~オリジナル小説~
第三弾。
考案:香奈
作成・編集:Keiz
最近、思うことがある。
「何か物足りないんだよねぇ~…。」
大学の食堂で友達二人と食事中。
「物足りないって?」
「う~ん…それがわかんないの。」
「彼とは上手くいってるの?」
彼とは私の恋人のアルド。
「アーくんとはいつも通り。」
「ま、あんた達の仲は今更疑わないけど。」
私達は幼馴染み。
幼稚園の時、私はませていて彼に既に告白していた。
ふられたけど。
それから毎日告白して…計数百回してやっと成功。
その時からアーくんは私の物。
「倦怠期ってやつじゃないの?マンネリ。」
「エッチに不満は無いよ?アーくん、私の全てを知ってるし、上手いから凄く気持ちいいし。頻度だって少なくないし、今晩ももしかしたら…。」
「いやいやいや、それは聞いてないから。普段の二人の関係よ。」
う~ん…登校下校は毎日一緒だし、手作り弁当は残さず食べてくれてるし、部活でも…。
偶に喧嘩はするけどね、それはカップルでは当たり前のことだと思ってる。
「私達だってミエラ達がバカップルだって知ってんじゃん。そんな質問するだけ無駄。…だからなんだろうね。毎日が常に幸せだから麻痺してんじゃない?リセが言った通り、マンネリでしょ。」
ミエラは私の名前でリセはさっき喋っていた子。
この子はティエ。
「つまり、何らかの刺激が必要かもね。」
刺激、か…。
「私がアルドと浮気してあげよっか?」
「ティエ、冗談でも怒るよ。私がね。」
私が発言する前にはっきりと不機嫌そうに言葉を発したのはリセだった。
それもそのはず、彼女達は女の子同士だけど…カップルだったりするし。
高校から付き合ってるそうで、大学生になってからは同居。
ティエは今度は私を含めた三人でエッチしよう、なんて馬鹿げたことを言ってた。
リセが否定してくれると思ったらそんなことも無く、焦りながら全力で拒否したこともある。
友達だけど…女の子同士と言うのは多分無理。
ってか、アーくん以外とするのが無理。
「アーくんは浮気なんて出来ないよ。器用じゃないし。」
「馬鹿っぽいもんね。」
これは否定出来ない。
実はアーくんは戦闘に関しては強者が集まるこの大学の中でもトップクラスの実力者…むしろトップ?
ただ、勉強がね。
頭が悪いわけではないみたいだけど、勉強する暇があれば剣の腕を磨くことを優先するような人だし。
「普通のデートではなく、刺激があるようなデートがいいんだよね?例えば…SMプレイとか?」
「間違いでもないと思うけど…何でその発想からなの?」
突っ込まれた。
リセはいつも突っ込み役なんだよね。
「SMプレイは結構いいよ。役も交互に出来るから。私達も偶に…。」
「言わなくていいから。恥ずかしい。…普段のデートはどんなことをしてるの?」
普段のデート、か…。
「大学終わったら一緒に帰って…アーくんの修行に付き合ってるよ。」
「休日は?」
「修行…?」
今思えば、修行しかしてないかも?
「遊園地とか行かないわけ?」
「最近行ってない。行ってないんだけど…行きたいとも思わないんだよね。」
「ま、騙されたと思って行ってみたら?何か変わるかもしれないし。」
「何なら、私達も一緒に行こっか?」
そこでティエがリセが突っ込んだ。
顔面に手刀。
「た、たまにはダブルデートもいいんじゃない…?」
「お邪魔虫になるだけ。」
確かにお邪魔虫。
…でも、変わったデートか…。
次の休日。
「きゃ~!」
二人で遊園地に来ていた。
ジェットコースターに乗ったけど…。
「嫌~!」
苦手だった。
ジェットコースターを降りた後、私は椅子でぐったりしていた。
アーくんは飲み物を買いに行ってくれている。
そんな時だった。
「お嬢さん、独りかい?」
数人の男性に声をかけられた。
無視しようと思ったけど、居座れても面倒だから早々に立ち去ってもらいたかった。
「独りで遊園地に来ると思う?あなた達とは比較出来ない位素敵な旦那様と来てるの。」
まだ結婚してないけど。
「自分の女をほっといてどっか行っちまったような男なんて碌でもない男なんだろ?そんな男なんかよりも俺達と遊ぼうぜ。」
どうせ身体目当てなんだろうね。
下心見え見え。
でも、そんなことはどうでもよかった。
「誰が碌でもない男だって…!?」
怒りのままに、後先考えずに…男の頬をはたいていた。
「っ…ん何すんだ、この女!?」
そして、冷静になり…やばい状況だと理解した。
逃げないと…。
「どうしたんだい?」
飲み物を持ってきたアーくんが来た。
男達が全員アーくんの方を向いた。
「てめぇが連れかい?」
「…彼女が何かしたのですか?」
アーくんが私と男達の間に入る。
自然に、私を庇う様に。
「殴られたんだよ。酷ぇ女だな。」
「そうでしたか。申し訳ありませんでした。」
アーくんが頭を下げる。
「謝って済んだら警察はいらねぇんだよ!」
男がアーくんの頬を殴り、倒した。
飲み物が盛大に零れる。
「アーくん!」
慌ててアーくんの様子を窺う。
「行こうぜ!」
満足したのか、男達は去っていった。
「ミエラ、怪我は無いかい?」
「えっ?私は大丈夫だけど…。」
立ち上がるアーくん。
頬は腫れていて、口から血が出ていた。
すぐに回復魔法をかける。
「…どうして殴られたの?アーくんなら避けられたよね?それに、あれぐらいの相手なら全員倒すことも簡単なんじゃ…。」
「それじゃダメだ。力は自分の為に使うものじゃない。」
…よくわからない。
私にはわからない。
「ただし、ミエラに暴力を振るおうとしたら話は別だ。お前は俺の女だからな、絶対にお前だけは護るさ。」
その言葉を聞いて自分の顔が赤くなっていくのがわかった。
全くもう…どうしてそんな恥ずかしいことを言っちゃうんだろう。
「…ごめんね。私のせいで…。」
「気にすんな。次に気を付ければいいさ。」
「うん…。」
微笑んでくれたアーくん。
彼は優しかった。
昔からずっと。
数日後のお昼休み。
「おやおや、仲がよろしいことで。」
私はアーくんと食事中だった。
そこに来たのはティエとリセ。
彼女達二人も同じ席に座る。
「お邪魔虫?」
「お邪魔虫。」
「まぁまぁ、折角ミエラの友達が来てくれたんだ。そんな邪険に扱わなくてもいいんじゃないか?」
アーくんはやっぱり優しい。
誰に対してでも。
それが素なんだろうけど、長年付き合っていながらまだ慣れない。
友達なのに嫉妬してる。
自分でも嫉妬深い女なのは自覚してる。
「それで、遊園地デートはどうだったの?」
「えっ!?あ、うん、凄く良かった。アーくんのこと、惚れ直したよ。」
「変な連中が絡んできて彼氏が助けに来たらそれは惚れ直しちゃうよね。」
…ん?
そこで空気が一瞬止まった。
「…な、なんてシチュエーションがあったらいいよね!?」
「ティエ。」
「はい。」
「見てたの?」
「…はい…。」
「リセ。」
「き、気になっちゃってね、ティエとデートしながらその…。」
この二人は~!
「気付いてなかったのか?」
「えぇっ!?アーくんは気付いてたの!?」
「まぁ…あれだけずっと視線を感じていれば気付くよ。」
流石はアーくん、私の旦那様。
「勝手に見てたことは謝るよ。ごめん。…それで、何か発見はあったの?」
「それがあると言えばあるんだけど…。」
ちょっぴり恥ずかしくて言えない。
「ミエラ、何か悩み事があったのか?俺に相談してくれたらよかったのに。」
「女の子にはね、女の子同士にでしか相談出来ないこともあるのよ。…でも、この際だからあなたにも知ってもらった方がいいかもね。ミエラは最近物足りない感じがしてるんだって。」
「あんたに不満があるわけじゃないみたいで、私達は毎日が幸せ過ぎてそのマンネリで感覚が麻痺しちゃってるんじゃないかと私達は考えてるの。でね、その解決策を考えてるんだけど、いい案が無くて。…今考えたんだけど、いっそのこと一ヶ月間ぐらい接触を絶ってみたら?」
「無理。死ぬ。」
そんな事したら精神的に異常を来すことになりそう。
「一日会わなかっただけで大変だったことがあったからな…。」
アーくんが大会で遠くに行った時の話。
その時、私は流行り風邪にかかってしまってお留守番だったんだけど…一睡も出来ずにケータイに連絡が来るのをずっと待っていたことがあった。
…彼を心配させるようなことをしてはダメだと両親にこっ酷く怒られた。
「ミエラ、彼のことになったら変態的に病んでるもんね…。」
否定出来ない…。
「ああもう!いいよ!私の考えを言うから!」
これ以上変な提案されても嫌だし。
「アーくん、子作りしよう!」
この発言の直後…食堂全体の空気が凍り付いた気がした。
「お、お前は何を言ってるんだ…?」
「ま、真面目な話なんだから!私、やっとわかったの。そろそろ次の段階に進む時なんじゃないかって。それが子作り!」
「…先に結婚じゃないか?」
冷静に突っ込まれた。
「彼氏さん、突っ込むところはそこでいいの?」
「間違ってはいないと思ってるんだが…?」
「…アーくんから結婚しよう、って言われたこと無いよ。」
「言ってないからな。ちゃんと仕事に就いて、稼ぎが出来るようになるまではそんな重要なことは言えないだろ?軽はずみで言うことではないしな。」
うっ…かっこいい…。
「…まぁ、ミエラがずっとベタ惚れ状態なのがわかるね、これ。」
「絶対にあげないから。」
「いらないって。」
アーくんは私のもんだからね。
「子供は結婚した後だな。」
「じゃあ、その結婚はいつしてくれるの?」
実はアーくんの就職先は結構前から決まっている。
国の騎士隊から声をかけられていたから。
騎士隊とは国の軍隊の中でも最も優れた隊であり、エリート集団と言える。
そんなところからスカウトされたんだから凄いよね、アーくんは。
「卒業したらではダメかい?」
「う~ん…ま、いっか。」
結婚してくれるみたいだし。
そう思うと少し気が楽になった気がした。
もしかしたら私はただ不安に思っていただけなのかもしれない。
アーくんが私を裏切るわけなんて無いのに。
疑ってしまうなんて私もまだまだだね。
「…熱々で何より。」
リセに呆れた表情で言われた。
「あ、そうだ!今度アーくんが大会に出るの。見に来ない?」
「嫌よ。結局二人のいちゃいちゃを見てるだけで楽しくないし。」
そ、そんなにいちゃいちゃしてたっけ…?
「行かないけど応援はしとくよ。頑張って。」
「ありがとう。優勝を目指すよ。」
アーくんなら優勝出来るはず。
何てたって私のアーくんなんだから。
護るべき大切なものを持つ者は強い…私はアーくんの大切なものになっているんだろうか?
そうであれば…いつまでも大切なものであり続けたい。
『惚気』・終わり
後書き
何でしょう、これ?(^_^;)
当初、もっと短かったのですけれど無理矢理引き延ばしました。
なお、テーマが…『リア充爆発しろ、と読者に言わせたい』、だそうで。
書いている私が書きながらもこれは酷い、と思っていました。
いえ、タイトルからして惚気ですからね。
いい予感がしないのは当然のことでしょう。
あ、初期設定ではアーくんが絡んできた男達を一瞬で倒す設定でしたが…この辺りは私好みに変更させていただきました。
強いだけの人は多くいるかもしれませんけれど、使いどころを知っている御方こそ真に強い人だと思いますね。
私の小説でアから始まる男キャラ(アル兄シリーズとか)は基本的にいい人しかいませんからね。
もしかしたら全て転生体なのかも…?(笑)
おまけ。
『数十年の月日』
考案・作成・編集:Keiz
その世界には人間と魔族が存在しており、それぞれが世界の半分を支配していた。
そして、二種族間の争いは遥か太古から行われていた。
人間と比べ、魔族は文字通り桁違いの寿命を持ち、圧倒的な力と魔力を持っていた。
個体差は絶望的であると言える。
しかし、魔族は勝つことは出来なかった。
力が弱い人間は道具を開発し、その力によって対抗した。
また、繁殖力が高く、数で戦った。
仲間の死も無駄にはしない。
死から得られる情報をも有意義に使い、いかに強い魔獣であっても討伐を完遂させてみせた。
これからも永久に続けられると思われた戦争だが、それはある時破られた。
第三者…宇宙からの侵略者が登場したからだ。
身体能力も高く、知性もある侵略者に人間も魔族も多くの命が奪われた。
個々に戦うだけでは勝ち目は無かった。
絶望しかなかったのだから。
その結果、人間と魔族による連合軍が結成された。
人間の国で最も大きな国である『王国』と魔族の国で最も大きな国である『魔国』の代表者達十名で結成された軍である。
連合軍を主軸に置いた世界防衛軍が侵略者を倒し、大国二国間で平和協定を結ばれたのはもう数十年も昔の話になる。
それ以降、戦争は起きていない。
多くの犠牲者を出してしまったが、侵略者の存在は歴史の大きな進歩となった。
ある日、『王国』に二人の少女が訪れた。
一人は十歳程でもう一人は十七歳程だろう。
幼い少女の後を従者なのか年上の少女が付いていく。
しかし、彼女達が纏う雰囲気は人のそれとは全く異なっていた。
そう、彼女達は魔族だった。
平和協定を結ばれてから二つの種族間の隔たりは小さくなってきたものの完全ではなく、未だに互いに忌み嫌っている。
互いに互いを恐れていた。
王国である以上、象徴となる城がある。
その人間の国の城の一室で、大きなベッドの上で横たわっている高齢の女性がいた。
その傍らには年老いた男性。
「王様、御二方が参られました。」
静かに扉が開かれ、男性騎士が報告した。
老人は国王であり、横たわる女性は王妃であった。
「通してくれ。」
「畏まりました。」
騎士が一礼し、廊下にいる者に声をかける。
案内されて部屋に入ったのは二人の魔族の少女だった。
「お久し振り、勇者…いや、人の王。暫く見なかったうちにまた老けたようだね?」
「儂とて人の身に過ぎぬ。お前さんは全く変わっていないようだ。元気そうで何より。のう、魔王?」
幼い少女は全ての魔族の頂点である魔王。
しかし、魔族にとって外見は一切意味が無い。
彼女は力と頭脳は魔族の中でも軍を抜いていた。
力こそが全てである魔族にはそれだけでも逆らえる者はいなかった。
「…穏やかな顔をしておる。苦しまずに逝けたのか?」
王妃の頬を優しく撫でる魔王。
既に冷たくなっていたその身体に触れ、僅かに表情を歪めた。
「その様だ。眠るように…息を引き取った。」
「そっか。御主も涙を枯らしたようだ。看取るのもさぞ辛かったのだろう。…済まないけれど、二人だけにしてもらえない?」
「…わかった。」
魔王と王妃の亡骸だけを残し、王達は退室する。
そして、部屋の中からは大声で泣く魔王の声が漏れていた。
王妃の葬儀は静かに行われていた。
国民からも愛されていた女性だったこともあり、葬儀に参加したいという国民が大勢いたが大事な税金を自分の葬儀に使うのは勿体無いという王妃本人の意思を尊重し、関係者だけでしめやかに行われた。
翌日の謁見の間にて。
「魔王、もう大丈夫なのか?」
「大丈夫よ。…人が一人…死んだだけじゃない…。」
人間と魔族では生きる時間に圧倒的な差がある。
故に魔族は人間の個体に興味を持つことはあまり無い。
しかし、王妃は魔王にとって唯一の人間の親友だった。
親友が亡くなり、魔王と言えども精神面は参っていた。
「私の求婚を断ったあの勇者に選ばれた女だってのに…死ぬ時は呆気無いものね。これで当時の英雄と謳われた者達はここにいる三人だけとなった。寂しくなったもんだね。」
侵略者を撃退し、人間と魔族を繋ぐ結果を齎した数十年前の英雄達。
ある者は病に倒れ、ある者は戦いで散った。
そして、王妃は天寿を全うし、亡くなった。
残ったのは王と魔王、そして魔王の隣に常にいる従者だけだった。
「私ももうすぐこの世を去るだろう。」
「今からでも魔族になって私のものにならない?暫くは死ぬ心配をしなくてよくなるよ。」
「結構。ゆっくりと休ませてくれ。生きている間は王として堂々と生きるつもりだが、その後は隠居したい。」
「…そうね。あの子も待っているだろうから。」
僅かに顔を伏せる魔王。
「これからお前さんに無責任なことを頼む。…私が亡き後も世界のことを任せたい。また侵略されては困るのだ。」
「言われなくても。人間の面倒も見てあげるから。」
「その傲慢な言いよう、やはりお前さんは魔族だ。私の手には到底負えぬ。…親友としてはお前さんの花婿という犠牲者を一目見たかったものだ。」
笑う王。
対して、魔王は少し頬を膨らませただけだった。
王妃が亡くなり、数年が経った。
魔族にとって数年とは一瞬の出来事に過ぎないのかもしれない。
しかしその一瞬と思える時間の後、人間の英雄の生き残りであった王は寿命により、この世を去った。
そして、次の王は彼らの娘となった。
「残ったのは私達だけ。皆去ってしまったね。」
「はい。」
王の葬儀を終え、自身が治める国に戻ってきた魔王。
自分の部屋に戻るとすぐにベッドの上に横たわってしまった。
「…どうして人間の寿命ってこうも短いんだろう?」
「私にはわかりかねます。」
従者が答える。
しかし、魔王自身も答えを求めていたわけではなかった。
「ただ、だからこそ人間はその短い生を一生懸命生き抜き、次の世代へと進歩を繋げていっているのでしょう。私達が生きてきた時間だけでも人間は大きく変わりました。」
「私達も見習わなければいけない点だろう。…あなたもいずれ私から去るのよね?」
「ですが、その時が来るまではずっとあなた様の御側で仕えさせていただきます。長き時を経た今、私はあなた様の一部であると言えるでしょうから。」
「…ありがとう。」
眼を瞑り、そのまま眠りにつく魔王。
その眼から一筋の涙が流れた。
「おやすみなさい。…あなた様は魔王。ですが、優しい魔王。優し過ぎるのです。ですけれど…それこそが私の仕える魔王様です。」
眠る主に布団をかける従者。
そして…涙を流す。
彼女は魔王となる前の我が儘少女のただの付き添いにしか過ぎなかった。
それでも共に過ごした英雄達は彼女にとっても仲間だった。
「あなた達の世界に対する想いは私達が忘れずに伝え続けていきます。」
主が寝息を立てていることを確認し、従者は静かに部屋から去って行った。
『数十年の月日』・終わり
後書き
いい感じ風の話を書いてみました。
いい感じ風…えぇ、飽くまでも風なので大したことはないのですけれど(^_^;)
これ、一日位で書いたのでしたっけ?
忘れてしまいましたけれど。
内容が相変わらず何も無いのはいつも通りということで(笑)