こんばんは。第一期インターン生の海老谷実です。

 平成23年10月23日、山本さんの案内の下、第一期インターン生の福原さんと私、山本けいさんを手伝っている学生の野口さん、安井さんの5人で、大阪府豊能郡能勢町にある「おおさか府民牧場」へ行って参りました。
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 おおさか府民牧場は牧場に住む動物たちと直に触れ合うことが出来ることが売りの大阪府の施設です。しかしながら、昨日、大阪府議会の議決で廃止が事実上追認され、その跡地には能勢町の小中学校併設校が建設される見込です。

 施設に入ると、施設の規模からすると利用者は多いとは言えませんが、利用者の大多数が家族連れとこの施設が家族連れによく利用されていました。また施設内の羊や牛、山羊など牧場で育てられる動物が多数飼育されており、非常にかわいかったです。アルパカなど普段見ない動物もいたりと、施設訪問と言いながら私自身はしゃいでいました。
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 私自身はこの施設に満足したのですが、同時に廃止されるに足りる理由も感じられました。それは利用者数の少なさと収益構造のなさです。利用者数は、午後3時過ぎに訪問して約150人程度と、広い土地にも関わらず少なかったです。また入場料が大人500円、中学生以下は無料と、入場料だけで施設維持費を賄いきれないのは明白でした。そしてそれを補うための物販の販売強化やイベントの実施など、形式上は為されたいたものの大幅な赤字を防ぐための策は見受けられませんでした。

 これらの理由は、勿論施設が府民サービスのために作られたとはいえども、莫大な赤字を税金で賄うだけの意義が見つからなかったと言えると思います。これからの時代、府の施設にも最低限の赤字を防ぐ仕組みが必要であり、その点から施設が廃止されてしまうのは仕方ないのでしょう。

 次に跡地の利用に関してですが、小中学校の建設は土地が広いため可能だと感じましたが、ほとんどが傾斜のある土地なために生徒が使用するグラウンドの確保が難しく、土を掘って平地を増やすのが必要だと思いました。跡地の利用に関しても、土地特有の課題が埋もれていると感じました。
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 今回の訪問を通じて、しっかりと現場の状況を把握して課題を特定することの大切さを改めて実感しました。「現場主義」というのは、広く仕事で聞かれる言葉ですが、行政にも必要な考えであり、地図や書面に表れない情報を拾うには、まず行ってみるしかないと感じました。これから私自身もしっかりと意識していきます。