(抜粋)
「ケインズ主義の終焉」とは、要するに彼ら投資家階層の大反撃そのものだったのである。つまりこれはかつてケインズが生産者階層の援護のため投資家階層の絶滅を図ったことへの復讐であり、8 0 年代のレーガン・サッチャー政権時代に始まった金融資本主義の潮流は、まさしくサンドイッチの上側にいる投資家階層が下側の消費者を誘って真中の生産者階層を挟撃する、歴史的規模の反撃に他ならなかったのである。
そのように思って眺めると、当時言われていた「消費者主権」という言葉の背後で実権を握る巨大機関投資家の存在、一国資本主義の否定とグローバル資本主義の台頭、それと同時に進行を始めていたデフレ傾向等々、それらすべてが投資家階層にとって快適な環境であり、彼らの反撃の流れの一環であったことがわかるだろう。
(コメント)
何十年単位だかしらないが企業家と投資家との戦いが入れ替わり立ち代り実施されている。
今はケインズ主義の終焉とあるので投資家層が盛り返している時代のようだ。
「ケインズ主義の終焉」とは、要するに彼ら投資家階層の大反撃そのものだったのである。つまりこれはかつてケインズが生産者階層の援護のため投資家階層の絶滅を図ったことへの復讐であり、8 0 年代のレーガン・サッチャー政権時代に始まった金融資本主義の潮流は、まさしくサンドイッチの上側にいる投資家階層が下側の消費者を誘って真中の生産者階層を挟撃する、歴史的規模の反撃に他ならなかったのである。
そのように思って眺めると、当時言われていた「消費者主権」という言葉の背後で実権を握る巨大機関投資家の存在、一国資本主義の否定とグローバル資本主義の台頭、それと同時に進行を始めていたデフレ傾向等々、それらすべてが投資家階層にとって快適な環境であり、彼らの反撃の流れの一環であったことがわかるだろう。
(コメント)
何十年単位だかしらないが企業家と投資家との戦いが入れ替わり立ち代り実施されている。
今はケインズ主義の終焉とあるので投資家層が盛り返している時代のようだ。