせるってすげーことするよな。
あと今の総理の発言は為替市場に影響をもたらしているのか気になるなぁ。